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さだめ【定め】🔗⭐🔉
さだめ【定め】
①定めること。決定。評定。判定。源氏物語少女「この御いそぎの事、御としみの事、楽人・舞人の―などを」。源氏物語若菜上「勝ち負けの―し給ひし中に」
②おきて。きまり。規則。法度はっと。「―を破る」
③運命。命数。「つらい―」
⇒さだめ‐がき【定書】
⇒さだめ‐ごと【定め事】
⇒さだめ‐まい【定米】
さだめ‐き・る【定め切る】🔗⭐🔉
さだめ‐き・る【定め切る】
〔他四〕
決定する。決断する。枕草子82「今宵悪あしともよしとも―・りてやみなんかし」
さだめ‐ごと【定め事】🔗⭐🔉
さだめ‐ごと【定め事】
定まったこと。定まった運命。
⇒さだめ【定め】
さだめ‐し【定めし】🔗⭐🔉
さだめ‐し【定めし】
〔副〕
「定めて」に同じ。浄瑠璃、心中天の網島「自害すると首くくるとは、―此ののどを切る方かたが、たんと痛いでござんしよの」。「―がっかりしているだろう」
さだめ‐て【定めて】🔗⭐🔉
さだめ‐て【定めて】
〔副〕
①明らかに。間違いなく。今昔物語集2「生うまるる者は必ず滅す、相あへる者は―離る」
②(下に推量の語を伴って)
㋐かならず。きっと。源氏物語蜻蛉「―宮をしも疑ひ聞え給はじ」
㋑おそらく。たぶん。狂言、入間川「―道通みちとおりの者であらう」
さだめ‐な・い【定め無い】🔗⭐🔉
さだめ‐な・い【定め無い】
〔形〕[文]さだめな・し(ク)
①一定しない。落ち着かない。源氏物語葵「かくのみ―・き御心を」。「―・きは秋の空」
②無常である。源氏物語紅葉賀「世の中の―・きにつけても」。「―・い浮き世」
さだ・める【定める】🔗⭐🔉
さだ・める【定める】
〔他下一〕[文]さだ・む(下二)
ゆるぎなく維持されるような状態を固定する。
①決定する。制定する。(本来は、皇位継承者、帝都の位置、罪刑などの重大な公共的事項について使われた)万葉集6「八百万千年をかねて―・めけむ平城ならの都は」。大鏡道長「御まつりの日四月下子・十一月下申日とを―・めて」。「規則を―・める」
②平定する。鎮定する。万葉集2「天の下治めたまひ食おす国を―・めたまふと」
③安定させる。一定させる。新古今和歌集別「老いぬる身こそ―・めがたけれ」。平家物語9「泊―・めぬ梶枕」。「ねらいを―・める」
④物事の是非・優劣をきめるために、論議する。評議する。源氏物語帚木「中将待ち取りて、この品々をわきまへ―・め争ふ」
⑤判定する。断定する。枕草子56「名のりよし、あし、聞きにくし、など―・むるもをかし」。徒然草「都の空よりは雲の往来ゆききも速き心地して、月の晴れ曇ること―・めがたし」。「可否を―・める」
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