複数辞典一括検索+

さり‐がた・し【避り難し・去り難し】🔗🔉

さり‐がた・し避り難し・去り難し】 〔形ク〕 ①避けにくい。捨てさりがたい。よんどころない。源氏物語夢浮橋「―・きほだしに覚え侍りて」 ②離れにくい。別れがたい。とりかへばや「またなく―・きものに思ひ聞え給へり」

ざり‐がに【蝲蛄】🔗🔉

ざり‐がに蝲蛄】 (後方にしざる性質があるからいう)ザリガニ科のエビ。体長7センチメートル内外。体は赤みを帯びた暗緑色で、殻表は平滑。北海道・青森・岩手・秋田の川や池に生息。日本特産の天然記念物。外来種のアメリカ‐ザリガニと区別するため、ニホン‐ザリガニと呼ばれることが多い。→アメリカザリガニ ざりがに ザリガニ 提供:東京動物園協会

さり‐きらい【去嫌】‥キラヒ🔗🔉

さり‐きらい去嫌‥キラヒ ①連歌・俳諧の禁制の一つ。単調を嫌い変化を貴ぶところから、同季・同字や類似した詞などを続けてまたは近くに用いないこと。指合さしあいになるものを避けること。嫌物きらいもの。 ②すききらい。えりごのみ。甲陽軍鑑7「道具なんどに―の仕置してもいかがと思ふが」

さりげ‐な・い【然りげ無い】🔗🔉

さりげ‐な・い然りげ無い】 〔形〕[文]さりげな・し(ク) そんな様子がない。なにげない。源氏物語空蝉「―・き姿にて」。「―・いよそおい」「―・く言う」 ⇒さり‐げ【然りげ】

さりげ‐に【然りげに】🔗🔉

さりげ‐に然りげに】 〔副〕 (「さりげなく」の誤用からできた語)それらしい様子を見せずに。なにげなく。 ⇒さり‐げ【然りげ】

広辞苑 ページ 8103