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かい‐ご【悔悟】クワイ‥🔗🔉

かい‐ご悔悟クワイ‥ 前非を悔いさとること。徳冨蘆花、不如帰「吾れと吾が良心の前に―の膝を折る時なり」。「―の涙」

かい‐こん【悔恨】クワイ‥🔗🔉

かい‐こん悔恨クワイ‥ 後悔して残念に思うこと。「―の情」

かい‐しゅん【悔悛】クワイ‥🔗🔉

かい‐しゅん悔悛クワイ‥ 前非を悔い改めること。 ⇒かいしゅん‐の‐ひせき【悔悛の秘跡】

かいしゅん‐の‐ひせき【悔悛の秘跡】クワイ‥🔗🔉

かいしゅん‐の‐ひせき悔悛の秘跡クワイ‥ 〔宗〕告解こっかいの旧称。 ⇒かい‐しゅん【悔悛】

くい【悔い】🔗🔉

くい悔い】 あやまちを悔いること。後悔。天智紀「出でましの―はあらじぞ」。「―を残す」

くい‐あらため【悔い改め】🔗🔉

くい‐あらため悔い改め】 〔宗〕(penitentia ラテン)キリスト教で、神に対して罪を悔い、心を改めて霊的生活によみがえる誓いをすること。悔悛かいしゅん

くい‐あらた・める【悔い改める】🔗🔉

くい‐あらた・める悔い改める】 〔他下一〕[文]くいあらた・む(下二) 悪事や過失を悔いて善に向かう。「前非を―・める」

くい‐かえ・す【悔い返す】‥カヘス🔗🔉

くい‐かえ・す悔い返す‥カヘス 〔他四〕 ①心から後悔する。発心集5「―・して、罪滅ぶる方もありぬべし」 ②後悔して取り消す。

く・いる【悔いる】🔗🔉

く・いる悔いる】 〔他上一〕[文]く・ゆ(上二) 自分のしたことについて、そんなことをすべきでなかったと思う。後悔する。万葉集3「立ちてゐて後に―・ゆともしるしあらめやも」。源氏物語帚木「思ひくまなかりけむと―・ゆる心のみまさりて」。「前非を―・いる」

くやし・い【悔しい・口惜しい】🔗🔉

くやし・い悔しい・口惜しい】 〔形〕[文]くや・し(シク) ①後悔される。取返しのつかないことで残念である。万葉集15「ぬばたまの夜見し君を明くる朝あした逢はずまにして今そ―・しき」 ②相手にはずかしめられたり、自分の無力を思い知らされたりして、腹立たしい。しゃくだ。いまいましい。梅暦「今途中で聞いた喧嘩のやうす、―・しからうがコレ米八、マア気をしづめてよく聞かツし」。「負けて―・い」

くやし‐が・る【悔しがる】🔗🔉

くやし‐が・る悔しがる】 〔他五〕 くやしく思う。残念がる。

くやし‐なき【悔し泣き】🔗🔉

くやし‐なき悔し泣き】 くやしがって泣くこと。 ⇒くやし【悔し】

くやし‐なみだ【悔し涙】🔗🔉

くやし‐なみだ悔し涙】 くやしさのあまりに出る涙。くちおし涙。夏目漱石、明暗「津田にはそれが口惜涙くやしなみだとしか思へなかつた」。「―に暮れる」 ⇒くやし【悔し】

くやし・ぶ【悔しぶ】🔗🔉

くやし・ぶ悔しぶ】 〔他上二〕 (→)「くやしむ」に同じ。続日本紀31「せむすべも知らに―・びたまひ」

くやし‐まぎれ【悔し紛れ】🔗🔉

くやし‐まぎれ悔し紛れ】 くやしさのあまり、つい理性にはずれたことをすること。「―の捨てぜりふ」「―に当たり散らす」 ⇒くやし【悔し】

くやし・む【悔しむ】🔗🔉

くやし・む悔しむ】 〔他四〕 くやしがる。くやしぶ。続古事談2「などさる事を言ひけんと―・まれけること」

くやしん‐ぼう【悔しん坊】‥バウ🔗🔉

くやしん‐ぼう悔しん坊‥バウ ①ひどくくやしがる性質の人。東海道中膝栗毛3「アノ親仁めが―で、手めへに意趣げへしをしたのだはな」 ②くやしまぎれ。洒落本、船頭深話「甲斐げえねへ娼妓あまっちょろだと思はれるのも―だ」

くやみ‐がお【悔み顔】‥ガホ🔗🔉

くやみ‐がお悔み顔‥ガホ くやんでいる顔つき。 ⇒くやみ【悔み】

くやみ‐ぐさ【悔み種】🔗🔉

くやみ‐ぐさ悔み種】 くやむ原因となる物事。 ⇒くやみ【悔み】

くやみ‐ごと【悔み言】🔗🔉

くやみ‐ごと悔み言】 くやんで言うことば。 ⇒くやみ【悔み】

くやみ‐じょう【悔み状】‥ジヤウ🔗🔉

くやみ‐じょう悔み状‥ジヤウ 死を弔う意を述べた書状。くやみぶみ。 ⇒くやみ【悔み】

くやみ‐なき【悔み泣き】🔗🔉

くやみ‐なき悔み泣き】 くやんで泣くこと。 ⇒くやみ【悔み】

くやみ‐ぶみ【悔み文】🔗🔉

くやみ‐ぶみ悔み文(→)「悔み状」に同じ。 ⇒くやみ【悔み】

くや・む【悔やむ】🔗🔉

くや・む悔やむ】 〔他五〕 ①後悔する。残念がる。為忠集「数々に過ぎにしことは―・まねど」。日葡辞書「トガヲクヤム」。「失言を―・む」 ②人の死を惜しんで弔う。「友人の死を―・む」

く・ゆ【悔ゆ】🔗🔉

く・ゆ悔ゆ】 〔他上二〕 ⇒くいる(上一)

け‐か【悔過】‥クワ🔗🔉

け‐か悔過‥クワ 〔仏〕 ①罪を悔いること。懺悔すること。 ②己が罪を懺悔し、罪報を免れることを求めるために、薬師・阿弥陀・吉祥天などを本尊として一定の作法によって行う儀式。今昔物語集16「題恵禅師といふ人を請じて十一面観音の―を行ふ」

[漢]悔🔗🔉

 字形  筆順 〔心(忄・)部6画/9画/常用/1889・3279〕 [] 字形 〔心(忄・)部7画/10画〕 〔音〕カイ〈クヮイ〉(漢) ケ(呉) 〔訓〕いる・やむ・くやしい [意味] ①自分の失敗・欠点などを残念に思う。くいる。くやしがる。「悔恨・悔悛かいしゅん・後悔・懺悔ざんげ」 ②他人の死を惜しむ。くやみ。 [解字] 形声。「心」+音符「」(=暗い)。心がくらくなる意。

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