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ゆい‐しき【唯識】🔗🔉

ゆい‐しき唯識】 〔仏〕(梵語vijñapti-mātratā) ①仏教学説の一つ。一切の存在はただ自己の識(心)の作り出した仮のもので、識のほかには事物的存在はないと説く。 ②唯識宗・唯識派・唯識論などの略。 ⇒ゆいしき‐え【唯識会】 ⇒ゆいしき‐しゅう【唯識宗】 ⇒ゆいしき‐は【唯識派】 ⇒ゆいしき‐ろん【唯識論】

ゆいしき‐え【唯識会】‥ヱ🔗🔉

ゆいしき‐え唯識会‥ヱ 春日大社などで修した、唯識論を講讃する法会。唯識講。 ⇒ゆい‐しき【唯識】

ゆいしきさんじゅうじゅ【唯識三十頌】‥ジフ‥🔗🔉

ゆいしきさんじゅうじゅ唯識三十頌‥ジフ‥ インド仏教における唯識学説の根本書の一つ。世親せしんの主著。唯識の教理を30の偈で表したもの。玄奘げんじょう訳の「成唯識論じょうゆいしきろん」はその注釈書。

ゆいしき‐は【唯識派】🔗🔉

ゆいしき‐は唯識派】 中観ちゅうがん派と共にインド大乗仏教の二大系統の一つ。唯識説によって現象世界を説明し、ヨーガの実践によって自己の心を変革し、悟りに到達しようとする教え。無着むじゃく・世親せしんらに始まり、中国・日本の法相宗はこの一継承。瑜伽行ゆがぎょう派。 ⇒ゆい‐しき【唯識】

ゆいしき‐ろん【唯識論】🔗🔉

ゆいしき‐ろん唯識論】 〔仏〕 ①(→)成唯識論じょうゆいしきろんの略称。 ②世親せしん著、玄奘げんじょう訳「唯識二十論」の略称。1巻。ほかに菩提流支ぼだいるし・真諦しんだいによる異訳がある。唯識派の理論書。 ⇒ゆい‐しき【唯識】

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