○世話が焼ける_{せわがやける} 他人の手助けが必要で手数がかかる。 ⇒せ‐わ【世話】 せわ‐きょうげん【世話狂言】_{‥キヤウ‥} 世話物の歌舞伎狂言。↔時代狂言 せわ‐ごと【世話事】 日常的なこと。 せわ‐ことば【世話詞】 日常用いる普通の言葉。俗語。浄瑠璃、釈迦如来誕生会「文字にうつせば天竺も日本も同じ―」 せわ・し【忙し】_セハシ 〔形シク〕 ⇒せわしい せわ‐じ【世話字】 世間で通俗に用いられる文字、また文字づかい。兎角_とかく・遖_あっぱれの類。 せわし・い【忙しい】_セハシイ 〔形〕[文]せは・し(シク) ①事が多くて暇がない。いそがしい。長秋詠藻「世の中は秋の山田の庵なれやあぜの通ひ路―・しかるらむ」。「一日中―・く働く」 ②動きが急である。ゆったりしていない。はげしい。堀河百首雑「山里の筧の水の―・しきになほ有明の月ぞやどれる」。「―・い呼吸」「―・く手を振る」 ③落ち着かない。せかせかしている。世間胸算用2「よくよく―・しければこそ、芝居なみの利銀にて何ほどでも借らるるなり」。「―・い人」 せわし‐な・い【忙しない】_セハシ‥ 〔形〕[文]せはしな・し(ク) (「ない」は甚だしいの意)いそがしい。落ち着かない。せわしい。謡曲、安達原「露深き草の庵の―・き旅寝の床ぞもの憂き」。「―・い人」「―・い年の暮」 せわ‐じょうるり【世話浄瑠璃】_{‥ジヤウ‥} 世話物の浄瑠璃。↔時代浄瑠璃 せわ‐ずき【世話好き】 好んで人の面倒をみること。また、その人。「―なおばさん」 せわ‐せわ【忙忙】_セハセハ 心の落ち着かないさま。せかせか。浄瑠璃、冥途飛脚「―言ふより言はぬ身を」 せわ‐せわ・し【忙忙し】_{セハセハシ} 〔形シク〕 ①極めてせわしい。ひどくいそがしい。中華若木詩抄「昼は蝉も―・しく、かしましく鳴く」 ②うるさい。わずらわしい。日葡辞書「セワセワシイコトノミカサナリユク」 せ‐わた【背腸】 ①鮭_さけの背骨に沿って付着する腎臓。血腸_ちわた。また、それで製した塩辛_しおから。みなわた。めふん。 ②海老_えびの背にある黒い線状の腸。みなわた。