複数辞典一括検索+
まわ・る【回る・廻る】マハル🔗⭐🔉
まわ・る【回る・廻る】マハル
〔自五〕
①ある点を中心にその周囲を動く。めぐる。回転する。徒然草「水車…つひに―・らでいたづらに立てりけり」。「車輪が―・る」「地球が―・る」
②直線的に進まず、曲線を描いて進む。円状に進む。平家物語7「此の山は四方巌石であんなれば、搦手からめでよも―・らじ」。狂言、薩摩守「それならば上へなり下へなりと―・りませう」。「池のまわりを―・る」「急がば―・れ」
③あちこちと歩く。次々とめぐって行き、全部に及ぶ。あまねくゆきわたる。宇治拾遺物語3「それが上に筵を敷きてありき―・りては」。「得意先を―・る」「忙しくて手が―・らない」「知恵が―・る」「気が―・る」「酒が―・る」
④(動詞の連用形について)その動作をあちこちで、何度もまたは継続して行う意を表す。「追手から逃げ―・る」「鍵を探し―・る」
⑤目的地に行く途中で他に立ち寄る。寄り道をする。「帰りに友人の家へ―・る」
⑥順番や時期がめぐってくる。軽口露がはなし「伊勢講にて御座候。…されば貴様のお薬と同じ事にてよく―・り候」。「当番が―・る」
⑦滞らずよく動く。浄瑠璃、信州川中島合戦「―・らぬ舌にせきかけせきかけて」
⑧利益を生む。好色一代男7「小判貸の利は何程に―・るものぞと言ふ」。「この株は1割に―・る」
⑨人の意に違わぬように動く。遊女や幇間ほうかんなどがよく客の心に従う。傾城禁短気「馴染なじみの慥たしかな男に―・られたが好からう様に思はるる」→まわす8。
⑩やりくりができる。間に合う。梅暦「女房お民が手一つで、―・らぬ暮し常なれど」
⑪時刻がすぎる。「正午を少し―・った頃だ」
⇒回り回って
みる【回る・廻る】🔗⭐🔉
みる【回る・廻る】
〔自上一〕
めぐる。まわる。古事記上「うち廻る島の崎崎」
めぐ・る【回る・廻る・巡る】🔗⭐🔉
めぐ・る【回る・廻る・巡る】
〔自五〕
①ぐるぐるまわる。円を描くように動く。竹取物語「燕子産まむとする時は尾をささげて七度―・りてなん産み落すめる」。徒然草「水車…思ふやうに―・りて水をくみいるることめでたかりけり」
②周囲をぐるりとまわる。特に、行道ぎょうどうする。神代紀上「便ち磤馭慮嶋おのごろしまを以て国中の柱として陽神は左より―・り陰神は右より―・る」。源氏物語賢木「みこたちもさまざまの捧物ほうもちささげて―・り給ふに」。「池を―・る」
③物が次々移り渡って1巡する。循環する。源氏物語若菜下「盃の―・りくるも頭いたく覚ゆれば」
④まわりをとりかこむ。また、あることを中心にして、それにまつわり関連する。万葉集17「いみづ川い行き―・れる玉くしげ二上山は」。源氏物語葵「宿直の人々は近う―・りてさぶらへど」。「領土を―・る紛争」
⑤あちこちを歩きまわる。万葉集17「女郎花咲きたる野べを行き―・り」。源氏物語真木柱「春宮の御かたがたに―・るほどに夜あけぬ」。「名所旧跡を―・る」
⑥次々と移り進んで結局もとのさだまったところへもどる。また、輪廻の境界を脱し得ないで、幾度も世の中に生まれ変わる。源氏物語澪標「みをつくし恋ふるしるしにここまでも―・りあひける縁えには深しな」
⑦時が移り行く。紫式部日記「めづらしき光さし添ふ盃は持ちながらこそ千代も―・らめ」。「季節が―・る」
⑧月日を送る。世に生きながらえる。源氏物語手習「我かくてうき世の中に―・るとも誰かは知らむ月の都に」
⇒回る因果
○回る因果めぐるいんが
因果のめぐり来ること。また、めぐって来た因果。
⇒めぐ・る【回る・廻る・巡る】
○回る因果めぐるいんが🔗⭐🔉
○回る因果めぐるいんが
因果のめぐり来ること。また、めぐって来た因果。
⇒めぐ・る【回る・廻る・巡る】
め‐くるめ・く【目眩く】
〔自五〕
目がくるめく。目がくらむ。〈倭名類聚鈔3〉。「―・く思い」
めく・れる【捲れる】
〔自下一〕
めくった状態になる。まくれる。
メクレンブルク‐フォアポンメルン【Mecklenburg-Vorpommern】
ドイツ北部、バルト海に面した州。州都はシュヴェリーン。
め‐ぐろ【目黒】
スズメ目ミツスイ科の鳥。小形で、多少メジロに似ているのでメジロ科とされることもある。背はオリーブ色、風切羽と尾羽は黒褐色。下面は黄緑色で、眼の周囲は黒い。小笠原諸島の特産。特別天然記念物。
めぐろ
ハハジマメグロ
撮影:小宮輝之
めぐろ【目黒】
東京都23区の一つ。武蔵野台地の一部、住宅地として発展。東京大学教養学部・東京工業大学や目黒不動(滝泉寺)・祐天寺などがある。
目黒不動(滝泉寺)
撮影:関戸 勇
⇒めぐろぎょうにんざか‐の‐たいか【目黒行人坂の大火】
⇒めぐろ‐の‐さんま【目黒の秋刀魚】
めぐろぎょうにんざか‐の‐たいか【目黒行人坂の大火】‥ギヤウ‥クワ
明暦の大火と並称される江戸の大火。明和9年(1772)2月29日、目黒行人坂大円寺から出火、麻布・飯倉から下町に延焼し、神田・下谷・浅草・千住に及び、翌日ようやく鎮火。延焼距離は6里(24キロメートル)に達し、死者・行方不明1万9000人。
⇒めぐろ【目黒】
めぐろ‐の‐さんま【目黒の秋刀魚】
落語。殿様が鷹狩りの途中、目黒の農家で供せられたさんまの美味が忘れられず、後日家臣に所望したところ、蒸して脂を抜いたためすこぶるまずく、「さんまは目黒にかぎる」という話。
⇒めぐろ【目黒】
め‐くわ・す【眴す】メクハス
〔自下二〕
目つきで知らせる。目くばせする。源氏物語夕顔「子どもはいと見苦しと思ひて、…つきしろひ―・す」
め‐くわせ【眴せ】メクハセ
目つきで知らせること。めくばせ。
めげ
①欠け損じ。
②損になること。
め・げる
〔自下一〕[文]め・ぐ(下二)
①こわれる。欠け損ずる。日葡辞書「メグル」。好色五人女5「飛鳥川の茶入、かやうの類ごろつきて―・げるをかまはず」
②気が弱る。ひるむ。「暑さに―・げる」「失敗に―・げずにがんばる」
め‐こ【女子】
女の子。女子。栄華物語つぼみ花「さべき人の―皆宮仕へに出ではてぬ」
め‐こ【妻子】
①妻と子。さいし。万葉集5「―見ればめぐしうつくし」
②妻。宇津保物語嵯峨院「わが―出でこむ」
め‐ご【目籠】
(→)「めかご」に同じ。〈日葡辞書〉
めご・い
〔形〕
(東北地方で)かわいらしい。めんこい。めんごい。
め‐こう【目功】
本物・真実を見極める力。鑑識眼。また、その力を備えていること。めきき。「手功より―」
め‐ごち【雌鯒】
①コチ科の海産の硬骨魚。全長20センチメートル余。本州中部以南台湾まで分布。練ねり製品の原料。
めごち
②ネズッポ科ネズッポ属魚類の俗称。
め‐こと【目言】
目に見、口に言うこと。会って話すこと。万葉集4「―をだにもここだ乏しき」
め‐ごな【目粉】
(→)目糟めかすに同じ。
め‐こぼし【目溢し】
①とがめるべきことを故意にとがめないこと。見のがすこと。「お―を願いたい」
②(→)「めこぼれ」に同じ。
め‐こぼれ【目溢れ】
見おとすこと。また、そのもの。
メコン【Mekong】
東南アジア第一の大河。中国青海省南部、チベット高原東部に発源、山系の走向に従って南東流、のち南流、中国雲南省およびラオス・タイの境を流れ、カンボジアを貫流、ベトナム南部で南シナ海に注ぐ。下流のデルタ地帯は水田地帯として重要。長さ4350キロメートル。
メコン川下流
撮影:小松義夫
メサ【mesa スペイン】
(卓・台の意)頂上が平坦で、周囲が急傾斜した卓状地形。すなわち、台地が浸食作用を受けて、抵抗の強い水平な地層が下の抵抗の弱い地層の上にのったもの。香川県屋島などがその例。
メサイア【Messiah】
①⇒メシア。
②ヘンデル作曲のオラトリオ。1741年作曲、翌年ダブリンで初演。キリストの降誕・受難・復活の3部53章から成る。曲中の「ハレルヤ‐コーラス」が有名。
ヘンデル
提供:Lebrecht Music & Arts/APL
め‐さき【目前・目先】
①目の前。眼前。「―にちらつく」
②その場。当座。「―の利益」
③ちょっとした先の見通し。
⇒目前が利く
⇒目前を変える






もとお・る【回る・廻る】モトホル🔗⭐🔉
もとお・る【回る・廻る】モトホル
〔自四〕
めぐる。まわる。徘徊する。古事記中「い這ひ―・り」
広辞苑に「回る」で始まるの検索結果 1-5。