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すぎ【過ぎ】🔗🔉

すぎ過ぎ】 時が過ぎ、または度合の超えた意を表す語。「8時―」「はたち―」「言い―」「飲み―」

すぎこし‐かた【過ぎ来し方】🔗🔉

すぎこし‐かた過ぎ来し方】 今に至る過去。むかし。こしかた。

すぎ‐さ・る【過ぎ去る】🔗🔉

すぎ‐さ・る過ぎ去る】 〔自五〕 ①通り越してしまう。 ②終わってしまう。「―・った青春」

○過ぎたるは猶及ばざるが如しすぎたるはなおおよばざるがごとし🔗🔉

○過ぎたるは猶及ばざるが如しすぎたるはなおおよばざるがごとし [論語先進]度を過ぎてしまったものは、程度に達しないものと同じで、どちらも正しい中庸の道ではない。 ⇒す・ぎる【過ぎる】 すき‐たわ・む好き撓む】 〔自四〕 好色で人になびきやすい。源氏物語帚木「なにがしが賤しきいさめにて、―・めらむ女に心おかせ給へ」 すぎ‐だんご杉団子(→)土産みやげ団子に同じ。 スキットskit】 寸劇。 すきっ‐と 〔副〕 余分なものがとれ、さっぱりしたさま。すっきり。「―した気分」 スキッパーskipper】 ①小型船・ヨットなどの艇長、または舵手だしゅ。 ②スポーツ‐チームの主将。 すきっ‐ぱら空きっ腹】 「すきはら」を強めていう語。 ⇒空きっ腹にまずい物なし

すぎ‐もの【過ぎ物・過ぎ者】🔗🔉

すぎ‐もの過ぎ物・過ぎ者】 過分なもの。身分不相応なもの。浮世床「あの女には―だはな」

すぎ‐ゆ・く【過ぎ行く】🔗🔉

すぎ‐ゆ・く過ぎ行く】 〔自五〕 ①通ってゆく。越えてゆく。 ②時が移りゆく。「―・く夏」 ③死ぬ。西鶴織留1「―・かれしつれあひのこと思ひ出して」

す・ぎる【過ぎる】🔗🔉

す・ぎる過ぎる】 〔自上一〕[文]す・ぐ(上二) ➊事物・事柄が深いかかわりを持たないうちにいつのまにかある過程をへて去ってしまう。 ①ある所を越してさらに先へ行く。よぎる。また、ある距離を越える。越えて行く。古事記「新治にいばり筑波を―・ぎて幾夜か寝つる」。万葉集20「ほととぎすまづ鳴く朝け如何にせば我が門―・ぎじ語りつぐまで」。日葡辞書「ミチヲユキスグル」。「駅を―・ぎる」「その駅は―・ぎた」「40キロを―・ぎる」 ②基準の時刻をこえる。ある時刻が過去となる。また、ある量の時間が終わる。時が去る。万葉集15「時も―・ぎ月も経ぬれば」。徒然草「そしり笑はるるにも恥ぢず、つれなく―・ぎてたしなむ人」。日葡辞書「スギニシコロ」。「定刻を―・ぎる」「5時間が―・ぎる」「20歳を―・ぎた大人の自覚」 ③暮らす。生活する。生計を立てる。宇治拾遺物語「薪をとりて世を―・ぐるほどに」。御伽草子、物くさ太郎「商あきないをして―・ぎよとあればもとで候はずと申す」。日葡辞書「ミヲスグル、また、イノチヲスグル」 ➋物事の盛りの時期を越して終りへ近づいて行く。 ①盛りを越して衰える。万葉集17「ほととぎす夜声なつかし網ささば花は―・ぐとも離れずか鳴かむ」 ②終わる。済む。なくなる。消える。滅びる。万葉集2「我が大君の万代と思ほしめして作らしし香具山の宮万代に―・ぎむと思へや」「春鳥のさまよひぬれば嘆きもいまだ―・ぎぬに思ひもいまだ尽きねば」。源氏物語夕顔「ただかばかりのすさびにても―・ぎぬべき事を」 ③死ぬ。万葉集1「ま草刈る荒野にはあれど黄葉の―・ぎにし君が形見とそ来し」 ④花が散る。「花が―・ぎて葉が出る」 ➌物事がある数量・程度の水準をこえる。 ①適当な度を越す。崇神紀「民おおみたから死亡まかれる者有りて且大半矣なかばにすぎなむとす」。日葡辞書「ブンニスギタキルモノヂャ」。「わがままが―・ぎる」「言い―・ぎる」「声が大き―・ぎる」 ②まさる。すぐれる。雄略紀「忠まめなること白日てるひに踰え、節またきこころ青松とこまつに―・ぎたり」。「子に―・ぎたる宝はなし」「彼には―・ぎた女房だ」 ③(「…に―・ぎない」の形で)…を越えず、何の価値もないことである。「一介の社員に―・ぎない」「言い訳に―・ぎない」 ⇒過ぎたるは猶及ばざるが如し

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