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うさ‐ゆづる【設弦・儲弦】🔗🔉

うさ‐ゆづる設弦・儲弦】 弓の代え弦。おさゆづる。仁徳紀「―絶え間継がむに」

おさ‐ゆづる【儲弦】ヲサ‥🔗🔉

おさ‐ゆづる儲弦ヲサ‥ 弓の予備の弦。設弦うさゆづる。神功紀「―を髪の中に蔵め」

ちょ【儲】🔗🔉

ちょ】 あとつぎとして備えておく人。

ちょ‐い【儲位】‥ヰ🔗🔉

ちょ‐い儲位‥ヰ ①儲君の位。皇太子の位。 ②世子せいしの位。

ちょ‐おう【儲王】‥ワウ🔗🔉

ちょ‐おう儲王‥ワウ ①世継ぎとなるべき親王または王。皇太子。 ②単に、皇子。

ちょ‐きゅう【儲宮】🔗🔉

ちょ‐きゅう儲宮】 世継ぎの君。皇太子。もうけの君。

ちょ‐くん【儲君】🔗🔉

ちょ‐くん儲君】 皇位を継承すべき皇子・皇女。皇太子。もうけのきみ。

ちょ‐こう【儲皇】‥クワウ🔗🔉

ちょ‐こう儲皇‥クワウ 天子の世継ぎ。皇太子。東宮。

ちょ‐し【儲嗣】🔗🔉

ちょ‐し儲嗣】 君主の世継ぎ。世子。儲君。儲弐ちょじ

ちょ‐じ【儲弐】🔗🔉

ちょ‐じ儲弐(→)儲嗣ちょしに同じ。

まけ‐みぞ【儲溝】🔗🔉

まけ‐みぞ儲溝】 池水のあふれる時、流しやるために設けた溝。万葉集11「―の方にわれ越えめやも」

もうか・る【儲かる】マウカル🔗🔉

もうか・る儲かるマウカル 〔自五〕 利益になる。得をする。浮世風呂「一文の銭もあだおろそかには―・りませぬ」。「同乗させてもらって―・った」

もう・く【設く・儲く】マウク🔗🔉

もう・く設く・儲くマウク 〔他下二〕 ⇒もうける(下一)

もうけ【設け・儲け】マウケ🔗🔉

もうけ設け・儲けマウケ ①設けること。準備。用意。源氏物語若菜下「あまたの舞の―をせさせ給ふ」 ②馳走の用意。ごちそう。古今和歌集「―などしたりけれど」 ③食物。徒然草「一鉢の―、あかざのあつ物」 ④《儲》得とく。利益。利潤。〈日葡辞書〉。「―が少ない」 ⇒もうけ‐がしら【儲け頭】 ⇒もうけ‐ぐち【儲け口】 ⇒もうけ‐しごと【儲け仕事】 ⇒もうけ‐どの【儲殿】 ⇒もうけ‐の‐きみ【儲けの君】 ⇒もうけ‐の‐みや【儲けの宮】 ⇒もうけ‐ぶね【儲け船】 ⇒もうけ‐もの【儲け物】 ⇒もうけ‐やく【儲け役】

もうけ‐がしら【儲け頭】マウケ‥🔗🔉

もうけ‐がしら儲け頭マウケ‥ 一番多くもうけた人。 ⇒もうけ【設け・儲け】

もうけ‐ぐち【儲け口】マウケ‥🔗🔉

もうけ‐ぐち儲け口マウケ‥ 利益を得る道や手がかり。「―が見つかる」 ⇒もうけ【設け・儲け】

もうけ‐しごと【儲け仕事】マウケ‥🔗🔉

もうけ‐しごと儲け仕事マウケ‥ 儲けが多い仕事。儲けのためだけにする仕事。 ⇒もうけ【設け・儲け】

もうけ‐どの【儲殿】マウケ‥🔗🔉

もうけ‐どの儲殿マウケ‥ 伊勢神宮の遷宮に、仮殿かりどのを造ることができない時、その代りに仮に建てた殿舎。 ⇒もうけ【設け・儲け】

もうけ‐の‐きみ【儲けの君】マウケ‥🔗🔉

もうけ‐の‐きみ儲けの君マウケ‥ 皇太子の称。ちょくん。もうけのみや。仁徳紀「王きみを立てて弐もうけのきみとしたまへり」 ⇒もうけ【設け・儲け】

もうけ‐の‐みや【儲けの宮】マウケ‥🔗🔉

もうけ‐の‐みや儲けの宮マウケ‥ (→)「もうけのきみ」に同じ。 ⇒もうけ【設け・儲け】

もうけ‐ぶね【儲け船】マウケ‥🔗🔉

もうけ‐ぶね儲け船マウケ‥ 予備の船。平家物語9「―いくらもありけれども」 ⇒もうけ【設け・儲け】

もうけ‐もの【儲け物】マウケ‥🔗🔉

もうけ‐もの儲け物マウケ‥ ①用意してある品物。源平盛衰記4「ゆゆしき大焼亡かな。在地の人々も、家々壊ち―共したため置くべきぞといふ」 ②思いがけなく得た、利益や幸運。「入賞できれば―だ」 ⇒もうけ【設け・儲け】

もうけ‐やく【儲け役】マウケ‥🔗🔉

もうけ‐やく儲け役マウケ‥ 歌舞伎で、それほど骨を折らないでもすむ割に、観客から喝采される得な役。映画・演劇一般についてもいう。 ⇒もうけ【設け・儲け】

もう・ける【設ける・儲ける】マウケル🔗🔉

もう・ける設ける・儲けるマウケル 〔他下一〕[文]まう・く(下二) ①前もって準備する。前もって用意する。万葉集18「渡守舟も―・けず橋だにも渡してあらば」。大鏡道隆「石杖ばかりにてまことしき弓矢までは―・けさせ給はず」 ②そなえてこしらえる。設置する。しつらえる。源氏物語手習「中宿りをぞ―・くべかりける」。「事務所を―・ける」「基準を―・ける」「酒席を―・ける」「口実を―・けて断る」 ③人を用意する。ゆかりのある人を作る。源氏物語帚木「ふつつかなる後見―・けて、かくあなづり給ふなめり」 ④《儲》子供を得る。身に持つ。源氏物語紅梅「今の御腹にぞ男君一人―・け給へる」。平家物語11「いかなる人の腹に公達を―・け給ふとも」。「1男2女を―・ける」 ⑤《儲》利益を(思いがけなく)得る。得をする。源平盛衰記34「正直にては能よき馬は―・くまじかりけりと狂言して」。徒然草「三百貫の物をまづしき身に―・けてかくはからひける」。「株で―・ける」「近道して5分―・ける」 ⑥思いがけなく病気などにかかる。徒然草「この世にはあやまち多く、財を失ひ、病を―・く」

[漢]儲🔗🔉

 字形 〔人(亻・)部15画/17画/4457・4C59〕 ⇒儲

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