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ひ‐てい【否定】🔗⭐🔉
ひ‐てい【否定】
(negation)
①そうでないと打ち消すこと。(価値などを)認めないこと。「うわさを―する」「暴力を―する」
②〔哲〕〔論〕ある命題を偽であるとして打ち消すこと。「Pでない」を元の命題の否定という。形式論理学では、否定と肯定とは絶対に対立するものであるが、ヘーゲルの弁証法では、否定は発展の契機として積極的な意味を持つ。→否定の否定。
③(文法用語)(→)打消うちけしに同じ。↔肯定。
⇒ひてい‐がいねん【否定概念】
⇒ひてい‐しんがく【否定神学】
⇒ひてい‐てき【否定的】
⇒ひてい‐の‐ひてい【否定の否定】
⇒ひてい‐ぶん【否定文】
⇒ひてい‐めいだい【否定命題】
ひてい‐がいねん【否定概念】🔗⭐🔉
ひてい‐がいねん【否定概念】
(negative concept)ある性質の非存在を示す概念。消極的概念。欠如概念。
⇒ひ‐てい【否定】
ひてい‐しんがく【否定神学】🔗⭐🔉
ひてい‐しんがく【否定神学】
(Theologia Negativa ラテン)絶対他者(神)は理性・言葉で把握できないとして、これを否定的概念で考察・表現する神学。キリスト教神秘神学に顕著。
⇒ひ‐てい【否定】
ひてい‐てき【否定的】🔗⭐🔉
ひてい‐てき【否定的】
賛成できない考えでいること。否定する内容であること。「今の風潮には―だ」「―見解」
⇒ひ‐てい【否定】
ひていてきべんしょうほう【否定的弁証法】‥ハフ🔗⭐🔉
ひていてきべんしょうほう【否定的弁証法】‥ハフ
(Nagative Dialektik ドイツ)アドルノの著書。1966年刊。ヘーゲルの弁証法を、矛盾を同一性に回収する肯定的なものであると批判。他者である非同一的なものが弁証法自体を可能にするとして、限定的否定としての批判の遂行と宥和の可能性の模索を行う。
ひてい‐の‐ひてい【否定の否定】🔗⭐🔉
ひてい‐の‐ひてい【否定の否定】
①形式論理では「Pでないことはない」のように肯定に戻る。二重否定。
②(Negation der Negation ドイツ)ヘーゲル弁証法の基本法則の一つ。思考は、ある規定が自己を否定して、反対の規定に移り、両者の矛盾が再び否定されてより高次の段階に上昇する形で進行する。この結果は、最初の規定より豊かな内容をもつとされる。
⇒ひ‐てい【否定】
ひてい‐ぶん【否定文】🔗⭐🔉
ひてい‐ぶん【否定文】
否定の語を用いた文。
⇒ひ‐てい【否定】
ひてい‐めいだい【否定命題】🔗⭐🔉
ひてい‐めいだい【否定命題】
(negative proposition)「SはPでない」という形式の命題。↔肯定命題。
⇒ひ‐てい【否定】
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