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おどけ【戯け】🔗⭐🔉
おどけ【戯け】
おどけること。ふざけ。たわむれ。誹風柳多留7「―だと骨太な手を口へあて」。「―がすぎる」
⇒おどけ‐うた【戯歌】
⇒おどけ‐え【戯絵】
⇒おどけ‐がお【戯け顔】
⇒おどけ‐ぐち【戯け口】
⇒おどけ‐しばい【戯芝居】
⇒おどけ‐ばなし【戯話】
⇒おどけ‐もの【戯け者】
おどけ‐がお【戯け顔】‥ガホ🔗⭐🔉
おどけ‐がお【戯け顔】‥ガホ
人を笑わせようとしてする滑稽な表情。
⇒おどけ【戯け】
おどけ‐ぐち【戯け口】🔗⭐🔉
おどけ‐ぐち【戯け口】
じょうだん。ざれごと。
⇒おどけ【戯け】
おどけ‐もの【戯け者】🔗⭐🔉
おどけ‐もの【戯け者】
①ふざけたことをする人。滑稽者。
②ばかげたことをする人。たわけ者。
⇒おどけ【戯け】
おど・ける【戯ける】🔗⭐🔉
おど・ける【戯ける】
〔自下一〕
(「おどく」(下二)から)滑稽なことを言ったりしたりして、ふざける。たわむれる。ざれる。(「お道化る」とも当てる)誹風柳多留10「―・けずときりきり文を返しなよ」。「―・けて笑わせる」
じゃら・ける【戯ける】🔗⭐🔉
じゃら・ける【戯ける】
〔自下一〕
(→)「じゃれる」に同じ。
たわけ【戯け】タハケ🔗⭐🔉
たわけ【戯け】タハケ
①みだらな通婚。古事記中「上通下通婚おやこたわけ・馬婚うまたわけ・牛婚・鶏婚」
②ふざけること。おどけ。たわむれ。「―を言うな」
③たわけもの。ばかもの。「この、―めが」
⇒たわけ‐もの【戯け者】
⇒戯けを尽くす
たわけ‐もの【戯け者】タハケ‥🔗⭐🔉
たわけ‐もの【戯け者】タハケ‥
たわけたもの。しれもの。ばかもの。
⇒たわけ【戯け】
たわ・ける【戯ける】タハケル🔗⭐🔉
たわ・ける【戯ける】タハケル
〔自下一〕[文]たは・く(下二)
①みだらな行いをする。古事記下「伊呂妹いろも軽の大郎女に―・けて」
②たわむれる。ふざける。「―・けたことを言うな」
③馬鹿・愚か者になる。〈日葡辞書〉
○戯けを尽くすたわけをつくす
甚だしくばかげた言動をする。歌舞伎、けいせい仏の原「まだ―、主の顔を知らぬ家老があるか」
⇒たわけ【戯け】
○戯けを尽くすたわけをつくす🔗⭐🔉
○戯けを尽くすたわけをつくす
甚だしくばかげた言動をする。歌舞伎、けいせい仏の原「まだ―、主の顔を知らぬ家老があるか」
⇒たわけ【戯け】
たわ‐ごと【戯言】タハ‥
(古くは清音)たわけたことば。妄語。万葉集3「逆言およずれの―とかも高山のいはほの上に君が臥こやせる」。「―をぬかす」
たわ‐ごと【戯事】タハ‥
たわけたしわざ。たわむれごと。
たわし【束子】タハシ
わら・棕梠しゅろの毛などをたばねて造り、器物をこすり洗う道具。「―でこする」
束子
撮影:薗部 澄(JCII蔵)
たわ・し【戯し】タハシ
〔形シク〕
みだらなさまである。好色である。落窪物語1「典薬助にて身貧しきが、六十ばかりなる、さすがに―・しきに」。類聚名義抄「婬、タハシ」
たわ‐しる【たは汁】タハ‥
腫物などから出るうみ汁。(和訓栞)
たわし・る【戯る】タハシル
〔自下二〕
たわむれる。みだらなことをする。たわく。新撰字鏡12「作劇、洞劇也、不定之
、太波志礼天」
た‐わす・る【た忘る】
〔他下二〕
(タは接頭語)わすれる。万葉集3「ぬば玉のその夜の梅を―・れて折らず来にけり思ひしものを」
たわ‐たわ【撓撓】
木の枝などのたわみしなうさま。たわわ。万葉集10「白かしの枝も―雪の降れれば」
たわ・ぶ【戯ぶ】タハブ
〔自四〕
たわむれる。ふざける。みだらなことをする。たわく。〈新撰字鏡3〉
たわぶ・る【戯る】タハブル
〔自下二〕
(相手に面白半分の態度で接する意)
①遊び興じる。万葉集5「立てれども居れども共に―・れ」
②ふざけかかる。からかう。源氏物語玉鬘「をかしく人の心を見給ふあまりに、かかる古人をさへぞ―・れ給ふ」
③異性に対してふざける。みだらなことをする。今昔物語集2「われはこれ汝等が夫なり…と言ひて一人の端正の釈女に向ひて―・るる時に」
たわぶれ【戯れ】タハブレ
(→)「たわむれ」に同じ。源氏物語帚木「遊び―をも人よりは心やすく馴れ馴れしくふるまひたり」
⇒たわぶれ‐あそび【戯れ遊び】
⇒たわぶれ‐うた【戯れ歌】
⇒たわぶれ‐がたき【戯れ敵】
⇒たわぶれ‐ごころ【戯れ心】
⇒たわぶれ‐ごと【戯れ言】
⇒たわぶれ‐ごと【戯れ事】
⇒たわぶれ‐にく・し【戯れにくし】
⇒たわぶれ‐びと【戯れ人】
たわぶれ‐あそび【戯れ遊び】タハブレ‥
たわむれて遊ぶこと。
⇒たわぶれ【戯れ】
たわぶれ‐うた【戯れ歌】タハブレ‥
(→)「たわむれうた」に同じ。夫木和歌抄27「―人々よみけるに」
⇒たわぶれ【戯れ】
たわぶれ‐がたき【戯れ敵】タハブレ‥
あそび相手。あそびともだち。源氏物語紅梅「この若君を…召しまつはし―にし給ふ」
⇒たわぶれ【戯れ】
たわぶれ‐ごころ【戯れ心】タハブレ‥
たわむれの心。ざれごころ。宇津保物語初秋「見せよやと―に乞ひつれど、笑ひて出さず」
⇒たわぶれ【戯れ】
たわぶれ‐ごと【戯れ言】タハブレ‥
(→)「たわむれごと」に同じ。源氏物語帚木「―などのたまひつつ」
⇒たわぶれ【戯れ】
たわぶれ‐ごと【戯れ事】タハブレ‥
(→)「たわむれごと」に同じ。源氏物語椎本「―もまめごとも、同じ心になぐさめかはして過ぐし給ふ」
⇒たわぶれ【戯れ】
たわぶれ‐にく・し【戯れにくし】タハブレ‥
〔形ク〕
冗談にすることができない。うっかりふざけることもできない。古今和歌集雑体「ありぬやと心みがてら逢ひ見ねば―・きまでぞ恋しき」
⇒たわぶれ【戯れ】
たわぶれ‐びと【戯れ人】タハブレ‥
よくたわむれる人。うわきもの。宇津保物語藤原君「この侍従も、あやしき―にて」
⇒たわぶれ【戯れ】
たわみ【撓み】
たわむこと。外力によって板・棒などの軸方向が曲がる変形。
⇒たわみ‐かん【撓み管】
⇒たわみ‐つぎて【撓み継手】
たわみ‐かん【撓み管】‥クワン
自由に屈曲できるように作られた管。可撓かとう管。フレキシブル‐チューブ。
⇒たわみ【撓み】
たわみずらタハミヅラ
田や池沼に生える蔓草。ミクリ・ジュンサイ・ヒルムシロなどとする諸説がある。万葉集14「峰おろ田に生おはる―引かばぬるぬる吾あを言ことな絶え」
たわみ‐つぎて【撓み継手】
二つの軸が正確に一直線上にない場合または激しい衝撃や震動を受ける場合に用いる継手。原動機と発電機、電動機と渦巻ポンプなどの直結は多くこれによる。可撓継手。フレキシブル‐カップリング。
⇒たわみ【撓み】
たわ・む【撓む】
[一]〔自五〕
①おされてまがる。しなう。ゆがむ。源氏物語若菜下「枝も―・むばかり咲き乱れたり」
②つかれていやになる。気力がなくなる。たゆむ。源氏物語梅枝「少し―・みに給へる御気色を、宰相の君は聞き給へど」
[二]〔他下二〕
⇒たわめる(下一)
たわむ・る【戯る】タハムル
〔自下二〕
⇒たわむれる(下一)
たわむれ【戯れ】タハムレ
(タワブレの転)
①遊び興ずること。遊戯。
②ふざけること。おどけること。滑稽。冗談。また、本気でなくすること。軽い気持ですること。「―に歌を詠む」
③異性に対するいたずら。浮気。
⇒たわむれ‐うた【戯れ歌】
⇒たわむれ‐がき【戯れ書き】
⇒たわむれ‐ぐち【戯れ口】
⇒たわむれ‐ごと【戯れ言】
⇒たわむれ‐ごと【戯れ事】
たわむれ‐うた【戯れ歌】タハムレ‥
たわむれによむうた。狂歌。たわれうた。
⇒たわむれ【戯れ】
たわむれ‐がき【戯れ書き】タハムレ‥
①たわむれに書くこと。また、書いたもの。
②らくがき。
⇒たわむれ【戯れ】
たわむれ‐ぐち【戯れ口】タハムレ‥
たわむれて言うことば。戯言。じょうだん。
⇒たわむれ【戯れ】
たわむれ‐ごと【戯れ言】タハムレ‥
たわむれて言うことば。じょうだん。たわむれぐち。
⇒たわむれ【戯れ】
たわむれ‐ごと【戯れ事】タハムレ‥
たわむれにするわざ。ざれごと。
⇒たわむれ【戯れ】
たわむ・れる【戯れる】タハムレル
〔自下一〕[文]たはむ・る(下二)
(タワブルの転)
①遊び興ずる。「子供と―・れる」
②ふざける。おどける。「物まねをして―・れる」
③異性に対していたずらをする。
たわ・める【撓める】
〔他下一〕[文]たわ・む(下二)
たわむようにする。圧して曲げる。たわませる。
たわ‐もの【狂者】タハ‥
たわれた者。うつけ者。
たわ‐やか
たおやかなさま。なよやかなさま。源平盛衰記5「諒闇りょうあんの直衣ことに内浄く―にして」
たわ‐やす・し【容易し】タハ‥
〔形ク〕
(下に打消の語を伴うことが多い)
①たやすい。竹取物語「この玉―・くえ取らじを」
②軽々しい。気軽である。源氏物語賢木「―・く御心にまかせてまうで給ふべき御住みかに、はたあらねば」
たわや‐め【手弱女】
(「手弱」は当て字。タワ(撓)ムの語根に、性質・状態を示す接尾語ヤの付いたもの)たわやかな女。なよなよとした女。古事記上「我が生める子は―を得つ」
たわら【俵】タハラ
わらなどを編んで造った袋。穀類・芋類・食塩・石炭・木炭などを入れるのに用いる。播磨風土記「―を積みて橋を立てましき」。「米―」
⇒たわら‐ぐみ【俵茱萸】
⇒たわら‐ご【俵子】
⇒たわら‐ごし【俵腰】
⇒たわら‐ころがし【俵転がし】
⇒たわら‐ぜめ【俵責め】
⇒たわら‐びょう【俵鋲】
⇒たわら‐むかえ【俵迎え】
⇒たわら‐めぬき【俵目貫】
⇒たわら‐もの【俵物】
⇒俵に足が掛かる
たわら【俵】タハラ
姓氏の一つ。
⇒たわら‐くにいち【俵国一】
たわら‐くにいち【俵国一】タハラ‥
冶金学者。島根県生れ。東大教授。日本古来の製鉄法を解明し、鉄鉱業の発展に寄与。文化勲章。(1872〜1958)
⇒たわら【俵】
たわら‐ぐみ【俵茱萸】タハラ‥
トウグミの別称。俵形の大形の果実をつけ、果樹として栽培。→ぐみ。
⇒たわら【俵】
たわら‐ご【俵子】タハラ‥
①ごまめ。
②ナマコの異称。日葡辞書「タワラゴ、また、ナマコ」
⇒たわら【俵】
たわら‐ごし【俵腰】タハラ‥
俵のようなふとい腰。
⇒たわら【俵】
たわら‐ころがし【俵転がし】タハラ‥
紙製の小さな俵状のものに土の玉を入れた玩具。転がすと立ったり寝たりする。俵返り。
⇒たわら【俵】
たわら‐ぜめ【俵責め】タハラ‥
江戸時代の拷問の一種。キリシタン信者を俵に入れて首だけ出し、広場に山積みして鞭打ったもの。
⇒たわら【俵】
たわら‐とうだ【俵藤太】タハラ‥
藤原秀郷ふじわらのひでさとの異称。


ちょう・ける【戯ける】テウケル🔗⭐🔉
ちょう・ける【戯ける】テウケル
〔自下一〕
おどける。ふざける。じょうける。浄瑠璃、生写朝顔話「売られて絹のべべ着いと―・ける詞聞きかねて」
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