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すたり【廃り】🔗⭐🔉
すたり【廃り】
すたること。すたったもの。すたれ。「はやり―」
⇒すたり‐もの【廃り物】
⇒すたり‐もの【廃り者】
すたり‐もの【廃り物】🔗⭐🔉
すたり‐もの【廃り物】
不用となったもの。はやらないもの。
⇒すたり【廃り】
すたり‐もの【廃り者】🔗⭐🔉
すたり‐もの【廃り者】
使い道のない人。役に立たない人。
⇒すたり【廃り】
すた・る【廃る・頽る】🔗⭐🔉
すた・る【廃る・頽る】
[一]〔自五〕
①行われなくなる。不用になる。おとろえる。謡曲、草子洗「すでに衣通姫そとおりひめこの道の―・らんことを嘆き」。雨月物語3「粥ものさへ日々に―・りて、よろづにたのみなくぞ見えにけり」。日葡辞書「コノカタギ(慣習)ガスタッタ」
②役立たずになる。駄目になる。
③価値が下がる。そこなわれる。「男が―・る」「名が―・る」
[二]〔自下二〕
⇒すたれる(下一)
すたれ【廃れ】🔗⭐🔉
すたれ【廃れ】
すたれること。すたり。
⇒すたれ‐もの【廃れ物】
⇒すたれ‐もの【廃れ者】
すたれ‐もの【廃れ物】🔗⭐🔉
すたれ‐もの【廃れ者】🔗⭐🔉
すた・れる【廃れる・頽れる】🔗⭐🔉
すた・れる【廃れる・頽れる】
〔自下一〕[文]すた・る(下二)
おとろえる。世に用いられなくなる。平家物語6「徳政千万端、詩書仁義の―・れたる道を興し」。古今著聞集5「此道―・れぬるにやと悲しく覚えて」。日葡辞書「ミヤコノテイ(体)キンネン(近年)ヨロヅスタレハテタ」。「―・れた風習」「流行が―・れる」
はい‐あん【廃案】🔗⭐🔉
はい‐あん【廃案】
議決・採用されずに廃止になった議案または考案。国会で審議未了となった案件は廃案となる。
はい‐い【廃位】‥ヰ🔗⭐🔉
はい‐い【廃位】‥ヰ
君主をその位から去らせること。
はい‐えき【廃液】🔗⭐🔉
はい‐えき【廃液】
廃物となった溶液。「工場の―」
はい‐えき【廃駅】🔗⭐🔉
はい‐えき【廃駅】
廃止された駅。荒れはてた駅。
はい‐えん【廃園・廃苑】‥ヱン🔗⭐🔉
はい‐えん【廃園・廃苑】‥ヱン
荒れすたれた庭園。
はい‐おく【廃屋・敗屋】‥ヲク🔗⭐🔉
はい‐おく【廃屋・敗屋】‥ヲク
住む人がなく、荒れはてた家。あばらや。廃家。廃戸。
はい‐か【廃家】🔗⭐🔉
はい‐か【廃家】
①人が住まなくなって、荒れはてた家。あばらや。廃屋。「故郷の―」
②旧制で、戸主が他家に入るために、自らその家を廃した法律行為。
はい‐か【廃貨】‥クワ🔗⭐🔉
はい‐か【廃貨】‥クワ
廃止された貨幣。通用しない貨幣。
はい‐かい【廃潰】‥クワイ🔗⭐🔉
はい‐かい【廃潰】‥クワイ
すたれついえること。あれつぶれること。
はい‐がく【廃学】🔗⭐🔉
はい‐がく【廃学】
学業を中途でやめること。学校を中途で退くこと。
はい‐かん【廃刊】🔗⭐🔉
はい‐かん【廃刊】
定期刊行物の刊行を廃止すること。
はい‐かん【廃官】‥クワン🔗⭐🔉
はい‐かん【廃官】‥クワン
官を廃止すること。また、その官。
はい‐かん【廃艦】🔗⭐🔉
はい‐かん【廃艦】
艦籍から除くこと。廃棄した軍艦。
はい‐き【廃棄】🔗⭐🔉
はい‐き【廃棄】
①不用として捨て去ること。「古雑誌を―する」
②条約などの効力を失わせること。「協定を―する」
⇒はいき‐ぶつ【廃棄物】
はいき‐ぶつ【廃棄物】🔗⭐🔉
はいき‐ぶつ【廃棄物】
不用として廃棄される物。「産業―」
⇒はい‐き【廃棄】
はい‐きょ【廃去】🔗⭐🔉
はい‐きょ【廃去】
やめて去ること。捨て去ること。
はい‐ぎょう【廃業】‥ゲフ🔗⭐🔉
はい‐ぎょう【廃業】‥ゲフ
今までしていた職業・営業などをやめること。「―に追いこまれる」「力士を―する」
はい‐きょく【廃曲】🔗⭐🔉
はい‐きょく【廃曲】
演奏・上演されなくなった曲。廃絶曲。
はい‐ご【廃語】🔗⭐🔉
はい‐ご【廃語】
すたれて、現在は全く使用されなくなった言葉。死語。
はい‐こう【廃坑】‥カウ🔗⭐🔉
はい‐こう【廃坑】‥カウ
鉱山や炭坑を廃棄すること。また、廃棄した鉱山や炭坑。
はい‐こう【廃校】‥カウ🔗⭐🔉
はい‐こう【廃校】‥カウ
学校を廃止すること。また、廃止した学校。
はい‐こう【廃鉱】‥クワウ🔗⭐🔉
はい‐こう【廃鉱】‥クワウ
鉱山や炭鉱を廃棄すること。また、廃棄した鉱山や炭鉱。
はい‐こう【廃興】🔗⭐🔉
はい‐こう【廃興】
すたれることとおこること。興廃。
はい‐ごう【廃合】‥ガフ🔗⭐🔉
はい‐ごう【廃合】‥ガフ
廃止と合併。やめることとあわせること。「整理―」
はい‐こしゅ【廃戸主】🔗⭐🔉
はい‐こしゅ【廃戸主】
戸主を強制してその地位を退かせること。強制隠居ともいう。
はい‐ざい【廃材】🔗⭐🔉
はい‐ざい【廃材】
使い道がないとして捨てられた材木や材料。「―で作った家具」
はい‐ざん【廃山】🔗⭐🔉
はい‐ざん【廃山】
鉱山の操業を廃棄すること。また、その鉱山。
はい‐ざん【廃残】🔗⭐🔉
はい‐ざん【廃残】
(すたれそこなわれる意)心身ともに衰えそこなわれ、おちぶれて生きること。「―の身」
はい‐し【廃止】🔗⭐🔉
はい‐し【廃止】
(従来の制度・習慣などを)やめて行わなくすること。「ローカル線を―する」「虚礼の―」
はい‐し【廃市】🔗⭐🔉
はい‐し【廃市】
住む人が少なくなり、すたれてしまったまち。
はい‐し【廃弛】🔗⭐🔉
はい‐し【廃弛】
(法令・規律などが)すたれゆるむこと。
はい‐じ【廃寺】🔗⭐🔉
はい‐じ【廃寺】
すたれた寺。住僧のいない寺。
はいし‐じりゅう【廃師自立】‥リフ🔗⭐🔉
はいし‐じりゅう【廃師自立】‥リフ
師の説を廃して自説を立てること。
はい‐しつ【廃疾・癈疾】🔗⭐🔉
はい‐しつ【廃疾・癈疾】
①不治の疾病しっぺい。
②律令制に規定された身体障害者で、残疾より重く、篤疾より軽いもの。
はい‐しゃ【廃車】🔗⭐🔉
はい‐しゃ【廃車】
役に立たなくなった車両の使用をやめること。使用をやめ廃棄すること。また、その車両。
はい‐じょ【廃除】‥ヂヨ🔗⭐🔉
はい‐じょ【廃除】‥ヂヨ
①やめのぞくこと。
②〔法〕被相続人に対し虐待や重大な侮辱を加えた推定相続人について、被相続人の意思に基づき、家庭裁判所の審判によって、相続権を喪失させること。旧民法では廃嫡はいちゃく。
はい‐しょう【廃娼】‥シヤウ🔗⭐🔉
はい‐しょう【廃娼】‥シヤウ
公娼制度を廃止すること。内田魯庵、おもひ出す人々「沼南は―を最後の使命として闘つた」
⇒はいしょう‐うんどう【廃娼運動】
はいしょう‐うんどう【廃娼運動】‥シヤウ‥🔗⭐🔉
はいしょう‐うんどう【廃娼運動】‥シヤウ‥
公娼制度の廃止をめざす社会運動。日本ではキリスト教信仰・自由民権思想のもとに、1880年代から始まり、矯風会・救世軍・廓清会などが活動。1958年、売春防止法の全面施行により公娼制度廃止を実現。
⇒はい‐しょう【廃娼】
はい‐しょく【廃職】🔗⭐🔉
はい‐しょく【廃職】
官職を廃止すること。また、その官職。
はい‐じん【廃人・癈人】🔗⭐🔉
はい‐じん【廃人・癈人】
重病などのために通常の社会生活を営むことができなくなった人。
はい‐すい【廃水】🔗⭐🔉
はい‐すい【廃水】
廃棄した水。「工場―」
はい・する【廃する】🔗⭐🔉
はい・する【廃する】
〔他サ変〕[文]廃す(サ変)
①やめる。すてる。用いない。行わない。廃止する。「虚礼を―・する」
②その地位から退かす。史記抄「戻太子れいたいしは―・せられたり」
はい‐せい【廃井】🔗⭐🔉
はい‐せい【廃井】
久しく使わないで荒れはてた井戸。
はい‐せき【廃石】🔗⭐🔉
はい‐せき【廃石】
鉱山・炭鉱で採掘した物の中で無価値な岩石片。ずり。ぼた。
はい‐ぜつ【廃絶】🔗⭐🔉
はい‐ぜつ【廃絶】
①すたれ絶えること。廃滅。「―家け」
②廃止してなくすこと。「核兵器の―」
はい‐せん【廃船】🔗⭐🔉
はい‐せん【廃船】
使用にたえない船を廃すること。また、その船。
はい‐せん【廃線】🔗⭐🔉
はい‐せん【廃線】
交通路線や通信線などの使用を廃止すること。また、その交通路線や通信線。
はい‐そん【廃村】🔗⭐🔉
はい‐そん【廃村】
過疎化が進んで人の住まなくなった村。
はい‐たい【廃退】🔗⭐🔉
はい‐たい【廃退】
①すたれおとろえること。退廃。
②すてて退けること。
はい‐たいし【廃太子】🔗⭐🔉
はい‐たいし【廃太子】
皇太子を廃すること。また、その皇太子。
はい‐たく【廃宅】🔗⭐🔉
はい‐たく【廃宅】
住む人もなく荒れはてた家。廃屋。
はい‐ち【廃地】🔗⭐🔉
はい‐ち【廃地】
①無用な土地。
②無用の地位。
はい‐ち【廃置】🔗⭐🔉
はい‐ち【廃置】
①やめることと置くこと。撤廃と存置。
②免職と登用。
⇒はいち‐ぶんごう【廃置分合】
はいち‐ぶんごう【廃置分合】‥ガフ🔗⭐🔉
はいち‐ぶんごう【廃置分合】‥ガフ
自治体の区域の合併ないし分割。
⇒はい‐ち【廃置】
はい‐ちゃく【廃嫡】🔗⭐🔉
はい‐ちゃく【廃嫡】
「廃除はいじょ2」参照。
はい‐ちょう【廃朝】‥テウ🔗⭐🔉
はい‐ちょう【廃朝】‥テウ
天皇が朝廷の儀式や政務に臨まないこと。日食や2親等以内の喪などの場合に行われる。輟朝てっちょう。→廃務
はい‐てい【廃帝】🔗⭐🔉
はい‐てい【廃帝】
他から強制されて位を退いた天皇または皇帝。はいたい。「淡路―」
はい‐てん【廃典】🔗⭐🔉
はい‐てん【廃典】
すたれた儀式。
はい‐と【廃都】🔗⭐🔉
はい‐と【廃都】
首都でなくなった都市。また、住む人が少なくなってすたれてしまった都市。
はい‐とう【廃刀】‥タウ🔗⭐🔉
はい‐とう【廃刀】‥タウ
刀を腰にさすのをやめること。
⇒はいとう‐れい【廃刀令】
はい‐どう【廃道】‥ダウ🔗⭐🔉
はい‐どう【廃道】‥ダウ
①すたれた道。
②廃止された道路。
はい‐とうみつ【廃糖蜜】‥タウ‥🔗⭐🔉
はい‐とうみつ【廃糖蜜】‥タウ‥
糖蜜から繰り返し蔗糖を結晶させた残りの液。アルコール製造・菓子製造に用い、また飼料・肥料などとして使用。最終糖蜜。
はいとう‐れい【廃刀令】‥タウ‥🔗⭐🔉
はいとう‐れい【廃刀令】‥タウ‥
軍人・警官や大礼服着用者以外の帯刀を禁止した法令。帯刀禁止令とも。1876年(明治9)公布。→散髪脱刀令
⇒はい‐とう【廃刀】
はい‐ねつ【廃熱】🔗⭐🔉
はい‐ねつ【廃熱】
ある事に使用した残りの熱。余熱。
⇒はいねつ‐ボイラー【廃熱ボイラー】
はいねつ‐ボイラー【廃熱ボイラー】🔗⭐🔉
はいねつ‐ボイラー【廃熱ボイラー】
冶金用の炉、セメントの回転炉などの余熱を利用した、炉の部分のないボイラー。余熱缶。
⇒はい‐ねつ【廃熱】
はい‐はん【廃藩】🔗⭐🔉
はい‐はん【廃藩】
藩を廃すること。
⇒はいはん‐ちけん【廃藩置県】
はい‐ばん【廃版】🔗⭐🔉
はい‐ばん【廃版】
製造中止となった型式かたしき。
はい‐ばん【廃番】🔗⭐🔉
はい‐ばん【廃番】
製品や商品につけた管理上の番号を廃して、その取扱いをやめること。また、その番号。
はい‐ばん【廃盤】🔗⭐🔉
はい‐ばん【廃盤】
製造中止となったレコード2。
はいはん‐ちけん【廃藩置県】🔗⭐🔉
はいはん‐ちけん【廃藩置県】
明治4年(1871)7月に行われた地方制度改革で、全国の藩を廃して府県が置かれ、中央集権化が完全に達成された。同年末には北海道のほか3府72県が置かれた。
→資料:廃藩置県の詔
⇒はい‐はん【廃藩】
はい‐ひ【廃罷】🔗⭐🔉
はい‐ひ【廃罷】
すててやめること。廃止。
⇒はいひ‐そけん【廃罷訴権】
はい‐ひん【廃品】🔗⭐🔉
はい‐ひん【廃品】
役に立たなくなった物品。廃物。「―回収」
はい‐ぶつ【廃仏】🔗⭐🔉
はい‐ぶつ【廃仏】
仏法を排斥すること。仏教弾圧。中国では、北魏・北周・唐・後周で実施。→三武一宗さんぶいっそう。
⇒はいぶつ‐きしゃく【廃仏毀釈・排仏棄釈】
はい‐ぶつ【廃物】🔗⭐🔉
はい‐ぶつ【廃物】
すたれたもの。役に立たなくなったもの。用いられなくなったもの。廃品。「―利用」
はいぶつ‐きしゃく【廃仏毀釈・排仏棄釈】🔗⭐🔉
はいぶつ‐きしゃく【廃仏毀釈・排仏棄釈】
(「毀釈」は、釈迦の教えをすてる意)明治初年の仏教排撃運動。1868年(慶応4)の神仏分離令などの神道国教化政策の下で、神道家などを中心に各地で寺院・仏像・仏具・仏典の破壊や僧侶の還俗強制などがおきた。
⇒はい‐ぶつ【廃仏】
はい‐へい【廃兵・癈兵】🔗⭐🔉
はい‐へい【廃兵・癈兵】
戦争で負傷し、再び戦闘に従事できなくなった兵士。傷病兵。傷痍しょうい軍人。
はい‐む【廃務】🔗⭐🔉
はい‐む【廃務】
諸官司が休日以外に政務を行わないこと。廃朝はいちょうの時、官司が執務しないこと。原則として1日限り。
はい‐めつ【廃滅】🔗⭐🔉
はい‐めつ【廃滅】
すたれほろびること。高橋太華、有馬竹「山崩れて温泉埋まり、多年の間―に帰せしが」
はい‐もう【廃忘・敗亡】‥マウ🔗⭐🔉
はい‐もう【廃忘・敗亡】‥マウ
①忘れ去ること。源平盛衰記4「御尋ねありけるに、折節―してのべ得ざりけるに」
②うろたえること。困ってあわてること。狂言、筑紫の奥「ハア、―致いた」
⇒はいもう‐けでん【敗亡怪顛】
はい‐ゆ【廃油】🔗⭐🔉
はい‐ゆ【廃油】
廃物になった油。使用後の潤滑油など。
⇒はいゆ‐ボール【廃油ボール】
はいゆ‐ボール【廃油ボール】🔗⭐🔉
はいゆ‐ボール【廃油ボール】
(→)オイル‐ボールに同じ。
⇒はい‐ゆ【廃油】
はいよう‐しょうこうぐん【廃用症候群】‥シヤウ‥🔗⭐🔉
はいよう‐しょうこうぐん【廃用症候群】‥シヤウ‥
病気や怪我などの原因で長い間からだを動かさないために筋肉が萎縮し、臓器の機能が低下する病態。
[漢]廃🔗⭐🔉
廃 字形
筆順
〔广部9画/12画/常用/3949・4751〕
[廢] 字形
〔广部12画/15画/5506・5726〕
〔音〕ハイ(漢)
〔訓〕すたれる・すたる
[意味]
①古くなったりこわれたりして役に立たなくなる。すたれる。すたる。「廃物・廃墟はいきょ・荒廃・退廃」
②とりやめる。用いないことにする。すてる。「軍政を廃して民政に移管する」「廃止・廃棄・廃業・撤廃」
▷「癈」(=疾病のため不具になる)の現代表記としても用いる。「廃人」
[解字]
形声。「广」(=いえ)+音符「發」(=はじく)。家が二つに割れてこわれる意。
[下ツキ
改廃・朽廃・荒廃・興廃・全廃・存廃・退廃・頽廃・撤廃・老廃



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