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やど・る【宿る】🔗🔉

やど・る宿る】 〔自五〕 (「屋取る」の意) ①すみかとしている。住む。万葉集7「江林に―・る猪鹿ししやも」。源氏物語夕顔「かりにても―・れるすまひの程を思ふに」。日葡辞書「トリ、キノエダ、また、ハナニヤドル」 ②旅先で宿をとる。万葉集1「秋の野のみ草刈り葺き―・れりし宇治のみやこの仮庵し思ほゆ」。平家物語1「一樹の陰に―・りあひ同じ流れをむすぶだに、別れは悲しき習ひぞかし」 ③他の物の内に入りとどまる。源氏物語東屋「亡き魂や―・りて見給ふらむ」 ④ある場所に位置を占める。他の物に形がうつる。古今和歌集「あひにあひて物思ふ頃の我が袖に―・る月さへぬるる顔なる」。平家物語11「わが身こそ明石の浦に旅寝せめ同じ浪にも―・る月かな」。「露が―・る」 ⑤植物などが他の植物に寄生する。源氏物語宿木「いと気色ある深山木に―・りたる蔦の色」 ⑥胎児が子宮の中にとどまる。沙石集5「下女の腹に―・り給へり」。「生命が―・る」 ⑦星がその座を占める。

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