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やし【也斯】🔗🔉

やし也斯】 (Yesi)香港の作家・比較文学者。本名、梁秉鈞りょうへいきん。香港人のアイデンティティーをテーマとする作品が多い。詩集「食景詩」、小説「記憶の都市・虚構の都市」。(1949〜)

や‐し【矢師】🔗🔉

や‐し矢師】 矢を作る人。

や‐し【野史】🔗🔉

や‐し野史】 ①在野の人が編纂した歴史。私撰の歴史。野乗やじょう。 ②「大日本野史」の略。

や‐し【野師・弥四・香具師】🔗🔉

や‐し野師・弥四・香具師】 縁日・祭礼などの人出の多い所で見世物などを興行し、また粗製の商品などを売ることを業とする者。てきや。「大道―」「―の口上」

や‐し【椰子】🔗🔉

や‐し椰子】 ヤシ科植物の総称。澱粉・糖・食用果実を提供し、油脂・酒などの資源とするココヤシ・アブラヤシ・サトウヤシ・ナツメヤシなど。普通にはココヤシを指す。〈伊呂波字類抄〉→椰子科 椰子(右は比較のみかん) 撮影:関戸 勇

や‐し🔗🔉

や‐し 〔助詞〕 (間投助詞ヤに副助詞シが付いたもの)感動を表し、また語調をととのえるのに用いる語。万葉集2「よしゑ―浦はなくとも」

や‐しお【八入】‥シホ🔗🔉

や‐しお八入‥シホ (シホは染汁に浸す回数をいう語)幾度も染汁に浸して濃く染めること。また、そのもの。万葉集19「紅の―に染めておこせたる」

やしお【八潮】‥シホ🔗🔉

やしお八潮‥シホ 埼玉県南東部の市。近年宅地化と工場の進出が顕著。浴衣地の特産地。人口7万6千。

やしおおり‐の‐さけ【八塩折の酒】ヤシホヲリ‥🔗🔉

やしおおり‐の‐さけ八塩折の酒ヤシホヲリ‥ 幾回も繰り返して醸かもしたよい酒。古事記「―を醸み」 ⇒やしお‐おり【八塩折】

やしおおり‐の‐ひもがたな【八塩折の紐刀】ヤシホヲリ‥🔗🔉

やしおおり‐の‐ひもがたな八塩折の紐刀ヤシホヲリ‥ 幾回も繰り返して鍛えた鋭い紐刀。古事記「―を作りて」 ⇒やしお‐おり【八塩折】

や‐しおじ【八潮路】‥シホヂ🔗🔉

や‐しおじ八潮路‥シホヂ 多くの潮路。祝詞、大祓詞「―の塩の八百会やおあいに座す」

やし‐か【椰子科】‥クワ🔗🔉

やし‐か椰子科‥クワ 単子葉植物の一科。高木・低木、または長い蔓状で、多くは茎は単一。新・旧両大陸の熱帯に分布。約3300種。葉は互生、掌状または羽状に分裂。花は通常単性、肉穂にくすい花序で、大きな総苞をそなえる。果実は液果あるいは核果。ココヤシ・ナツメヤシ・シュロ・トウ・シュロチクなどを含む。

やし‐がに【椰子蟹】🔗🔉

やし‐がに椰子蟹】 オカヤドカリ科のヤドカリ類。成体は貝殻に入らない。甲長15センチメートル、体重1キログラムを超す。体は青褐色で、頭胸甲は後部両側がふくらみ、腹部は丸まって背甲は堅い。第1歩脚だけでなく、第4・5脚もはさみを持つ。成体は完全に陸生で、日中は穴の中で過ごし、夜間ココヤシやタコノキに登って果実を食う。与論島以南に分布。「まっこん」または「まっかん」(八重山方言)。 やしがに

やしき‐あらため【屋敷改】🔗🔉

やしき‐あらため屋敷改】 江戸幕府の職名。小姓組・書院番より出役。江戸府内の武家関係の屋敷や新地築出しなどに関する事務をつかさどった。 ⇒や‐しき【屋敷・邸】

やしき‐うち【屋敷内】🔗🔉

やしき‐うち屋敷内】 屋敷2のなか。 ⇒や‐しき【屋敷・邸】

やしき‐がた【屋敷方】🔗🔉

やしき‐がた屋敷方】 武家屋敷に関するむき。武家がた。→御所方→町方⇒や‐しき【屋敷・邸】

やしき‐がまえ【屋敷構え】‥ガマヘ🔗🔉

やしき‐がまえ屋敷構え‥ガマヘ ①屋敷の構え方。屋敷の構造。 ②城を屋敷のように簡略に構えたもの。 ⇒や‐しき【屋敷・邸】

やしき‐がみ【屋敷神】🔗🔉

やしき‐がみ屋敷神】 屋敷内に祭る神。稲荷いなり・八幡・熊野・神明・秋葉などが多い。地主神。 ⇒や‐しき【屋敷・邸】

やしき‐じょちゅう【屋敷女中】‥ヂヨ‥🔗🔉

やしき‐じょちゅう屋敷女中‥ヂヨ‥ 屋敷奉公をする女中。 ⇒や‐しき【屋敷・邸】

やしき‐じろ【屋敷城】🔗🔉

やしき‐じろ屋敷城】 屋敷構えの小さい城。 ⇒や‐しき【屋敷・邸】

やしき‐そだち【屋敷育ち】🔗🔉

やしき‐そだち屋敷育ち】 武家屋敷に育つこと。また、その人。武家そだち。 ⇒や‐しき【屋敷・邸】

やしき‐ち【屋敷地】🔗🔉

やしき‐ち屋敷地】 屋敷とする土地。また、もと屋敷のあった土地。 ⇒や‐しき【屋敷・邸】

やしき‐づとめ【屋敷勤め】🔗🔉

やしき‐づとめ屋敷勤め】 武家屋敷に勤めること。武家づとめ。屋敷奉公。 ⇒や‐しき【屋敷・邸】

やしき‐どころ【屋敷所】🔗🔉

やしき‐どころ屋敷所】 屋敷とする場所。 ⇒や‐しき【屋敷・邸】

やしき‐どり【屋敷取】🔗🔉

やしき‐どり屋敷取】 屋敷を構えること。また、そのための土地。狂言、武悪「あの方は広々と、お―をなされて御座る」 ⇒や‐しき【屋敷・邸】

やしき‐ねんぐ【屋敷年貢】🔗🔉

やしき‐ねんぐ屋敷年貢】 検地により屋敷に指定された土地に課せられる年貢。 ⇒や‐しき【屋敷・邸】

やしき‐ぼうこう【屋敷奉公】🔗🔉

やしき‐ぼうこう屋敷奉公】 武家屋敷に奉公すること。武家づとめ。 ⇒や‐しき【屋敷・邸】

やしき‐まち【屋敷町】🔗🔉

やしき‐まち屋敷町】 ①屋敷が立ち並んだ町筋。主として武家屋敷のある町。屋形町。 ②商店が多い町などに対して、邸宅の並んでいる町。 ⇒や‐しき【屋敷・邸】

やしき‐むすめ【屋敷娘】🔗🔉

やしき‐むすめ屋敷娘】 武家の娘。歌舞伎、小袖曾我薊色縫「振袖―好みの拵こしらへ」 ⇒や‐しき【屋敷・邸】

やしき‐もの【屋敷者】🔗🔉

やしき‐もの屋敷者】 武家屋敷に住む者。また、そこに奉公している者。やかたもの。 ⇒や‐しき【屋敷・邸】

やしき‐もり【屋敷守】🔗🔉

やしき‐もり屋敷守】 屋敷を守る人。やどもり。 ⇒や‐しき【屋敷・邸】

やしき‐わり【屋敷割】🔗🔉

やしき‐わり屋敷割】 屋敷地を割り当てること。 ⇒や‐しき【屋敷・邸】

やし‐とう【椰子糖】‥タウ🔗🔉

やし‐とう椰子糖‥タウ サトウヤシから採った糖。

やしない【養い】ヤシナヒ🔗🔉

やしない養いヤシナヒ ①やしなうこと。養育。扶養。 ②食事。今昔物語集29「昼の―せむとて藪の中に入るを」 ③栄養となるもの。栄養物。滋養分。また、肥料。 ④命をつなぐものを与えること。報謝。浄瑠璃、文武五人男「巡礼に―と宣ふか」 ⑤「養い子」の略。 ⇒やしない‐おや【養い親】 ⇒やしない‐ぎみ【養い君】 ⇒やしない‐ご【養い子】 ⇒やしない‐よめ【養い嫁】

やしない‐おや【養い親】ヤシナヒ‥🔗🔉

やしない‐おや養い親ヤシナヒ‥ 子を貰って養う親。ようしん。 ⇒やしない【養い】

やしない‐ぎみ【養い君】ヤシナヒ‥🔗🔉

やしない‐ぎみ養い君ヤシナヒ‥ 傅育ふいくする貴人などの子。 ⇒やしない【養い】

やしない‐ご【養い子】ヤシナヒ‥🔗🔉

やしない‐ご養い子ヤシナヒ‥ 実の親のもとから引き取って養い育てた子。ようし。元可集「―なりし僧」 ⇒やしない【養い】

やしない‐た・つ【養ひ立つ】ヤシナヒ‥🔗🔉

やしない‐た・つ養ひ立つヤシナヒ‥ 〔他下二〕 養って成長させる。栄華物語耀く藤壺「雛鶴を―・てて」

やしない‐よめ【養い嫁】ヤシナヒ‥🔗🔉

やしない‐よめ養い嫁ヤシナヒ‥ 養女にして嫁にした者。 ⇒やしない【養い】

やしな・う【養う】ヤシナフ🔗🔉

やしな・う養うヤシナフ 〔他五〕 ①子供をそだてる。養育する。扶養する。仁徳紀「みなそこふ臣の少女を誰―・はむ」。源氏物語明石「帝王の深き宮に―・はれ給ひて」。「妻子を―・う」 ②餌を与えて動物を育てる。飼う。徒然草「―・ひかふ物には牛馬」 ③体力・気力がおとろえないように保つ。養生する。徒然草「身を―・ひ、人をたすけ、忠孝のつとめも医にあらずはあるべからず」。方丈記「みづからこころを―・ふばかりなり」。「病やまいを―・う」 ④だんだんに作りあげる。つちかう。「英気を―・う」「よい習慣を―・う」 ⑤飲食する。〈新撰字鏡4〉 ⑥箸はしを取って子供などに飲食させる。小笠原流礼儀書「男子をば男―・ふべし、女子ならば女の役なり」

や‐しま【八洲・八島】🔗🔉

や‐しま八洲・八島】 (多くの島の意)日本の国。やしまくに。おおやしま。万葉集6「―のうちに」 ⇒やしま‐くに【八洲国】

やしま【屋島】🔗🔉

やしま屋島】 ①香川県高松市にある島山。かつての島が陸繋して半島となる。山頂の平坦な溶岩台地で屋根形をなし、南北二嶺に分かれる。長門の壇ノ浦とともに源平古戦場として名高く、南嶺に屋島寺がある。 ②(「八島」とも書く) ㋐能。世阿弥作の修羅物。屋島の戦における源義経の事績、とりわけ弓流しの事件を脚色する。 ㋑幸若舞。能の「接待」とほぼ同材。 ㋒地歌。藤尾勾当作曲。 ⇒やしま‐じ【屋島寺】 ⇒やしま‐の‐たたかい【屋島の戦】

やしま‐くに【八洲国】🔗🔉

やしま‐くに八洲国(→)「やしま」に同じ。万葉集6「―百船人ももふなひとの定めてし」 ⇒や‐しま【八洲・八島】

やしま‐じ【屋島寺】🔗🔉

やしま‐じ屋島寺】 屋島にある真言宗の寺。四国八十八箇所第84番の札所。鑑真の弟子恵雲が開創、のち空海が再興したと伝える。屋島の戦の際、安徳天皇の行宮あんぐうがあった。 屋島寺 撮影:佐藤 尚 ⇒やしま【屋島】

やしま‐の‐たたかい【屋島の戦】‥タタカヒ🔗🔉

やしま‐の‐たたかい屋島の戦‥タタカヒ 元暦2年(1185)2月屋島で行われた源平の合戦。一谷いちのたに敗戦後、平宗盛は安徳天皇を奉じて屋島に拠ったが、源義経に攻められて瀬戸内海を敗走。 ⇒やしま【屋島】

やしゃ【夜叉】🔗🔉

やしゃ夜叉】 〔仏〕(梵語yakṣa)インド神話で、森林に住むとされる神霊。人を害する鬼神である反面、財宝神としても信仰された。仏教に取り入れられて、天竜八部衆の一つとして仏法護持の神となる。天夜叉・地夜叉・虚空夜叉などに分ける。薬叉。「外面似菩薩、内心如―」

や‐しゃく【野錫】🔗🔉

や‐しゃく野錫】 僧侶の謙称。浄瑠璃、用明天皇職人鑑「そもそも―はこの尾上の松の下陰に一夏を送る道心なるが」

やしゃ‐ご【玄孫】🔗🔉

やしゃ‐ご玄孫】 (ヤシワゴの転)曾孫の子。げんそん。

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