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ほと‐ほと🔗🔉

ほと‐ほと ①戸をたたく音。平家物語1「竹の編戸を―とうち叩く者出で来り」 ②斧で木を伐る音。拾遺和歌集雑恋「宮造る飛騨の工の手斧音―しかるめをも見しかな」 ③正月14日夜に、青少年たちが顔を隠し、蓑笠姿で「ほとほと」と唱えて戸ごとに訪れ、餅・祝儀などを貰う行事。〈[季]新年〉

ほと‐ほと【殆・幾】🔗🔉

ほと‐ほと殆・幾】 〔副〕 ①今少しで。すんでのことで。万葉集8「見せず―散らしつるかも」 ②大体。ほとんど。源氏物語東屋「声など―うちゆがみぬべく」 ③非常に。本当に。「―困った」「―あきれた」

ほと‐ほと・し【殆し・幾し】🔗🔉

ほと‐ほと・し殆し・幾し】 〔形シク〕 ①ほとんど…しそうだ。すんでのところで…である。万葉集7「神の祝はふりが鎮斎いつく杉原薪伐り―・しくに手斧取らえぬ」。土佐日記「漕げども漕げどもしりへしぞきにしぞきて―・しくうちはめつべし」 ②もう少しで死にそうである。宇治拾遺物語7「―・しきさまに見ゆれば誠に騒ぎまどひて」 ③きわめて危うい。源氏物語「かぞへの頭かみが―・しかりけむ」

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