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たた・く【叩く・敲く】🔗⭐🔉
たた・く【叩く・敲く】
〔他五〕
①つづけて打つ。くり返して打つ。竹取物語「門を―・きて、くらもちの皇子みこおはしたりと告ぐ」。平家物語11「奥おきには平家ふなばたを―・いて感じたり」。「肩を―・く」
②打ち合わせて音を出す。源氏物語夕顔「あなわかわかしとうち笑ひ給ひて手を―・き給へば」。「太鼓を―・く」
③物をたたくような動作をする。物に強く当たる。神代紀上「時に鶺鴒とつきとり有りて飛び来りて其の首尾かしらおを揺たたく」。千載和歌集春「雪の下水岩―・くなり」
④ぶつ。なぐる。狂言、河原新市「先づこれを一つ飲うで打つなりとも―・くなりともしやれ」。天草本伊曾保物語「犬は打つても―・いても口答もせず」。「尻を―・く」
⑤打診する。質問する。「専門家の意見を―・く」
⑥クイナが戸を叩くような音で鳴く。源氏物語澪標「おしなべて―・く水鶏に驚かば」
⑦(あごを打ち合わせるの意から、軽蔑的に)しゃべる。浄瑠璃、ひらかな盛衰記「何のつらの皮でがやがや頤おとがい―・く」。「へらず口を―・く」
⑧(扇子で演台を叩くところから)講談などを演ずる。「一席―・いて来た」
⑨値切る。「これ以上―・かれては、もうけにならない」
⑩いためつける。攻撃する。非難する。「彼の意見は新聞で―・かれた」
⑪(酒問屋仲間の隠語。手を叩くところから)売買を決する。洒落本、仕懸文庫「門前に―・かうとおもひやす…―・かうとは手を―・かうといふ事、これみな酒店の通言也」
⑫(隠語)強盗をはたらく。
⇒叩けば埃が出る
⇒叩けよさらば開かれん
はた・く【叩く】🔗⭐🔉
はた・く【叩く】
〔他五〕
①払いのける。はらう。「ほこりを―・く」
②たたく。うつ。また相撲で、はたきこみをする。「顔を―・く」
③(「砕く」とも書く)たたいて細かくする。搗ついてくだく。日本永代蔵2「骨を…―・かせ、又油を取りけるに」
④財産などを使い尽くす。「身代を―・く」
⑤(自動詞的に)失敗する。しくじる。江戸生艶気樺焼えどうまれうわきのかばやき「―・きさうな芝居なり」
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