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こ‐うた【小歌】🔗🔉

こ‐うた小歌】 ①平安時代に五節ごせちで歌う女官の歌またはその役。実体は不明。上代より大歌所に伝習された大歌に対する語で、「琴歌譜きんかふ」に初見。 ②室町時代に行われた庶民的な短詩型の歌謡。民間から出て上流にも流行し、「閑吟集」「隆達小歌集」などに集録。→小唄1。 ③狂言の謡の一形式。文字を長々と引きのばし、上下になびかせる節でゆっくりした速度で謡う。なお狂言特有の歌謡のすべてを狂言小歌と呼ぶことがあるが、適切ではない。 ④能の謡のうち、例外的な曲節で、民間流行の歌謡にもとづくもの。「放下僧」「芦刈」にある。 ⇒こうた‐おどり【小歌踊】 ⇒こうた‐びくに【小歌比丘尼】

こうた‐おどり【小歌踊】‥ヲドリ🔗🔉

こうた‐おどり小歌踊‥ヲドリ 小歌2に合わせて踊る風流踊。室町時代から江戸初期に流行。 ⇒こ‐うた【小歌】

こうた‐びくに【小歌比丘尼】🔗🔉

こうた‐びくに小歌比丘尼】 表向きは小歌を歌って勧進し、裏では売春をした比丘尼。浄瑠璃、百日曾我「それは―とて、尼にする由承り」 ⇒こ‐うた【小歌】

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