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のべ【延べ】🔗⭐🔉
のべ【延べ】
①のべること。のべたもの。
②同一のものが何回も含まれていても、そのそれぞれを一単位に数えた総計。「―人員」「―50日」
③延取引の略。
④延紙の略。好色一代女5「細緒の雪駄せった、―の鼻紙を見せかけ」
のべ‐うち【延べ打ち】🔗⭐🔉
のべ‐うち【延べ打ち】
金属を鍛えて平らに打ち延べてつくること。また、つくった物。「―のキセル」
のべ‐かがみ【延べ鏡】🔗⭐🔉
のべ‐かがみ【延べ鏡】
懐中鏡。浄瑠璃、仮名手本忠臣蔵「思ひ付いたる―、出して写して読み取る文章」
のべ‐ざお【延べ棹・延べ竿】‥ザヲ🔗⭐🔉
のべ‐ざお【延べ棹・延べ竿】‥ザヲ
①継ぎ棹でない三味線の棹。
②継ぎ竿でない釣竿。
のべ‐しじめ【延べ縮め】🔗⭐🔉
のべ‐しじめ【延べ縮め】
のばしたりちぢめたりすること。自由勝手にすること。また、かけひきをすること。落窪物語1「北の方の御心に任せて―し給ふ」
のべ‐じんいん【延べ人員】‥ヰン🔗⭐🔉
のべ‐じんいん【延べ人員】‥ヰン
ある仕事に従事した人員を、仮に1日で仕上げるものとして換算した総人員数。例えば五人で4日かかった仕事の延人員は20人。
のべ‐ずり【延べ磨り】🔗⭐🔉
のべ‐ずり【延べ磨り】
蒔絵まきえをつくる時、漆を古綿にひたして上面にすりつけること。
のべ‐だん【延べ段】🔗⭐🔉
のべ‐だん【延べ段】
庭の石敷の一種。園路の一部として長方形の切石と自然石とを組み合わせて作る。
のべ‐ちぢめ【延べ縮め】🔗⭐🔉
のべ‐ちぢめ【延べ縮め】
のばしたりちぢめたりすること。伸縮。
のべ‐にっすう【延べ日数】🔗⭐🔉
のべ‐にっすう【延べ日数】
ある仕事に要した日数を、仮に1人で仕上げるものとして換算した総日数。例えば5人で4日かかった仕事の延べ日数は20日。
のべ‐の‐はながみ【延べの鼻紙】🔗⭐🔉
のべ‐の‐はながみ【延べの鼻紙】
(→)「のべがみ」1に同じ。
のべ‐ぼう【延べ棒】‥バウ🔗⭐🔉
のべ‐ぼう【延べ棒】‥バウ
①延ばして棒状とした金属。「金の―」
②餅などを延ばすのに用いる木製の棒。
のべ‐めんせき【延べ面積】🔗⭐🔉
のべ‐めんせき【延べ面積】
建築物の各階の床面積を合計したもの。延床面積。
の・べる【伸べる・延べる】🔗⭐🔉
の・べる【伸べる・延べる】
〔他下一〕[文]の・ぶ(下二)
①曲がったもの・巻いたものなどを、平面的に長くのばす、また、ひろげる。源氏物語須磨「位をもかへし奉りて侍るに、私ざまには腰―・べて」。平家物語灌頂「一谷といふ処にて一門多く滅びし後は直衣束帯を引き替へて鉄くろがねを―・べて身に纏ひ」。「救いの手を―・べる」「床を―・べる」
②(「法席を―・ぶ」などの形で、席むしろを広げる意から)法会ほうえなどを執り行う。太平記15「大師これを受けて…一代説教の法席を展のべ給ひけり」
③時間的に長く持続させる。源氏物語絵合「静かに籠りゐて後の世の事を勤め、かつは齢をも―・べむ」
④延期する。源氏物語少女「一度にと定めさせ給ひしかど、騒がしきやうなりとて、中宮はすこし―・べさせ給ふ」
⑤心理的にくつろぐようにする。のびのびとさせる。万葉集10「春の野に心―・べむと思ふどち来し今日の日は暮れずもあらぬか」。源氏物語総角「げに古歌ふることぞ人の心を―・ぶるたよりなりける」
⑥水などを加えて、薄くし、量をふやす。尤之双紙もっとものそうし「汁の味噌の濃きは湯にて―・ぶる」
のべ‐わけ【延べ分け】🔗⭐🔉
のべ‐わけ【延べ分け】
金銀などを分けて鍛え、平たく延ばして飾りとすること。また、その飾り。男色大鑑「金銀―のかうがい」
のべ‐わたし【延べ渡し】🔗⭐🔉
のべ‐わたし【延べ渡し】
売買契約の際、現品をすぐに渡さずに、ある期間後に渡すこと。
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