複数辞典一括検索+
じっ‐たい【実体】🔗⭐🔉
じっ‐たい【実体】
①(名称や外形に対する)正体。本体。実質。内容。「―がつかめない」「―のない理論」
②〔哲〕(ousia ギリシア・substantia ラテン・substance イギリス)変化する諸性質の根底にある持続的な担い手と考えられるもの。それ自身によって存在するもの。世界ないし事物の実体は古来哲学の重要問題とされ、殊にギリシア哲学・スコラ哲学・デカルト・スピノザにおいて中心的役割を演じた。カントは実体を現象認識のためのカテゴリーに過ぎないと考えたが、現在では、実体ではなく関係を事物の根底に据える考え方が盛んになっている。
⇒じったい‐か【実体化】
⇒じったい‐きょう【実体鏡】
⇒じったい‐し【実体視】
⇒じったいてき‐しんじつしゅぎ【実体的真実主義】
⇒じったい‐ふりこ【実体振子】
⇒じったい‐ほう【実体法】
じったい‐か【実体化】‥クワ🔗⭐🔉
じったい‐か【実体化】‥クワ
(Hypostasierung ドイツ)
①単なる属性または抽象的概念内容を客体化して、独立的実体となすこと。例えば実念論は普遍概念を実体化する立場。
②現象とみられていたものが実体となること。例えば現代における映像。
⇒じっ‐たい【実体】
じったい‐きょう【実体鏡】‥キヤウ🔗⭐🔉
じったい‐きょう【実体鏡】‥キヤウ
(→)立体鏡のこと。
⇒じっ‐たい【実体】
じったい‐し【実体視】🔗⭐🔉
じったい‐し【実体視】
(→)立体視に同じ。
⇒じっ‐たい【実体】
じったいてき‐しんじつしゅぎ【実体的真実主義】🔗⭐🔉
じったいてき‐しんじつしゅぎ【実体的真実主義】
〔法〕裁判の事実認定について、裁判所が客観的な真実を追求し真相の究明を図るという原則。→形式的真実主義。
⇒じっ‐たい【実体】
じったい‐ふりこ【実体振子】🔗⭐🔉
じったい‐ふりこ【実体振子】
水平な固定軸のまわりに自由に回転でき、重力の働きで振動するようにした剛体。物理振子。複振子。
⇒じっ‐たい【実体】
じったい‐ほう【実体法】‥ハフ🔗⭐🔉
じったい‐ほう【実体法】‥ハフ
〔法〕法規の実現・確証のための手段・形式を規定する手続法・形式法に対して、権利・義務などの法律関係や内容を規定する法規。実質法。
⇒じっ‐たい【実体】
じっ‐てい【実体】🔗⭐🔉
じっ‐てい【実体】
まじめで正直なこと。じっちょく。日本永代蔵2「それを―なる所帯になせば」。「―な人柄」
広辞苑に「実体」で始まるの検索結果 1-8。