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おとり【劣り】🔗🔉

おとり劣り】 劣ること。劣るもの。竹取物語「いかでか―まさりは知らん」 ⇒おとり‐ざま【劣り様】 ⇒おとり‐ばら【劣り腹】

おとり‐ざま【劣り様】🔗🔉

おとり‐ざま劣り様】 劣った様子。また、劣っている方。源氏物語梅枝「よろづの事、昔には―に」 ⇒おとり【劣り】

おとり‐ばら【劣り腹】🔗🔉

おとり‐ばら劣り腹】 身分の低い方の妻の生んだ子。めかけばら。源氏物語手習「この大将殿の御後のちのは―なるべし」 ⇒おとり【劣り】

おと・る【劣る】🔗🔉

おと・る劣る】 〔自五〕 ①他に比べて及ばない。 ㋐価値・力量などが低い。ひけをとる。枕草子226「ほととぎす鶯に―・るといふ人こそ」。「性能が―・る」「負けず―・らず互いに強情だ」 ㋑身分・位などが低い。枕草子146「―・りたる人の、ゐずまひもかしこまりたるけしきにて」 ㋒年齢などが低い。年月が後である。今昔物語集5「年われより少し―・りたるをば弟の如くあはれび」 ②減る。損失する。皇極紀「―・り費ゆること極めて甚だし」

れつ‐あく【劣悪】🔗🔉

れつ‐あく劣悪】 おとってわるいこと。品質や性質などがひどくわるいこと。「―な条件」

れつ‐い【劣位】‥ヰ🔗🔉

れつ‐い劣位‥ヰ 他より劣っている地位。↔優位

れっか‐ウラン【劣化ウラン】‥クワ‥🔗🔉

れっか‐ウラン劣化ウラン‥クワ‥ 天然ウランよりもウラン235の含有量の低いウラン。原子炉の使用済み核燃料やウラン濃縮の際の廃棄物として得られる。減損ウラン。 ⇒れっ‐か【劣化】

れっかウラン‐だん【劣化ウラン弾】‥クワ‥🔗🔉

れっかウラン‐だん劣化ウラン弾‥クワ‥ 劣化ウランの比重と密度の高さを利用した対戦車徹甲弾。命中後燃焼・飛散し、ウラン235の微粒子が体内や土中・水中に残留して長期の被害をもたらす。 ⇒れっ‐か【劣化】

れっ‐かく【劣角】🔗🔉

れっ‐かく劣角】 〔数〕共役角きょうやくかくのうち、小さい方の角。↔優角

れっ‐こ【劣弧】🔗🔉

れっ‐こ劣弧】 〔数〕「円弧えんこ参照。↔優弧

れつ‐ご【劣後】🔗🔉

れつ‐ご劣後】 他におとりおくれること。↔優先。 ⇒れつご‐かぶ【劣後株】 ⇒れつご‐さい【劣後債】

れつご‐さい【劣後債】🔗🔉

れつご‐さい劣後債】 元利金の支払いの順位が一般の債権者よりもあとになる債券。金利が高く設定される。債券発行者にとっては自己資本に近い。 ⇒れつ‐ご【劣後】

れっ‐さい【劣才】🔗🔉

れっ‐さい劣才】 おとった才能。

れつ‐じゃく【劣弱】🔗🔉

れつ‐じゃく劣弱】 おとってよわいこと。「―な体格」

れつ‐じょう【劣情】‥ジヤウ🔗🔉

れつ‐じょう劣情‥ジヤウ ①いやしい心情。 ②肉情。情欲。

れっ‐せい【劣性】🔗🔉

れっ‐せい劣性】 〔生〕雑種第1代には現れず、潜在してそれ以後の子孫に現れる対立形質を劣性形質、それに対応する遺伝子を劣性遺伝子という。↔優性

れっ‐せい【劣勢】🔗🔉

れっ‐せい劣勢】 勢力がおとっていること。悪い形勢。↔優勢

れっ‐とう【劣等】🔗🔉

れっ‐とう劣等】 能力・程度などのおとっていること。↔優等。 ⇒れっとう‐かん【劣等感】 ⇒れっとう‐ざい【劣等財】 ⇒れっとう‐せい【劣等生】

れっとう‐かん【劣等感】🔗🔉

れっとう‐かん劣等感】 自分が他人よりおとっているという感情。「―をいだく」↔優越感。 ⇒れっ‐とう【劣等】

れっとう‐ざい【劣等財】🔗🔉

れっとう‐ざい劣等財】 所得が一定の水準を上回ると、その財に対する需要が減少していくような財のこと。下級財。 ⇒れっ‐とう【劣等】

れっとう‐せい【劣等生】🔗🔉

れっとう‐せい劣等生】 成績が特に劣っている学生・生徒。 ⇒れっ‐とう【劣等】

れっ‐ぱい【劣敗】🔗🔉

れっ‐ぱい劣敗】 おとっているものが優れているものに負けること。「優勝―」

[漢]劣🔗🔉

 字形  筆順 〔力部4画/6画/常用/4684・4E74〕 〔音〕レツ(漢) 〔訓〕おとる [意味] おとっている。(対)優。 ㋐力が他にくらべて及ばない。「劣勢・劣弱」 ㋑質が低い。いやしい。「劣化・劣悪・劣情・下劣・卑劣」 [解字] 会意。「力」+「少」。人より力が少ない意。 [下ツキ 愚劣・下劣・拙劣・賤劣・低劣・卑劣・鄙劣・優劣・陋劣

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