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つとめ【勤め・務め】🔗⭐🔉
つとめ【勤め・務め】
①つとめること。つとむべきこと。任務。義務。三蔵法師伝承徳点「京師には務ツトメ多し」。「市民としての―」
②仏前で毎日読経すること。勤行ごんぎょう。源氏物語若紫「後の世の―もいとよくして」
③仕えて仕事をすること。また、その仕事。勤務。役目。奉公。「―に出る」「―をかえる」
④遊女などの稼業。
⑤妓楼での勘定。揚代あげだいの支払い。洒落本、商内神あきないがみ「権さんの―はおれがだしてゐるが」
◇1には「務」、2〜5には「勤」を主として使う。
⇒つとめかた‐ちょう【勤方帳】
⇒つとめ‐ぎ【勤め気】
⇒つとめ‐ぐち【勤め口】
⇒つとめ‐こ【勤め子】
⇒つとめ‐ざかり【勤め盛り】
⇒つとめ‐さき【勤め先】
⇒つとめ‐にん【勤め人】
⇒つとめ‐ぼうこう【勤め奉公】
⇒つとめ‐むき【勤め向き】
つと・める【勤める・努める・務める・力める・勉める】🔗⭐🔉
つと・める【勤める・努める・務める・力める・勉める】
〔他下一〕[文]つと・む(下二)
①力を尽くして行う。努力する。万葉集20「名に負ふ伴の緒お心―・めよ」。徒然草「道を知る者は植うる事を―・む」。「看護に―・める」
②つつしむ。自愛する。万葉集2「足ひく吾が背―・めたぶべし」
③仏事を修める。勤行ごんぎょうする。源氏物語若紫「初夜いまだ―・め侍らず」。平家物語3「十二の年尼になり、奈良の法華寺に―・めすまして」
④仕える。勤務する。「会社に―・める」
⑤役目として事を行う。劇などの役を演ずる。徒然草「或る人、任大臣の節会の内弁を―・められけるに」。天草本伊曾保物語「貝を吹くこと、この家の役なれば―・むるまでぢや」。「主役を―・める」「議長を―・める」
⑥値段を引く。勉強する。「十円だけ―・めましょう」
◇1にはふつう「努」を使い、「力」「勉」を用いる場合もある。3・4には「勤」、5には「務」を使う。
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