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じつ‐ぞん【実存】🔗⭐🔉
じつ‐ぞん【実存】
①現実に存在すること。実在。
②〔哲〕(existence)
㋐現実的な存在。普遍的な本質ではなく時間・空間内にある個体的存在。スコラ哲学以来、本質存在に対比して用いられ、可能的な本質が現実化されたもの。
㋑特に人間的実存を意味し、自己の存在に関心をもつ主体的な存在、絶えざる自己超克を強いられている脱自的存在をいう。自覚存在。→実存主義。
⇒じつぞん‐しゅぎ【実存主義】
⇒じつぞん‐てつがく【実存哲学】
じつぞん‐しゅぎ【実存主義】🔗⭐🔉
じつぞん‐しゅぎ【実存主義】
(existentialisme フランス)人間の本質ではなく個的実存を哲学の中心におく哲学的立場の総称。ドイツでは実存哲学と呼ばれる。科学的な方法によらず、人間を主体的にとらえようとし、人間の自由と責任とを強調し、悟性的認識には不信をもち、実存は孤独・不安・絶望につきまとわれていると考えるのがその一般的特色。その源はキルケゴール、後期シェリング、さらにパスカルにまでさかのぼるが、20世紀、特に第二次大戦後、世界的に広がった。その代表者はドイツのヤスパース・ハイデガー、フランスのサルトル・マルセルら。サルトル・カミュ・ムージルらは実存を文学・芸術によって表現しようとする。
⇒じつ‐ぞん【実存】
じつぞん‐てつがく【実存哲学】🔗⭐🔉
じつぞん‐てつがく【実存哲学】
(→)実存主義に同じ。
⇒じつ‐ぞん【実存】
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