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われ【割れ・破れ】🔗🔉

われ割れ・破れ】 ①われること。われたもの。破片。かけら。 ②勝負がつかないこと。わけ。「―相撲」 ③相談などがまとまらないこと。 ④相場が下落して、ある値段以下になること。→台割れ

われ【我・吾】🔗🔉

われ我・吾】 [一]〔代〕 ①(一人称)自分自身を指す語。あれ。おのれ。わたくし。古事記「―はや飢ぬ」 ②(二人称。中世以後の用法)相手を呼ぶ語。後世はいやしめていう場合が多い。百座法談聞書抄「―は又いづ方よりいづ方へおはする人ぞ」。洒落本、陽台遺編「―が事ぢや」 [二]〔名〕 (代名詞からの転)その人自身。自分。おのれ。源氏物語帚木「―も思し合はする事やあらん、うちほほゑみて」 ⇒我劣らじと ⇒我思う、故に我あり ⇒我か ⇒我賢に ⇒我か人か ⇒我関せず焉 ⇒我こそは ⇒我と思わん者 ⇒我とはなしに ⇒我に返る ⇒我にて ⇒我にもあらず ⇒我も我もと ⇒我を忘れる ⇒我を我と思う

われ‐いち【我一】🔗🔉

われ‐いち我一】 自分が1番になろうとするさま。われがち。油糟「―と卯月八日の手向して」 ○我劣らじとわれおとらじと 自分は人に負けまいと。われがちに。源氏物語宿木「―さまざまの事どもをし出づめり」 ⇒われ【我・吾】 ○我思う、故に我ありわれおもうゆえにわれあり 〔哲〕デカルトの言葉「コギト‐エルゴ‐スム(cogito, ergo sum ラテン)」の訳語。 ⇒われ【我・吾】 ○我かわれか 「我か人か」の略。源氏物語桐壺「いとどなよなよと―のけしきにて臥したれば」 ⇒われ【我・吾】

○我劣らじとわれおとらじと🔗🔉

○我劣らじとわれおとらじと 自分は人に負けまいと。われがちに。源氏物語宿木「―さまざまの事どもをし出づめり」 ⇒われ【我・吾】

○我思う、故に我ありわれおもうゆえにわれあり🔗🔉

○我思う、故に我ありわれおもうゆえにわれあり 〔哲〕デカルトの言葉「コギト‐エルゴ‐スム(cogito, ergo sum ラテン)」の訳語。 ⇒われ【我・吾】

○我かわれか🔗🔉

○我かわれか 「我か人か」の略。源氏物語桐壺「いとどなよなよと―のけしきにて臥したれば」 ⇒われ【我・吾】 われ‐かえ・る割れ返る‥カヘル 〔自五〕 (「割れる」を強めていう語)大きな音や多くの人で、会場が割れるほどであることにいう。「―・るばかりの騒ぎ」

われ‐かえ・る【割れ返る】‥カヘル🔗🔉

われ‐かえ・る割れ返る‥カヘル 〔自五〕 (「割れる」を強めていう語)大きな音や多くの人で、会場が割れるほどであることにいう。「―・るばかりの騒ぎ」 ○我賢にわれかしこに 自分以外に賢い人はないというほどに誇って。利口ぶって。源氏物語若菜下「せめて―かこちなし給へば」 ⇒われ【我・吾】

○我賢にわれかしこに🔗🔉

○我賢にわれかしこに 自分以外に賢い人はないというほどに誇って。利口ぶって。源氏物語若菜下「せめて―かこちなし給へば」 ⇒われ【我・吾】 われ‐がち我勝ち】 (多く「に」を伴って副詞的に使う)人に負けまいとするさま。先を争うさま。われさき。徳和歌後万載集「―に争うてくふふくと汁」。「―に席を占める」 われ‐が‐で‐に我がでに】 〔副〕 (「で」は助詞)自分自身で。わがでに。「―我をまねくや秋の暮」(蕪村) われ‐がね破鐘】 ①ひびの入った鐘。狂言、鐘の音「これは―で御用に立ちませぬ」 ②大きなだみ声の形容。

われ‐がち【我勝ち】🔗🔉

われ‐がち我勝ち】 (多く「に」を伴って副詞的に使う)人に負けまいとするさま。先を争うさま。われさき。徳和歌後万載集「―に争うてくふふくと汁」。「―に席を占める」

われ‐が‐で‐に【我がでに】🔗🔉

われ‐が‐で‐に我がでに】 〔副〕 (「で」は助詞)自分自身で。わがでに。「―我をまねくや秋の暮」(蕪村)

われ‐がね【破鐘】🔗🔉

われ‐がね破鐘】 ①ひびの入った鐘。狂言、鐘の音「これは―で御用に立ちませぬ」 ②大きなだみ声の形容。 ○我か人かわれかひとか 心が乱れて、自分であるか他人であるかわからないさまにいう。自他の区別がつかないさま。我か。古今和歌集「―と身をたどる世に」 ⇒われ【我・吾】

○我か人かわれかひとか🔗🔉

○我か人かわれかひとか 心が乱れて、自分であるか他人であるかわからないさまにいう。自他の区別がつかないさま。我か。古今和歌集「―と身をたどる世に」 ⇒われ【我・吾】 われ‐から割殻】 (乾くにしたがいその体が割れるからいう)ヨコエビ目(端脚類)ワレカラ亜目の甲殻類の総称。体は細長くシャクトリムシに似て、体長5センチメートル前後まで。頭部・腹部は小さく、胸部の後6節が著しく伸長。多くの種で第4・5節には胸部付属肢はない。海産で、海藻やコケムシ類・ヒドロムシ類などに付着して生活。アマモによく付くオオワレカラなど。古今集の「海女の刈る藻に棲む虫の―と音をこそ泣かめ世をば恨みじ」の歌によって名高い。 おおわれから われ‐から我から】 ①我とわが身で。自分自ら。伊勢物語「―身をもくだきつるかな」 ②自分が原因であること。自分のせい。古今和歌集「―と音をこそ泣かめ世をば恨みじ」 ③われながら。平家物語(延慶本)「―あはれも押へがたき御袖の上なり」

われ‐から【割殻】🔗🔉

われ‐から割殻】 (乾くにしたがいその体が割れるからいう)ヨコエビ目(端脚類)ワレカラ亜目の甲殻類の総称。体は細長くシャクトリムシに似て、体長5センチメートル前後まで。頭部・腹部は小さく、胸部の後6節が著しく伸長。多くの種で第4・5節には胸部付属肢はない。海産で、海藻やコケムシ類・ヒドロムシ類などに付着して生活。アマモによく付くオオワレカラなど。古今集の「海女の刈る藻に棲む虫の―と音をこそ泣かめ世をば恨みじ」の歌によって名高い。 おおわれから

われ‐から【我から】🔗🔉

われ‐から我から】 ①我とわが身で。自分自ら。伊勢物語「―身をもくだきつるかな」 ②自分が原因であること。自分のせい。古今和歌集「―と音をこそ泣かめ世をば恨みじ」 ③われながら。平家物語(延慶本)「―あはれも押へがたき御袖の上なり」 ○我関せず焉われかんせずえん 「自分には関係がないよ」「自分は知らないよ」の意。我関せず。 ▷漢文訓読の際に、普通は読まない助字の「焉」を音読みして語勢を加えた訓読法から。 ⇒われ【我・吾】

○我関せず焉われかんせずえん🔗🔉

○我関せず焉われかんせずえん 「自分には関係がないよ」「自分は知らないよ」の意。我関せず。 ▷漢文訓読の際に、普通は読まない助字の「焉」を音読みして語勢を加えた訓読法から。 ⇒われ【我・吾】 われ‐き割れ木】 たてに割った、たきぎ。わりき。新撰六帖2「三尾山や杣そまの―の片落ちにすてられながらふしは忘れず」 わ‐れき和暦】 日本の暦こよみ。年号・紀年などを示す。 われ‐ごえ破声‥ゴヱ がらがら声。

われ‐き【割れ木】🔗🔉

われ‐き割れ木】 たてに割った、たきぎ。わりき。新撰六帖2「三尾山や杣そまの―の片落ちにすてられながらふしは忘れず」

わ‐れき【和暦】🔗🔉

わ‐れき和暦】 日本の暦こよみ。年号・紀年などを示す。

われ‐ごえ【破声】‥ゴヱ🔗🔉

われ‐ごえ破声‥ゴヱ がらがら声。 ○我こそはわれこそは 自分が最もふさわしいと意気込む気持を表す語。「―と思う挑戦者が集まった」 ⇒われ【我・吾】

○我こそはわれこそは🔗🔉

○我こそはわれこそは 自分が最もふさわしいと意気込む気持を表す語。「―と思う挑戦者が集まった」 ⇒われ【我・吾】 ワレサLech Wałęsa】 ポーランドの労働運動家。1980年自主管理労働組合「連帯」の議長。90〜95年大統領。ノーベル平和賞。(1943〜) ワレサ 提供:ullstein bild/APL われ‐さか・し我賢し】 〔形シク〕 利口ぶったさまである。分別顔である。源氏物語椎本「―・しう思ひ沈め給ふにはあらねど」 われ‐さき我先】 人より先になろうと争うさま。われがち。「―にと逃げ出す」 われ‐さま我様】 〔代〕 (二人称)同等または目下の相手を呼ぶ語。わりさま。〈コリャード日本文典〉 われ・じ我じ】 〔形シク〕 (「じ」は、…のような、…に似たの意)自分の事のようだ。万葉集19「立ち別れ君がいまさば敷島の人は―・じくいはひて待たむ」 われ‐しらず我知らず】 〔副〕 自分で意識しないで。思わず知らず。ふと。好色五人女3「宵よりの騒ぎにくたびれて―鼾をかきける」。「―歌を口ずさむ」 われ‐しりがお我知り顔‥ガホ 自分だけが知っているという顔つき。枕草子244「参りて―にさてこころみ侍らんとて」 われ‐ずもう割相撲・破角力‥ズマフ 勝負のつかない相撲。われ。誹風柳多留3「―羽織の紐ひぼを結ばせる」 われ‐ぜに破銭・割銭】 室町時代の悪銭の一種で、破損した銭。特に大きな割れ目のあるものを「大われ」といった。撰銭えりぜにの対象とされた。 われ‐だけ割れ竹・破竹】 ①われた竹。 ②(→)「わりだけ」に同じ。 われ‐だけ・し我猛し】 〔形ク〕 得意になっている。偉そうにしている。源氏物語帚木「―・く言ひそし侍るに」 われ‐だのみ我頼み】 ひとりよがり。うぬぼれ。源氏物語帚木「あるまじき―にて」 われ‐ぢゃわん破茶碗】 ①われた茶碗。ひびの入った茶碗。 ②完全でないこと。疵きずのあること。また、その人。(俚言集覧) われ‐て割れて・破れて】 〔副〕 しいて。無理に。ぜひ。伊勢物語「男―逢はむといふ」 われ‐と我と】 〔副〕 ①自分自身で。自分から進んで。大鏡師尹「ひたぶるに取られんよりは―や退きなまし」。「―わが身をいましめる」 ②ひとりでに。自然に。万葉集11「にこよかに―笑まして」

ワレサ【Lech Wałęsa】🔗🔉

ワレサLech Wałęsa】 ポーランドの労働運動家。1980年自主管理労働組合「連帯」の議長。90〜95年大統領。ノーベル平和賞。(1943〜) ワレサ 提供:ullstein bild/APL

われ‐さか・し【我賢し】🔗🔉

われ‐さか・し我賢し】 〔形シク〕 利口ぶったさまである。分別顔である。源氏物語椎本「―・しう思ひ沈め給ふにはあらねど」

われ‐さき【我先】🔗🔉

われ‐さき我先】 人より先になろうと争うさま。われがち。「―にと逃げ出す」

われ‐さま【我様】🔗🔉

われ‐さま我様】 〔代〕 (二人称)同等または目下の相手を呼ぶ語。わりさま。〈コリャード日本文典〉

われ・じ【我じ】🔗🔉

われ・じ我じ】 〔形シク〕 (「じ」は、…のような、…に似たの意)自分の事のようだ。万葉集19「立ち別れ君がいまさば敷島の人は―・じくいはひて待たむ」

われ‐しらず【我知らず】🔗🔉

われ‐しらず我知らず】 〔副〕 自分で意識しないで。思わず知らず。ふと。好色五人女3「宵よりの騒ぎにくたびれて―鼾をかきける」。「―歌を口ずさむ」

われ‐しりがお【我知り顔】‥ガホ🔗🔉

われ‐しりがお我知り顔‥ガホ 自分だけが知っているという顔つき。枕草子244「参りて―にさてこころみ侍らんとて」

われ‐ずもう【割相撲・破角力】‥ズマフ🔗🔉

われ‐ずもう割相撲・破角力‥ズマフ 勝負のつかない相撲。われ。誹風柳多留3「―羽織の紐ひぼを結ばせる」

われ‐ぜに【破銭・割銭】🔗🔉

われ‐ぜに破銭・割銭】 室町時代の悪銭の一種で、破損した銭。特に大きな割れ目のあるものを「大われ」といった。撰銭えりぜにの対象とされた。

われ‐だけ【割れ竹・破竹】🔗🔉

われ‐だけ割れ竹・破竹】 ①われた竹。 ②(→)「わりだけ」に同じ。

われ‐だけ・し【我猛し】🔗🔉

われ‐だけ・し我猛し】 〔形ク〕 得意になっている。偉そうにしている。源氏物語帚木「―・く言ひそし侍るに」

われ‐だのみ【我頼み】🔗🔉

われ‐だのみ我頼み】 ひとりよがり。うぬぼれ。源氏物語帚木「あるまじき―にて」

われ‐ぢゃわん【破茶碗】🔗🔉

われ‐ぢゃわん破茶碗】 ①われた茶碗。ひびの入った茶碗。 ②完全でないこと。疵きずのあること。また、その人。(俚言集覧)

われ‐て【割れて・破れて】🔗🔉

われ‐て割れて・破れて】 〔副〕 しいて。無理に。ぜひ。伊勢物語「男―逢はむといふ」

われ‐と【我と】🔗🔉

われ‐と我と】 〔副〕 ①自分自身で。自分から進んで。大鏡師尹「ひたぶるに取られんよりは―や退きなまし」。「―わが身をいましめる」 ②ひとりでに。自然に。万葉集11「にこよかに―笑まして」 ○我と思わん者われとおもわんもの 自分こそ優れている、自信がある、ふさわしいと思う者。「―は勝負しろ」 ⇒われ【我・吾】

○我と思わん者われとおもわんもの🔗🔉

○我と思わん者われとおもわんもの 自分こそ優れている、自信がある、ふさわしいと思う者。「―は勝負しろ」 ⇒われ【我・吾】 われ‐どち我どち】 自分たち同士。枕草子33「―いふ事も何事ならんとおぼゆ」

われ‐どち【我どち】🔗🔉

われ‐どち我どち】 自分たち同士。枕草子33「―いふ事も何事ならんとおぼゆ」 ○我とはなしにわれとはなしに 自分と同じ身の上ではないけれど。古今和歌集「郭公ほととぎす―卯の花のうき世の中に鳴きわたるらむ」 ⇒われ【我・吾】

○我とはなしにわれとはなしに🔗🔉

○我とはなしにわれとはなしに 自分と同じ身の上ではないけれど。古今和歌集「郭公ほととぎす―卯の花のうき世の中に鳴きわたるらむ」 ⇒われ【我・吾】 われ‐ながら我乍ら】 自分ながら。自分の事ながら。源氏物語手習「―誰ともえ思ひ出でられ侍らず」。「―うまく出来た」「―あきれる」 われ‐なべ破鍋】 ①ひびの入った鍋。欠けたところのある鍋。 ②大きなだみ声のたとえ。 ⇒破鍋に綴蓋

われ‐ながら【我乍ら】🔗🔉

われ‐ながら我乍ら】 自分ながら。自分の事ながら。源氏物語手習「―誰ともえ思ひ出でられ侍らず」。「―うまく出来た」「―あきれる」

われ‐なべ【破鍋】🔗🔉

われ‐なべ破鍋】 ①ひびの入った鍋。欠けたところのある鍋。 ②大きなだみ声のたとえ。 ⇒破鍋に綴蓋 ○破鍋に綴蓋われなべにとじぶた ひびの入った鍋にもそれに相当するつくろった蓋があるように、どんな人にもそれ相応の配偶者がある。また、配偶者は自分相応のものがよいというたとえ。 ⇒われ‐なべ【破鍋】 ○我に返るわれにかえる 正気づく。意識を取り戻す。よみがえる。「はっと―」 ⇒われ【我・吾】 ○我にてわれにて 自分の経験によって。自分の身にひきくらべて。拾遺和歌集「春はなほ―知りぬ」 ⇒われ【我・吾】 ○我にもあらずわれにもあらず ①自分で自分であるという気がしないで。我を忘れて。後撰和歌集「われはわれにもあらぬなりけり」 ②自分からするのではなく。本心ではなく。しぶしぶ。宇治拾遺物語14「いたく乞ひければわれにもあらでとらせたりければ」 ⇒われ【我・吾】

○破鍋に綴蓋われなべにとじぶた🔗🔉

○破鍋に綴蓋われなべにとじぶた ひびの入った鍋にもそれに相当するつくろった蓋があるように、どんな人にもそれ相応の配偶者がある。また、配偶者は自分相応のものがよいというたとえ。 ⇒われ‐なべ【破鍋】

○我に返るわれにかえる🔗🔉

○我に返るわれにかえる 正気づく。意識を取り戻す。よみがえる。「はっと―」 ⇒われ【我・吾】

○我にてわれにて🔗🔉

○我にてわれにて 自分の経験によって。自分の身にひきくらべて。拾遺和歌集「春はなほ―知りぬ」 ⇒われ【我・吾】

○我にもあらずわれにもあらず🔗🔉

○我にもあらずわれにもあらず ①自分で自分であるという気がしないで。我を忘れて。後撰和歌集「われはわれにもあらぬなりけり」 ②自分からするのではなく。本心ではなく。しぶしぶ。宇治拾遺物語14「いたく乞ひければわれにもあらでとらせたりければ」 ⇒われ【我・吾】 われ‐は‐がお我は顔‥ガホ 我こそはと言いたげな顔つき。自慢らしい顔つき。得意顔。源氏物語帚木「―にて家の内をかざり人に劣らじと思へる」。尾崎紅葉、金色夜叉「―に頤あごを掻撫づれば」 われ‐は‐きそく我は気色】 我こそはと思い上がったそぶり。無名抄「―したる歌よみ給ふな」 われ‐は‐と我はと】 自分こそはと得意になって。うぬぼれて。枕草子3「―思ひたる女房」 われ‐ひと我人】 自分と他人。我も人も。謡曲、道成寺「―の行劫もかやうのためにてこそ候へ」。狂言、花子「―油断をする」。「―ともに喜びを分かち合った」 われ‐ぶね破舟】 風浪のために破損した船。難破船。後拾遺和歌集「―の沈みぬる身の悲しきは」 われ‐ぼめ我褒め】 自分で自分をほめること。自慢。枕草子133「見苦しき―どもをかし」 われ‐め割れ目・破目】 われた箇所。さけめ。 ⇒われめ‐ふんか【割れ目噴火】 われめ‐ふんか割れ目噴火‥クワ 線状に走る割れ目状の火口に沿って起こる噴火。割れ目の方向は地殻に加わる応力を反映していることが多い。→中心噴火 ⇒われ‐め【割れ目・破目】 われ‐もこう吾木香・我毛香・吾亦紅‥モカウ ①バラ科の多年草。山野に自生し、高さ60〜90センチメートル。晩夏、暗紅紫色の小花を球形の花序に密生。果実も同色。若葉は食用、根は止血・収斂しゅうれん剤。漢名、地楡。〈[季]秋〉。源氏物語匂宮「物げなき―などは」 われもこう ワレモコウ 提供:OPO ②ワレモコウの花の文様。狭衣物語3「―の織物たてまつりたる」 われ‐もの割れ物・破物】 ①われた物。 ②われやすい物。陶磁器・ガラス製品など。「―注意」

われ‐は‐がお【我は顔】‥ガホ🔗🔉

われ‐は‐がお我は顔‥ガホ 我こそはと言いたげな顔つき。自慢らしい顔つき。得意顔。源氏物語帚木「―にて家の内をかざり人に劣らじと思へる」。尾崎紅葉、金色夜叉「―に頤あごを掻撫づれば」

われ‐は‐きそく【我は気色】🔗🔉

われ‐は‐きそく我は気色】 我こそはと思い上がったそぶり。無名抄「―したる歌よみ給ふな」

われ‐は‐と【我はと】🔗🔉

われ‐は‐と我はと】 自分こそはと得意になって。うぬぼれて。枕草子3「―思ひたる女房」

われ‐ひと【我人】🔗🔉

われ‐ひと我人】 自分と他人。我も人も。謡曲、道成寺「―の行劫もかやうのためにてこそ候へ」。狂言、花子「―油断をする」。「―ともに喜びを分かち合った」

われ‐ぶね【破舟】🔗🔉

われ‐ぶね破舟】 風浪のために破損した船。難破船。後拾遺和歌集「―の沈みぬる身の悲しきは」

われ‐ぼめ【我褒め】🔗🔉

われ‐ぼめ我褒め】 自分で自分をほめること。自慢。枕草子133「見苦しき―どもをかし」

われ‐め【割れ目・破目】🔗🔉

われ‐め割れ目・破目】 われた箇所。さけめ。 ⇒われめ‐ふんか【割れ目噴火】

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