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いら‐つ‐め【郎女・女郎】🔗🔉

いら‐つ‐め郎女・女郎】 (イラはイロ(同母)と同源の接頭語)若い女子を親しんでいう語。〈景行紀訓注〉↔いらつこ

おみな‐えし【女郎花】ヲミナヘシ🔗🔉

おみな‐えし女郎花ヲミナヘシ ①オミナエシ科の多年草。高さ約1メートル。山野に自生。夏・秋に黄色の小花を多数傘状につける。秋の七草の一つ。漢方では根を乾して利尿剤とする。乾燥すると異臭がある。アワバナ。オミナメシ。チメグサ。〈[季]秋〉。万葉集8「―秋萩手折れ」 おみなえし ②襲かさねの色目。表は経たて青、緯ぬき黄、裏は青。または、表は青、裏は萌葱もえぎ。7〜8月頃に着用。 ⇒おみなえし‐づき【女郎花月】

おみなえし‐づき【女郎花月】ヲミナヘシ‥🔗🔉

おみなえし‐づき女郎花月ヲミナヘシ‥ 陰暦7月の異称。おみなめしづき。 ⇒おみな‐えし【女郎花】

おみな‐めし【女郎花】ヲミナ‥🔗🔉

おみな‐めし女郎花ヲミナ‥ ⇒おみなえし。〈日葡辞書〉

おみなめし【女郎花】ヲミナ‥(作品名)🔗🔉

おみなめし女郎花ヲミナ‥ 能。山城国男山の女郎花の由来、小野頼風とその妻の物語を脚色し、二人の死後の妄執を描く。

じょう‐ろ【女郎】ヂヨウ‥🔗🔉

じょう‐ろ女郎ヂヨウ‥ (ジョウロウ(上臈)の訛か) ①若い女。また広く、女性をいう。浮世風呂2「―のお子はとかく爺親てておやの可愛がるものさ」 ②遊女。世間胸算用2「―ぐるひ」

じょ‐ろ【女郎】ヂヨ‥🔗🔉

じょ‐ろ女郎ヂヨ‥ ジョロウの約。狂言、花子「よその女臈じょろみてわが妻みれば」 ⇒じょろ‐しゅ【女郎衆】

じょ‐ろう【女郎】ヂヨラウ🔗🔉

じょ‐ろう女郎ヂヨラウ (一説に、ジャウラフ(上臈)の転という) ①身分のある女性。好色一代男4「さる御所方の御―様達」 ②若い女。また、広く女性をいう。「京―」 ③傾城けいせい。遊女。 ④(接尾語的に)女性の名前の下に付けて、軽い敬意や親しみを表す語。浄瑠璃、堀川波鼓「これ申しお藤―、迎ひに来ました」 ⇒じょろう‐あがり【女郎上り】 ⇒じょろう‐かい【女郎買い】 ⇒じょろう‐ぐも【女郎蜘蛛・絡新婦】 ⇒じょろう‐ぐるい【女郎狂い】 ⇒じょろう‐しゅ【女郎衆】 ⇒じょろう‐たたき【女郎敲き】 ⇒じょろう‐たらし【女郎誑し】 ⇒じょろう‐や【女郎屋】 ⇒女郎買いの尻切れ草履 ⇒女郎に誠あれば晦日に月が出る ⇒女郎の千枚起請 ⇒女郎の涙で倉の屋根が漏り

じょろう‐あがり【女郎上り】ヂヨラウ‥🔗🔉

じょろう‐あがり女郎上りヂヨラウ‥ もと遊女で今は堅気となった女。遊女あがり。 ⇒じょ‐ろう【女郎】

じょろう‐かい【女郎買い】ヂヨラウカヒ🔗🔉

じょろう‐かい女郎買いヂヨラウカヒ 遊女を揚げて遊興すること。じょろかい。 ⇒じょ‐ろう【女郎】 ○女郎買いの尻切れ草履じょろうかいのしりきれぞうり 女郎を買って散財する者が、擦り切れた古草履を履いている意で、外では派手にしている者が家ではけちであることのたとえ。女郎買いの糠味噌汁。 ⇒じょ‐ろう【女郎】

○女郎買いの尻切れ草履じょろうかいのしりきれぞうり🔗🔉

○女郎買いの尻切れ草履じょろうかいのしりきれぞうり 女郎を買って散財する者が、擦り切れた古草履を履いている意で、外では派手にしている者が家ではけちであることのたとえ。女郎買いの糠味噌汁。 ⇒じょ‐ろう【女郎】 じょろう‐ぐも女郎蜘蛛・絡新婦ヂヨラウ‥ ①コガネグモ科の大形のクモ。雌は最大25ミリメートル、雄は約7ミリメートル。歩脚は黒地で、腿・脛に黄輪を有する。腹背は黄地に3本の緑青色の横帯があり、側面後方に紅斑を有する。樹間に蹄型の円網を張り、その中心に陣取る。秋に成熟する。本州以南、東南アジアに分布。 ②コガネグモまたはナガコガネグモの古称。 ⇒じょ‐ろう【女郎】 じょろう‐ぐるい女郎狂いヂヨラウグルヒ 遊女に夢中になってしきりに通うこと。 ⇒じょ‐ろう【女郎】 じょろう‐しゅ女郎衆ヂヨラウ‥ 女たち。また、遊女たち。じょろうしゅう。じょろしゅ。 ⇒じょ‐ろう【女郎】 じょろう‐たたき女郎敲きヂヨラウ‥ 江戸時代、男達おとこだての乱暴者が徒党を組んで、遊里で遊女に乱暴したこと。 ⇒じょ‐ろう【女郎】 じょろう‐たらし女郎誑しヂヨラウ‥ 遊女をだまし込むこと。また、その人。 ⇒じょ‐ろう【女郎】

じょろう‐ぐも【女郎蜘蛛・絡新婦】ヂヨラウ‥🔗🔉

じょろう‐ぐも女郎蜘蛛・絡新婦ヂヨラウ‥ ①コガネグモ科の大形のクモ。雌は最大25ミリメートル、雄は約7ミリメートル。歩脚は黒地で、腿・脛に黄輪を有する。腹背は黄地に3本の緑青色の横帯があり、側面後方に紅斑を有する。樹間に蹄型の円網を張り、その中心に陣取る。秋に成熟する。本州以南、東南アジアに分布。 ②コガネグモまたはナガコガネグモの古称。 ⇒じょ‐ろう【女郎】

じょろう‐ぐるい【女郎狂い】ヂヨラウグルヒ🔗🔉

じょろう‐ぐるい女郎狂いヂヨラウグルヒ 遊女に夢中になってしきりに通うこと。 ⇒じょ‐ろう【女郎】

じょろう‐しゅ【女郎衆】ヂヨラウ‥🔗🔉

じょろう‐しゅ女郎衆ヂヨラウ‥ 女たち。また、遊女たち。じょろうしゅう。じょろしゅ。 ⇒じょ‐ろう【女郎】

じょろう‐たたき【女郎敲き】ヂヨラウ‥🔗🔉

じょろう‐たたき女郎敲きヂヨラウ‥ 江戸時代、男達おとこだての乱暴者が徒党を組んで、遊里で遊女に乱暴したこと。 ⇒じょ‐ろう【女郎】

じょろう‐たらし【女郎誑し】ヂヨラウ‥🔗🔉

じょろう‐たらし女郎誑しヂヨラウ‥ 遊女をだまし込むこと。また、その人。 ⇒じょ‐ろう【女郎】 ○女郎に誠あれば晦日に月が出るじょろうにまことあればみそかにつきがでる 遊女の言行に真実のないことのたとえ。「女郎の誠と卵の四角」とも。 ⇒じょ‐ろう【女郎】 ○女郎の千枚起請じょろうのせんまいぎしょう 遊女は上手に客をだまし、千枚でも起請を書く意で、信用できないことのたとえ。 ⇒じょ‐ろう【女郎】 ○女郎の涙で倉の屋根が漏りじょろうのなみだでくらのやねがもり 遊女が涙を流してくどくのにだまされて、遂に家産を傾けることにいう。 ⇒じょ‐ろう【女郎】

○女郎に誠あれば晦日に月が出るじょろうにまことあればみそかにつきがでる🔗🔉

○女郎に誠あれば晦日に月が出るじょろうにまことあればみそかにつきがでる 遊女の言行に真実のないことのたとえ。「女郎の誠と卵の四角」とも。 ⇒じょ‐ろう【女郎】

○女郎の千枚起請じょろうのせんまいぎしょう🔗🔉

○女郎の千枚起請じょろうのせんまいぎしょう 遊女は上手に客をだまし、千枚でも起請を書く意で、信用できないことのたとえ。 ⇒じょ‐ろう【女郎】

○女郎の涙で倉の屋根が漏りじょろうのなみだでくらのやねがもり🔗🔉

○女郎の涙で倉の屋根が漏りじょろうのなみだでくらのやねがもり 遊女が涙を流してくどくのにだまされて、遂に家産を傾けることにいう。 ⇒じょ‐ろう【女郎】 じょろう‐や女郎屋ヂヨラウ‥ 遊女をかかえておいて、客に遊興させることを業とする家。じょろや。 ⇒じょ‐ろう【女郎】 しょ‐ろく書録】 かきしるすこと。記録。 しょ‐ろく書簏】 ①ほんばこ。 ②[晋書劉柳伝](劉柳が、多くの書を読んでいながら内容を全く理解していない人物をののしって言った語)いたずらに多読するばかりでその意味を解しない者。 じょろ‐しゅ女郎衆ヂヨ‥ (ジョロウシュウの約)(→)「じょろうしゅ」に同じ。 ⇒じょ‐ろ【女郎】 しょ‐ろん所論】 論じられている事柄。 しょ‐ろん書論】 ①書籍に記してある議論。 ②書道・書法についての議論。 しょ‐ろん緒論】 本論の端緒となる議論。本論の前置きとして述べる、導入的・概括的な論説。序論。ちょろん。 じょ‐ろん序論】 著述や論文などで、本論の理解を助けるため、本論の前に置かれる文章。 しょ‐わけ諸訳・諸分】 ①こみ入った事情。好色五人女1「内かたの勤めは外ほかになつて、―の返事に隙なく」 ②こまごまとした箇条。特に、遊里の種々の慣例や作法。好色一代女2「茶屋遊びの―ならでは知らずや」 ③諸雑費。日本永代蔵1「この内二匁はいつぞやの―」 ジョワンヴィルJean de Joinville】 フランスの年代記作者。主著にルイ9世聖王の治世を記した「聖王ルイ伝」。(1224頃〜1317)

じょろう‐や【女郎屋】ヂヨラウ‥🔗🔉

じょろう‐や女郎屋ヂヨラウ‥ 遊女をかかえておいて、客に遊興させることを業とする家。じょろや。 ⇒じょ‐ろう【女郎】

じょろ‐しゅ【女郎衆】ヂヨ‥🔗🔉

じょろ‐しゅ女郎衆ヂヨ‥ (ジョロウシュウの約)(→)「じょろうしゅ」に同じ。 ⇒じょ‐ろ【女郎】

め‐ろう【女郎】‥ラウ🔗🔉

め‐ろう女郎‥ラウ (野郎やろうからの類推で作られた語) ①女の子。少女。雑談集3「女房の―具して西へ行きしを」 ②女を卑しめていう語。浄瑠璃、心中天の網島「―、下にけつからう」

めろ‐さい【女郎才】🔗🔉

めろ‐さい女郎才】 女をののしっていう語。浄瑠璃、ひらかな盛衰記「あたやかましい―めら」

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