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さい‐だ・つ【先立つ】🔗⭐🔉
さい‐だ・つ【先立つ】
〔自四〕
「さきだつ」の音便。
さき‐だ・つ【先立つ】🔗⭐🔉
さき‐だ・つ【先立つ】
[一]〔自五〕
①前に立つ。先に進んで行く。率先する。古事記中「いや―・てる兄えをし枕まかむ」。「人に―・って働く」
②まっさきに起こる。以前に起こる。万葉集7「琴とればなげき―・つ」。「試合に―・って」
③他より先に死ぬ。源氏物語桐壺「限りあらむ道にも、後れ―・たじと」。「子に―・たれる」
④まっさきに必要である。「―・つ物は金」
[二]〔他下二〕
⇒さきだてる(下一)
○先に立つさきにたつ🔗⭐🔉
○先に立つさきにたつ
①先頭に立って進む。率先する。「先に立って働く」
②まっさきに起こる。「悲しみよりも怒りが―」
③まず最初に必要になる。「何事にも金が―」
⇒さき【先・前】
さき‐ねり【先練り】
生糸を糸の段階で、灰汁あくや炭酸ソーダなどを加えた湯で煮て、生糸の外部を被っている膠質物セリシンを取り除くこと。
さき‐の‐おや【先祖】
⇒さきつおや
さき‐のこ・す【咲き残す】
〔他四〕
他の花が散ったあとまで咲いているようにする。新拾遺和歌集春「―・す絶え間もあらば山桜重ねてかかれ峰の白雲」
さき‐のこ・る【咲き残る】
〔自五〕
①他の花が散ったあとまで咲いている。
②他の花が咲いたあとまで咲かずに残る。おくれて咲く。
さき‐の‐たび【先の度】
さきごろ。前回。せんど。源氏物語橋姫「―の霧にまどはされ侍りし明ぼのに」
さき‐のち【先後】
前と後。或いは先になり或いは後れること。あとさき。撰集抄「月を眺むる友、―に零落し」
さき‐の‐ちゅうしょおう【前中書王】‥ワウ
兼明かねあきら親王の別称。
さき‐のばし【先延ばし】
期限などを先へ延ばすこと。「結論を―にする」
さき‐の‐ひ【先の日】
せんじつ。この間。
さぎのもり‐べついん【鷺森別院】‥ヰン
和歌山市鷺ノ森にある浄土真宗本願寺派の別院。もと海南市冷水しみずにあったが16世紀半ば現在地に移る。1580年(天正8)顕如が来住して4年間本寺とした。鷺森御坊。
さき‐の‐よ【先の世】
前世ぜんせ。源氏物語須磨「―の報いにこそ侍るなれば」
さき‐のり【先乗り】
①行列の先頭に立つ騎馬の人。前駆。↔後乗り。
②準備のため、仲間の者より先に目的地に乗り込むこと。また、その人。先発。
さき‐は・う【幸ふ】サキハフ
[一]〔自四〕
ゆたかにさかえる。万葉集5「そらみつやまとの国は…言霊ことだまの―・ふ国と」
[二]〔他下二〕
栄えさせる。続日本紀17「―・へ奉り」
さき‐ばおり【割羽織】
(→)打裂ぶっさき羽織に同じ。
さき‐ばこ【先箱】
将軍家・諸大名の行列で、正服を入れて、その先頭にかつがせた挟箱はさみばこ。甲子夜話41「―の紋は金紋先箱と唱へて」↔後箱あとばこ
さぎ‐はさん‐ざい【詐欺破産罪】
債務者が、破産手続開始の前後を問わず、債権者を害する目的で、財産の隠匿いんとく、仮装の財産譲渡・債務負担、債権者に不利益な財産処分・債務負担などを行う罪。
さき‐ばしり【先走り】
①主人の先に立って走り、先ぶれをする従者。狂言、鶏聟「それは定めてお―であらう」
②前ぶれ。前兆。犬子集えのこしゅう「足はやき雲や時雨の―」
③軽率にさし出て事をすること。また、その人。さきっぱしり。おさきばしり。人情本、春色辰巳園「きつい―だヨ」。「お―のおっちょこちょい」
さき‐ばし・る【先走る】
〔自五〕
①先に立って走る。先んじて物事をする。浄瑠璃、平家女護島「いかめしげに―・り独りぬきんでて何とする」。「気持が―・る」
②はやまってひとりよがりの判断や言動をする。「―・って失敗する」
さき‐ばら【先腹】
①先妻の生んだ子。↔後腹あとばら。
②主君に先立って切腹すること。↔追腹おいばら
さき‐ばらい【先払い】‥バラヒ
①品物を受け取るより先に代金を払うこと。前金払い。
②運賃や郵便料金などを到着先で受取人が支払う方式。
③貴人の外出の時、前方の通行人を追い払うこと。また、その人。さきおい。警蹕けいひつ。類聚名義抄「前駈、オホムサキオヒ、サキバラヒ」
さき‐び【先火】
葬式を出すとき焚く火。近畿地方で、葬列の先頭に立つ火をいう。先松明さきたいまつ。一の火。
さきひづけ‐こぎって【先日付小切手】
実際の振出日より後の日を振出日として記載した小切手。先付小切手。
さき‐ぶと【先太】
先端の方が太いこと。また、その物。「―の杖」↔先細
さき‐ぶとり【先太り】
先にいくほど太くなること。また、前途が盛んになっていくこと。↔先細り
さき‐ぶれ【先触れ】
①あらかじめ触れ知らせること。また、前兆。まえぶれ。「大噴火の―」
②室町〜江戸時代、官人または貴人が道中する場合に、前もって沿道の宿駅に人馬の継立つぎたてなどを準備させた命令書。
さき‐ぼう【先棒】‥バウ
①(→)先肩さきかたに同じ。↔後棒あとぼう。
②人の手先になること。「お―をかつぐ」
⇒さきぼう‐かつぎ【先棒担ぎ】
⇒先棒を振る
さきぼう‐かつぎ【先棒担ぎ】‥バウ‥
人の手先になって騒ぎまわる者。
⇒さき‐ぼう【先棒】
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