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その【園・苑】🔗🔉

その園・苑】 ①野菜・果樹・花卉かきなどを栽培するための一区画の地。庭園。万葉集19「わが―の李すももの花か庭に落るはだれのいまだ残りたるかも」 ②特定の場所。何かが行われる場所。にわ。増鏡「いくさの―」。「学びの―」 ③(斎宮の忌詞)穴。

そ‐の【其の】🔗🔉

そ‐の其の】 [一]〔連体〕 (もと、ソは代名詞、ノは格助詞)話し手から「それ」と指せる位置にある物・事にかかわる意。 ①自分から離れ、相手からは遠いとは考えられないような位置にあるものを指示する。古事記「八重垣つくる―八重垣を」。「―本を下さい」 ②今述べる事柄に関係することを、相手の立場を基準に述べる形で指示する。従って「或る」の意に近く用いられることがある。枕草子23「冊子をひろげさせ給ひて、―月、なにのをり、―人のよみたる歌はいかに、と問ひ聞えさせ給ふを」。「1キロほどで橋に出るが、―前の道を右に行けばいい」「―点は十分に承知しています」 [二]〔感〕 言葉の詰まった時や口ごもる時などに、次につなぐために挟む語。「つまり―何ですよ」 ⇒其の足で ⇒其の気になる ⇒其の事となし ⇒其の物ともなし ○其の足でそのあしで ある場所へ行き、そのまま続いて別の場所へ行くこと。「市役所へ行った―病院へまわる」 ⇒そ‐の【其の】

○其の足でそのあしで🔗🔉

○其の足でそのあしで ある場所へ行き、そのまま続いて別の場所へ行くこと。「市役所へ行った―病院へまわる」 ⇒そ‐の【其の】 その‐いち園市】 (「惣の市」とも。関西方言)巫女みこその‐い‐な其のいな】 そのような。そないな。狂言、法師物狂「―事いはぬとも、いそいでいとまをおくしやいの」 そのいろ‐づき其色月】 陰暦8月の異称。 その‐う園生‥フ (→)に同じ。万葉集17「み―のもも木の梅の散る花の」 そ‐のう嗉嚢‥ナウ 鳥類の食道の後端にある袋状部。食物を一時貯え、漸次前胃を経て砂嚢に送る。種子食鳥でよく発達し、昆虫食鳥では小さい。昆虫類・環形動物にも同名で似たものがある。 その‐うえ其の上‥ウヘ 〔接続〕 それに加えて。さらに。 その‐うち其の内】 ①間もなく。近日中。やがて。歌舞伎、お染久松色読販「―お目にかかりませう」 ②そうしているうち。浮世床2「―に馴染が重つて」 そのおもかげ其面影】 小説。二葉亭四迷作。1906年(明治39)東京朝日新聞に連載。教師とその妻の妹との恋愛を通して、生きるための中心軸を失った知識人の姿を描く。 その‐おり其の折‥ヲリ その時。その時分。その節。「―お会いしましたね」 そのかた‐ざま其の方様】 その関係の人。その身内の人。味方の人。太平記3「―かと覚えたる男女」 その‐かみ其の上】 ①事のあったその時。宇津保物語俊蔭「―とらへて酔はして」 ②過ぎたその時。その昔。源氏物語紅梅「―盛りなりし世に」 その‐から‐の‐かみ園韓神】 園の神と韓の神。古くから大内裏の宮内省に祭られた。そのからかみ。→韓神祭からのかみのまつり その‐かわり其の代り‥カハリ それとかわって。それとひきかえに。「今日は楽だが―明日はきついぞ」 その‐かん其の間】 ある事に至る間。ある事柄の行われているあいだ。そのあいだ。「―の事情は不明」「―自宅待機」 その‐ぎ其の儀】 そのような事情。そんな次第。そのこと。 その‐きざみ其の刻】 その時。その当日。

その‐いち【園市】🔗🔉

その‐いち園市】 (「惣の市」とも。関西方言)巫女みこ

その‐い‐な【其のいな】🔗🔉

その‐い‐な其のいな】 そのような。そないな。狂言、法師物狂「―事いはぬとも、いそいでいとまをおくしやいの」

そのいろ‐づき【其色月】🔗🔉

そのいろ‐づき其色月】 陰暦8月の異称。

その‐う【園生】‥フ🔗🔉

その‐う園生‥フ (→)に同じ。万葉集17「み―のもも木の梅の散る花の」

そ‐のう【嗉嚢】‥ナウ🔗🔉

そ‐のう嗉嚢‥ナウ 鳥類の食道の後端にある袋状部。食物を一時貯え、漸次前胃を経て砂嚢に送る。種子食鳥でよく発達し、昆虫食鳥では小さい。昆虫類・環形動物にも同名で似たものがある。

その‐うえ【其の上】‥ウヘ🔗🔉

その‐うえ其の上‥ウヘ 〔接続〕 それに加えて。さらに。

その‐うち【其の内】🔗🔉

その‐うち其の内】 ①間もなく。近日中。やがて。歌舞伎、お染久松色読販「―お目にかかりませう」 ②そうしているうち。浮世床2「―に馴染が重つて」

そのおもかげ【其面影】🔗🔉

そのおもかげ其面影】 小説。二葉亭四迷作。1906年(明治39)東京朝日新聞に連載。教師とその妻の妹との恋愛を通して、生きるための中心軸を失った知識人の姿を描く。

その‐おり【其の折】‥ヲリ🔗🔉

その‐おり其の折‥ヲリ その時。その時分。その節。「―お会いしましたね」

そのかた‐ざま【其の方様】🔗🔉

そのかた‐ざま其の方様】 その関係の人。その身内の人。味方の人。太平記3「―かと覚えたる男女」

その‐かみ【其の上】🔗🔉

その‐かみ其の上】 ①事のあったその時。宇津保物語俊蔭「―とらへて酔はして」 ②過ぎたその時。その昔。源氏物語紅梅「―盛りなりし世に」

その‐から‐の‐かみ【園韓神】🔗🔉

その‐から‐の‐かみ園韓神】 園の神と韓の神。古くから大内裏の宮内省に祭られた。そのからかみ。→韓神祭からのかみのまつり

その‐かわり【其の代り】‥カハリ🔗🔉

その‐かわり其の代り‥カハリ それとかわって。それとひきかえに。「今日は楽だが―明日はきついぞ」

その‐かん【其の間】🔗🔉

その‐かん其の間】 ある事に至る間。ある事柄の行われているあいだ。そのあいだ。「―の事情は不明」「―自宅待機」

その‐ぎ【其の儀】🔗🔉

その‐ぎ其の儀】 そのような事情。そんな次第。そのこと。

その‐きざみ【其の刻】🔗🔉

その‐きざみ其の刻】 その時。その当日。 ○其の気になるそのきになる 相手に言われた通りに考えるようになる。「ほめられて―」 ⇒そ‐の【其の】

○其の気になるそのきになる🔗🔉

○其の気になるそのきになる 相手に言われた通りに考えるようになる。「ほめられて―」 ⇒そ‐の【其の】 その‐くせ其の癖】 〔接続〕 ①それでありながら。それでいて。それにもかかわらず。浮世物語「犂からすきは一足もひかず。―に人を見てはかけんとする」。「彼は体が小さい。―よく食べる」 ②その上。東海道中膝栗毛5「わしも仲間の太々講で―講親といふものだから」 そ‐の‐くに襲国】 神話・伝説上の熊襲くまその本拠地。大隅国囎唹そお郡を中心とし、薩摩・日向の一部を含んだという。 その‐ご其の後】 それより後。以後。爾後じごその‐ごっさん (「其御所様」の訛)摂家・清華せいがなどの家で「あなたさま」の意に用いる語。

その‐くせ【其の癖】🔗🔉

その‐くせ其の癖】 〔接続〕 ①それでありながら。それでいて。それにもかかわらず。浮世物語「犂からすきは一足もひかず。―に人を見てはかけんとする」。「彼は体が小さい。―よく食べる」 ②その上。東海道中膝栗毛5「わしも仲間の太々講で―講親といふものだから」

そ‐の‐くに【襲国】🔗🔉

そ‐の‐くに襲国】 神話・伝説上の熊襲くまその本拠地。大隅国囎唹そお郡を中心とし、薩摩・日向の一部を含んだという。

その‐ご【其の後】🔗🔉

その‐ご其の後】 それより後。以後。爾後じご

その‐ごっさん🔗🔉

その‐ごっさん (「其御所様」の訛)摂家・清華せいがなどの家で「あなたさま」の意に用いる語。 ○其の事となしそのこととなし とりたてて言うほどのこともない。何ということもない。源氏物語若菜下「その事となくて対面もいと久しくなりにけり」 ⇒そ‐の【其の】

○其の事となしそのこととなし🔗🔉

○其の事となしそのこととなし とりたてて言うほどのこともない。何ということもない。源氏物語若菜下「その事となくて対面もいと久しくなりにけり」 ⇒そ‐の【其の】 そのこま其駒】 現行の御神楽みかぐらの最終曲。曲名は歌の冒頭の辞句による。 その‐ころ其の頃】 その時分。 ソノシートSonosheet】 薄くて柔らかいビニール製のレコード盤。商標名。 その‐じつ其の実】 実際のところ。本当は。「一見大様おおように見えるが、―小心者で」 その‐じぶん其の時分】 そのとき。そのころ。 その‐じょう其の定‥ヂヤウ それときまったこと。そのようなこと。その儀。栄華物語初花「―ならば、唯出家して山林に入りぬべきぞ」 その‐すじ其の筋‥スヂ ①その方面。その道。「―の大家」 ②その事に関係ある官庁。特に、警察。「―のお達し」 その‐せつ其の節】 その時分。その折。「―はお世話になりました」 その‐た其の他】 そこにあげてあるもののほか。そのほか。 ⇒そのた‐しほん‐しゅうし【其の他資本収支】 そのた‐しほん‐しゅうし其の他資本収支‥シウ‥ 国際収支のうち、投資収支以外の資本収支。インフラストラクチャー等の資本形成に関わる資本移転収支と、大使館・領事館等による土地の取得と処分、特許権や著作権の売買等の非生産非金融取引(その他資産)の収支との合計。 ⇒その‐た【其の他】 その‐だん其の段】 そのこと。そのような事情。 その‐つれ其の連れ】 そのようなつまらないこと。そんなこと。狂言、鈍太郎「おのれ―をいうて」 その‐て其の手】 ①そういう手段。そのような計略。「―は食わぬ」 ②そのような種類。「―のものは苦手だ」 ⇒其の手は桑名の焼蛤

そのこま【其駒】🔗🔉

そのこま其駒】 現行の御神楽みかぐらの最終曲。曲名は歌の冒頭の辞句による。

その‐ころ【其の頃】🔗🔉

その‐ころ其の頃】 その時分。

ソノシート【Sonosheet】🔗🔉

ソノシートSonosheet】 薄くて柔らかいビニール製のレコード盤。商標名。

その‐じつ【其の実】🔗🔉

その‐じつ其の実】 実際のところ。本当は。「一見大様おおように見えるが、―小心者で」

その‐じぶん【其の時分】🔗🔉

その‐じぶん其の時分】 そのとき。そのころ。

その‐じょう【其の定】‥ヂヤウ🔗🔉

その‐じょう其の定‥ヂヤウ それときまったこと。そのようなこと。その儀。栄華物語初花「―ならば、唯出家して山林に入りぬべきぞ」

その‐すじ【其の筋】‥スヂ🔗🔉

その‐すじ其の筋‥スヂ ①その方面。その道。「―の大家」 ②その事に関係ある官庁。特に、警察。「―のお達し」

その‐せつ【其の節】🔗🔉

その‐せつ其の節】 その時分。その折。「―はお世話になりました」

その‐た【其の他】🔗🔉

その‐た其の他】 そこにあげてあるもののほか。そのほか。 ⇒そのた‐しほん‐しゅうし【其の他資本収支】

そのた‐しほん‐しゅうし【其の他資本収支】‥シウ‥🔗🔉

そのた‐しほん‐しゅうし其の他資本収支‥シウ‥ 国際収支のうち、投資収支以外の資本収支。インフラストラクチャー等の資本形成に関わる資本移転収支と、大使館・領事館等による土地の取得と処分、特許権や著作権の売買等の非生産非金融取引(その他資産)の収支との合計。 ⇒その‐た【其の他】

その‐だん【其の段】🔗🔉

その‐だん其の段】 そのこと。そのような事情。

その‐つれ【其の連れ】🔗🔉

その‐つれ其の連れ】 そのようなつまらないこと。そんなこと。狂言、鈍太郎「おのれ―をいうて」

その‐て【其の手】🔗🔉

その‐て其の手】 ①そういう手段。そのような計略。「―は食わぬ」 ②そのような種類。「―のものは苦手だ」 ⇒其の手は桑名の焼蛤 ○其の手は桑名の焼蛤そのてはくわなのやきはまぐり (「食わない」と、焼蛤で名高い「桑名」とをかけて、しゃれていう)その計略には乗らないよ。 ⇒その‐て【其の手】

○其の手は桑名の焼蛤そのてはくわなのやきはまぐり🔗🔉

○其の手は桑名の焼蛤そのてはくわなのやきはまぐり (「食わない」と、焼蛤で名高い「桑名」とをかけて、しゃれていう)その計略には乗らないよ。 ⇒その‐て【其の手】 その‐でん其の伝】 そのやり方・考え方。「毎度―で困ったものだ」「―で行くと彼も名人ということになる」 その‐とうざ其の当座‥タウ‥ その事のあった一時の間。「―はうまくいった」 その‐の‐かみ園神】 大内裏の宮内省に祀られた神。大己貴神おおなむちのかみの和魂にぎみたまである大物主神おおものぬしのかみという。そのかみ。→韓神からのかみ その‐ば其の場】 ①ある物事のあった所。その場面。 ②その席上。即座。「すぐ―で答える」 ⇒そのば‐かぎり【其の場限り】 ⇒そのば‐ぎり【其の場限】 ⇒そのば‐しのぎ【其の場凌ぎ】 ⇒そのば‐のがれ【其の場逃れ】 そのば‐かぎり其の場限り】 その場だけであとに関係のないこと。そのばぎり。夏目漱石、こゝろ「―の浅い印象を与へた丈で」 ⇒その‐ば【其の場】 そのば‐ぎり其の場限(→)「そのばかぎり」に同じ。 ⇒その‐ば【其の場】 そのば‐しのぎ其の場凌ぎ】 当面その場をとりつくろって切りぬけること。「―の言い訳」 ⇒その‐ば【其の場】 その‐はず其の筈】 もっともなこと。当然なこと。「それも―」 そのはち薗八】 ①⇒みやこじそのはち(宮古路薗八)。 ②薗八節の略。 ⇒そのはち‐ぶし【薗八節】 そのはち‐ぶし薗八節】 浄瑠璃の一流派。広義の豊後節に属する。享保(1716〜1736)の頃、宮古路薗八が京都で語り始め、2世薗八( 〜1765)(後に宮薗鸞鳳軒)が大成。宝暦・明和(1751〜1772)の頃、春富士正伝が江戸に伝え、以後は主に江戸で伝承。宮薗節。 ⇒そのはち【薗八】 そのば‐のがれ其の場逃れ】 その場かぎりのとりつくろい。一時のがれ。「―の答弁」 ⇒その‐ば【其の場】 その‐ひ其の日】 その当日。 ⇒そのひ‐かせぎ【其の日稼ぎ】 ⇒そのひ‐ぐらし【其の日暮し】 ⇒そのひ‐すぎ【其の日過ぎ】 そのひ‐かせぎ其の日稼ぎ】 一定の勤めがなく、その日その日をあちこちに行って稼ぐこと。 ⇒その‐ひ【其の日】 そのひ‐ぐらし其の日暮し】 ①その日その日の収入で毎日をやっと暮らすこと。経済的に余裕のない生活。その日過ぎ。 ②予定も計画もなしに一日一日を過ごしてしまうこと。その日送り。 ⇒その‐ひ【其の日】 そのひ‐すぎ其の日過ぎ(→)「そのひぐらし」1に同じ。浄瑠璃、嫗山姥こもちやまうば「なれぬ世帯の―」 ⇒その‐ひ【其の日】 その‐ひと其の人】 ①前に話題とした人。万葉集11「思ふらむ―なれやぬばたまの夜毎に君が夢にし見ゆる」 ②わざと名を隠して特定の人を指す語。ある人。枕草子23「その月、何の折、―の詠みたる歌はいかに」 ③話題とするにふさわしい、すぐれた人。その道に通じた人。源氏物語少女「―ならぬを奉りて咎めありけれど」。「この業界に―ありと知られた男」 その‐ふ園生⇒そのう ソノ‐ブイsonobuoy】 小型のブイにソナーと無線機をとりつけたもの。潜水艦や魚群の探知などに使用する。 その‐ぶん其の分】 ①その程度。それくらいのこと。また、そのわけ。その事情。「―では、成功はおぼつかない」 ②それに相当する分。「品は良いが―値がはる」 その‐へん其の辺】 ①その近く。そのあたり。「―の家」 ②それくらい。その程度。「―でやめておけ」 ③その方面。そういったこと。「―の事情」「―はよくわかっています」 その‐ほう其の方‥ハウ 〔代〕 目下の相手を指す語。なんじ。おまえ。狂言、金津地蔵「―が仏師なればよい所で会ひました」 その‐ほど其の程】 前述の事の時期・期間。その時。そのころ。源氏物語蜻蛉「―をすぐしつるに」 その‐またいとこ其の又従兄弟】 (三河地方で)三従兄弟みいとこすなわち兄弟姉妹の曾孫どうし。 その‐まま其の儘】 ①状態に変化のないこと。あるがまま。また、そのものによく似ているさま。「そっくり―」「父親―の顔形」 ②(副詞的に用いて)すぐに。即刻。「帰宅するや―机に向かった」 そのみ‐そのまま其の身其の儘】 ①現在の身の様子を変えず、そのままであるさま。 ②その身ばかりで何の持物もないさま。着のみ着のまま。 その‐みち其の道】 専門の方面。そのすじ。「―の達人」 その‐むかし其の昔】 むかし。いにしえ。「―栄えた町」 その‐むき其の向き】 その方向。その方面。そのすじ。「―には好まれる宿」 そのめ園女】 (ソノジョとも)江戸中期の俳人。元禄四俳女の一人。伊勢の人。医師で俳人の斯波一有の妻。芭蕉に入門、のち江戸で其角に学ぶ。晩年、剃髪して智鏡と号す。著「菊の塵」ほか。(1664〜1726) その‐もと其の許】 〔代〕 (二人称。近世、同輩などに用いた)そこもと。そなた。好色一代女2「諸事―分わけよく我等同然に頼む」 その‐もの其の物】 ほかのものでなく、まさにそれ自身。「―ずばり」「真剣―」

その‐でん【其の伝】🔗🔉

その‐でん其の伝】 そのやり方・考え方。「毎度―で困ったものだ」「―で行くと彼も名人ということになる」

その‐とうざ【其の当座】‥タウ‥🔗🔉

その‐とうざ其の当座‥タウ‥ その事のあった一時の間。「―はうまくいった」

その‐の‐かみ【園神】🔗🔉

その‐の‐かみ園神】 大内裏の宮内省に祀られた神。大己貴神おおなむちのかみの和魂にぎみたまである大物主神おおものぬしのかみという。そのかみ。→韓神からのかみ

その‐ば【其の場】🔗🔉

その‐ば其の場】 ①ある物事のあった所。その場面。 ②その席上。即座。「すぐ―で答える」 ⇒そのば‐かぎり【其の場限り】 ⇒そのば‐ぎり【其の場限】 ⇒そのば‐しのぎ【其の場凌ぎ】 ⇒そのば‐のがれ【其の場逃れ】

そのば‐かぎり【其の場限り】🔗🔉

そのば‐かぎり其の場限り】 その場だけであとに関係のないこと。そのばぎり。夏目漱石、こゝろ「―の浅い印象を与へた丈で」 ⇒その‐ば【其の場】

そのば‐しのぎ【其の場凌ぎ】🔗🔉

そのば‐しのぎ其の場凌ぎ】 当面その場をとりつくろって切りぬけること。「―の言い訳」 ⇒その‐ば【其の場】

その‐はず【其の筈】🔗🔉

その‐はず其の筈】 もっともなこと。当然なこと。「それも―」

そのはち‐ぶし【薗八節】🔗🔉

そのはち‐ぶし薗八節】 浄瑠璃の一流派。広義の豊後節に属する。享保(1716〜1736)の頃、宮古路薗八が京都で語り始め、2世薗八( 〜1765)(後に宮薗鸞鳳軒)が大成。宝暦・明和(1751〜1772)の頃、春富士正伝が江戸に伝え、以後は主に江戸で伝承。宮薗節。 ⇒そのはち【薗八】

そのば‐のがれ【其の場逃れ】🔗🔉

そのば‐のがれ其の場逃れ】 その場かぎりのとりつくろい。一時のがれ。「―の答弁」 ⇒その‐ば【其の場】

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