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いち‐ねん【一念】🔗🔉

いち‐ねん一念】 ①心に深く思うこと。一筋に思うこと。また、その心。源氏物語横笛「この世にて数に思ひ入れぬことも、かの今はのとぢめに―のうらめしきにも」 ②ふと思い出すこと。ちょっと考えること。今昔物語集2「此れを見て―彼れが如くに香を焼かばやと思ひき」 ③〔仏〕 ㋐きわめて短い時間。60刹那せつな、あるいは90刹那をいう。また、一刹那、一瞬。徒然草「ただ今の―において直ちにする事の甚だ難き」 ㋑一たび心を起こすこと。わずかに心を起こすこと。 ㋒(浄土教で)一回だけ念仏すること。 ㋓信心が確立する瞬間。 ⇒いちねん‐おうじょう【一念往生】 ⇒いちねん‐ぎ【一念義】 ⇒いちねん‐けしょう【一念化生】 ⇒いちねん‐ごひゃくしょう【一念五百生】 ⇒いちねん‐さんぜん【一念三千】 ⇒いちねん‐しょうみょう【一念称名】 ⇒いちねん‐ふしょう【一念不生】 ⇒いちねん‐ほっき【一念発起】 ⇒一念岩をも通す ⇒一念天に通ず ○一念岩をも通すいちねんいわをもとおす 「一心岩をも通す」に同じ。→一心(成句) ⇒いち‐ねん【一念】

○一念岩をも通すいちねんいわをもとおす🔗🔉

○一念岩をも通すいちねんいわをもとおす 「一心岩をも通す」に同じ。→一心(成句) ⇒いち‐ねん【一念】 いちねん‐おうじょう一念往生‥ワウジヤウ 一声の念仏、あるいは仏を信ずる一念によって極楽に往生すること。 ⇒いち‐ねん【一念】 いちねん‐かんぬし一年神主】 宮座の中で1年交代に神主をつとめる座人。 ⇒いち‐ねん【一年】 いちねん‐き一年忌(→)一周忌に同じ。 ⇒いち‐ねん【一年】 いちねん‐ぎ一念義】 浄土宗の一派。流祖は成覚房幸西。行者と仏とが一体となり、数多く念仏を唱える(多念)必要はなく、1回唱えるだけで往生すると説く。↔多念義。 ⇒いち‐ねん【一念】 いちねん‐けしょう一念化生‥シヤウ 一念の向けようによって餓鬼とも仏ともなること。執念によって生まれ変わること。 ⇒いち‐ねん【一念】 いちねん‐ごひゃくしょう一念五百生‥シヤウ わずかに一念の妄想を浮かべたものは、五百生の長い生死にわたってその報いを受けるということ。 ⇒いち‐ねん【一念】 いちねん‐さんぜん一念三千】 〔仏〕人の日常心(一念)に宇宙存在のすべてのあり方(三千)が含まれるとする教え。天台宗の究極的真理とされる。 ⇒いち‐ねん【一念】 いちねん‐しょうみょう一念称名‥ミヤウ 一心に阿弥陀を念じて南無阿弥陀仏と唱えること。一念唱名。また、一声「南無阿弥陀仏」と称える念仏。 ⇒いち‐ねん【一念】 いちねん‐しょくぶつ一稔植物】 開花結実が1回限りで枯死する多年生植物。竹やリュウゼツランの類。一巡植物。一回結実性植物。 いちねんせい‐しょくぶつ一年生植物】 1年内に種子から発芽、成長し、花を開き実を結んで枯れる草本。例、アサガオ・シソ。一年草。→越年生植物⇒いち‐ねん【一年】 いちねん‐そう一年草‥サウ (→)一年生植物に同じ。 ⇒いち‐ねん【一年】

いちねん‐おうじょう【一念往生】‥ワウジヤウ🔗🔉

いちねん‐おうじょう一念往生‥ワウジヤウ 一声の念仏、あるいは仏を信ずる一念によって極楽に往生すること。 ⇒いち‐ねん【一念】

いちねん‐ぎ【一念義】🔗🔉

いちねん‐ぎ一念義】 浄土宗の一派。流祖は成覚房幸西。行者と仏とが一体となり、数多く念仏を唱える(多念)必要はなく、1回唱えるだけで往生すると説く。↔多念義。 ⇒いち‐ねん【一念】

いちねん‐けしょう【一念化生】‥シヤウ🔗🔉

いちねん‐けしょう一念化生‥シヤウ 一念の向けようによって餓鬼とも仏ともなること。執念によって生まれ変わること。 ⇒いち‐ねん【一念】

いちねん‐ごひゃくしょう【一念五百生】‥シヤウ🔗🔉

いちねん‐ごひゃくしょう一念五百生‥シヤウ わずかに一念の妄想を浮かべたものは、五百生の長い生死にわたってその報いを受けるということ。 ⇒いち‐ねん【一念】

いちねん‐さんぜん【一念三千】🔗🔉

いちねん‐さんぜん一念三千】 〔仏〕人の日常心(一念)に宇宙存在のすべてのあり方(三千)が含まれるとする教え。天台宗の究極的真理とされる。 ⇒いち‐ねん【一念】

いちねん‐しょうみょう【一念称名】‥ミヤウ🔗🔉

いちねん‐しょうみょう一念称名‥ミヤウ 一心に阿弥陀を念じて南無阿弥陀仏と唱えること。一念唱名。また、一声「南無阿弥陀仏」と称える念仏。 ⇒いち‐ねん【一念】

○一念天に通ずいちねんてんにつうず🔗🔉

○一念天に通ずいちねんてんにつうず 物事に精励してたゆまぬ時は、その思いが天に通じて、いかなることも成し遂げられる。 ⇒いち‐ねん【一念】

いちねん‐ふしょう【一念不生】‥シヤウ🔗🔉

いちねん‐ふしょう一念不生‥シヤウ 一念の妄心も起こらない境界。すなわち仏の境界。 ⇒いち‐ねん【一念】

いちねん‐ほっき【一念発起】🔗🔉

いちねん‐ほっき一念発起】 ①直ちに念願を起こして、仏信仰の道に入ること。浄瑠璃、神霊矢口渡「一人の娘が先立てば―もし給ひてお心も直らふかと」 ②転じて、思い立って或ることを成し遂げようと決心すること。 ⇒いち‐ねん【一念】

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