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かわ・る【替わる・代わる・換わる・変わる】カハル🔗⭐🔉
かわ・る【替わる・代わる・換わる・変わる】カハル
〔自五〕
➊《替・代・換》別のものが互いに入れちがいになる。
①入れかわる。交替する。万葉集20「今―・る新防人にいさきもりが船出する海原のうへに波な開さきそね」。「相手―・れど主ぬし―・らず」「市長が―・る」「土地が金に―・る」
②《代》代理する。身代りとなる。伊勢物語「例の男、女に―・りてよみてやらす」。平家物語6「命に―・り身に―・らんと忠を存ぜし数万の軍旅は」。「父に―・って出席する」
➋《変》ものごとの性質や中身が前と相違する。
①変化する。万葉集20「宿のなでしこ日ならべて雨は降れども色も―・らず」。「信号が赤に―・る」「人柄が―・る」「方針が―・る」
②普通とちがう。異様である。蜻蛉日記下「さま―・りたる人人ものし侍りしに」。大鏡師尹「いかにかくはせさせ給へるぞと声も―・りて申しつるなむ」。「あの人は―・っている」「―・った趣向」
③両者の間に相違がある。違う。枕草子35「朴・塗骨など、骨は―・れど、ただ赤き紙を、おしなべてうちつかひ持ち給へる」。徒然草「音に聞くと見る時とは、何事も―・るものなり」。「子供と何ら―・るところがない」
④異変がおこる。変動が生ずる。狂言、抜殻「此の間は久しう便りをも承らぬが―・らせらるることもござらぬか」
⑤前と違う時になる。年月などが改まる。源氏物語葵「よのなか―・りて後」。「月が―・る」
⑥前と違う場所になる。居場所が移る。移転する。「住所が―・る」「勤め先を―・る」「右に―・って相手の突進を避けた」
◇「替」は、あるものに入れかわって別のものになる、「代」は、他のもののかわりをする、「換」は、ものがとりかわる意で使う。
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