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もち【持ち】🔗⭐🔉
もち【持ち】
①持つこと。
㋐所有すること。「―家」「―時間」「衣装―」
㋑負担すること。「費用はそっち―だ」
②品質や働きが長い時間変わらずにつづくこと。「―がよい」
③相場の上がるのを待つこと。
④歌合・囲碁・将棋などで、引分け。持じ。
⑤持太刀もちだちの略。
もち‐あ・う【持ち合う】‥アフ🔗⭐🔉
もち‐あ・う【持ち合う】‥アフ
〔自五〕
①ちょうど持ち合わせている。日葡辞書「モチヤウタニヨッテシン(進)ズル」
②双方がつり合いを保つ。
③(取引用語)値段または相場が持合いの状態にある。
もち‐あが・る【持ち上がる】🔗⭐🔉
もち‐あが・る【持ち上がる】
〔自五〕
①力が加わって上に上がる。「地面が―・る」
②降ってわいたように事が起こる。「大事件が―・る」「縁談が―・る」
③学級担任の教師が生徒の進級と共にその担任を続ける。「5年の担任が6年に―・る」
もち‐あ・げる【持ち上げる】🔗⭐🔉
もち‐あ・げる【持ち上げる】
〔他下一〕[文]もちあ・ぐ(下二)
①持って高く上げる。「俵を―・げる」
②ほめておだて上げる。「大いに―・げて仕事をさせる」
もち‐あじ【持ち味】‥アヂ🔗⭐🔉
もち‐あじ【持ち味】‥アヂ
①ある食物にもとから備わっている味。「―を生かした料理」
②人柄や小説・技芸・美術品などの持つ独特の味わいや良さ。「本来の―を出す」
もち‐あつか・う【持ち扱う】‥アツカフ🔗⭐🔉
もち‐あつか・う【持ち扱う】‥アツカフ
〔他五〕
①あつかう。とりはからう。
②取扱いに困る。もてあます。保元物語(金刀比羅本)「十善の帝王に―・はれたてまつりて」。夏目漱石、門「泥棒も―・つたんでせう。それとも余り金にならないんで、已を得ず返して呉れた」
もち‐あら・す【持ち荒らす】🔗⭐🔉
もち‐あら・す【持ち荒らす】
〔他四〕
持っていて損じさせる。日葡辞書「イエ(家)ヲ、また、ウマヲモチアラス」
もち‐ある・く【持ち歩く】🔗⭐🔉
もち‐ある・く【持ち歩く】
〔他五〕
もって歩く。携帯する。「いつもパソコンを―・く」
もち‐あわ・す【持ち合わす】‥アハス🔗⭐🔉
もち‐あわ・す【持ち合わす】‥アハス
[一]〔他五〕
(→)「持ち合わせる」に同じ。
[二]〔他下二〕
⇒もちあわせる(下一)
もち‐あわ・せる【持ち合わせる】‥アハセル🔗⭐🔉
もち‐あわ・せる【持ち合わせる】‥アハセル
〔他下一〕[文]もちあは・す(下二)
①ちょうど必要なものを持っている。「筆記具を―・せていない」
②(自分が今、手にさかずきを持っているとき)相手にさかずきをさすのにいう語。浮世草子、諸道聴耳世間猿「盃取上げて一つうけて―・せましたがあげませうか」
もち‐いえ【持ち家】‥イヘ🔗⭐🔉
もち‐いえ【持ち家】‥イヘ
所有している家。もちや。
もち‐いつ・く【持ち斎く】🔗⭐🔉
もち‐いつ・く【持ち斎く】
〔自四〕
神としてあがめる。古事記上「阿曇連あずみのむらじ等が祖神おやがみと―・く神なり」
もち‐うた【持ち歌・持ち唄】🔗⭐🔉
もち‐うた【持ち歌・持ち唄】
いつでも歌えるように持ち合わせている得意な歌曲。レパートリー。
もち‐おもり【持ち重り】🔗⭐🔉
もち‐おもり【持ち重り】
持っているうちに重さが増してくるように感ずること。歌舞伎、幼稚子敵討おさなごのかたきうち「わしも此背中が―がして、どふもならぬ」
もち‐かえ・す【持ち返す】‥カヘス🔗⭐🔉
もち‐かえ・す【持ち返す】‥カヘス
〔自五〕
(→)「持ち直す」2に同じ。「業績が―・す」
もち‐かえり【持ち帰り】‥カヘリ🔗⭐🔉
もち‐かえり【持ち帰り】‥カヘリ
買った物を自分で持って帰ること。テイクアウト。
もち‐かえ・る【持ち帰る】‥カヘル🔗⭐🔉
もち‐かえ・る【持ち帰る】‥カヘル
〔他五〕
①品物を持って帰る。
②その場で解決できない問題などを、もとの部署に持って帰る。「―・って検討します」
もち‐か・える【持ち替える】‥カヘル🔗⭐🔉
もち‐か・える【持ち替える】‥カヘル
〔他下一〕[文]もちか・ふ(下二)
持ちなおす。持つ手をかえる。また、持っているものを別のものにかえる。「フォークを右手に―・える」「筆をペンに―・える」
もち‐か・ける【持ち掛ける】🔗⭐🔉
もち‐か・ける【持ち掛ける】
〔他下一〕[文]もちか・く(下二)
相談などを切り出す。誘いかける。「縁談を―・ける」「うまく―・けて承知させる」
もち‐かた【持ち方】🔗⭐🔉
もち‐かた【持ち方】
①持つ方法。
②持つ人。持ち手。
③維持の方法。保存の方法。
もち‐き・る【持ち切る】🔗⭐🔉
もち‐き・る【持ち切る】
〔自五〕
①終りまで持ちつづける。保ちつづける。
②初めから終りまで同一の事物または状態で継続する。
もち‐くず・す【持ち崩す】‥クヅス🔗⭐🔉
もち‐くず・す【持ち崩す】‥クヅス
〔他五〕
身持ちを悪くする。品行を乱す。財産をつかいはたす。好色一代女1「おもふまま身を―・してすむもよしなし」
もち‐こ・す【持ち越す】🔗⭐🔉
もち‐こ・す【持ち越す】
〔他五〕
①持って来る。
②持って次へ送る。残して次へ送る。「票決は次回に―・す」「結論を―・す」
③食物が消化せずに胃中にたまる。前夜の酒の酔いを翌日まで残す。
もち‐こた・える【持ち堪える】‥コタヘル🔗⭐🔉
もち‐こた・える【持ち堪える】‥コタヘル
〔他下一〕[文]もちこた・ふ(下二)
長く支え続ける。頑張って持続する。ふみこたえる。「事業を―・える」「病人が―・える」
もち‐こ・む【持ち込む】🔗⭐🔉
もち‐こ・む【持ち込む】
〔他五〕
貨物などを持って入れる。運び入れる。持って来る。ある状態にもっていく。転じて、事の処理をゆだねる。「相談ごとを―・む」「同点に―・む」
もち‐ごも・る【持ち籠る】🔗⭐🔉
もち‐ごも・る【持ち籠る】
〔他四〕
胎児を腹にやどす。妊娠する。
もち‐こら・える【持ち堪える】‥コラヘル🔗⭐🔉
もち‐こら・える【持ち堪える】‥コラヘル
〔他下一〕[文]もちこら・ふ(下二)
(→)「もちこたえる」に同じ。
もち‐さ・る【持ち去る】🔗⭐🔉
もち‐さ・る【持ち去る】
〔他五〕
物を持って他の場所へ行く。
もち‐じかん【持ち時間】🔗⭐🔉
もち‐じかん【持ち時間】
①囲碁・将棋の対局で、考えるために費やしてよいと許されている時間。「―を使い切る」
②講演・演説などで、割り当てられた時間。
もち‐だ・す【持ち出す】🔗⭐🔉
もち‐だ・す【持ち出す】
〔他五〕
①持って外へ出す。盗んだりだまって使ったりすることにもいう。「店の金を―・す」
②持ちはじめる。「疑念を―・す」
③話を人前に出す。訴え出る。「話を―・す」「法廷へ―・す」
④自腹を切って費用を出す。「支給されるより―・す方が多い」
もち‐たて【持ち立て】🔗⭐🔉
もち‐たて【持ち立て】
持って間のないこと。所有して時を経ないこと。浮世風呂3「―の女房だつて間がな透すきがなお縁さんの傍へよつて」
もち‐ちょう・じる【持ち長じる】‥チヤウ‥🔗⭐🔉
もち‐ちょう・じる【持ち長じる】‥チヤウ‥
〔他上一〕
(「もっちょうずる」の転)もてはやす。浮世風呂2「人に―・じられるが面白さに」
もち‐つ・ける【持ち付ける】🔗⭐🔉
もち‐つ・ける【持ち付ける】
〔他下一〕
持ち馴れる。狂言、二人大名「そなたは―・けぬとおしやつたが一段とよい持ちぶりでござる」
○持ちつ持たれつもちつもたれつ🔗⭐🔉
○持ちつ持たれつもちつもたれつ
互いに助けたり助けられたりするさま。「世の中は―だ」
⇒も・つ【持つ】
もち‐て【以て】
(動詞モツ(持)の連用形に助詞テの付いたもの)…で。…によって。万葉集7「我が紐を妹が手―結八川ゆうやかわ」→もって→もて
もち‐てん【持ち点】
競技や賭事で、各参加者が事前に持っている点数。
もち‐どし【望年】
小正月のこと。
もち‐どり【黐鳥】
黐にかかった鳥。また、恩愛などにかかずらわって離れられないさまのたとえ。万葉集5「世の中はかくぞことわり―のかからはしもよ行方知らねば」
もち‐なお・す【持ち直す】‥ナホス
〔他五〕
①持ちかえる。持ち改める。「鞄を―・す」
②再び以前のような良い状態にかえる。「病状が―・す」「景気が―・す」
もち‐なか【餅中】
(→)「もちあわい(餅間)」に同じ。
もち‐な・す【持ち成す】
〔他四〕
持ち扱う。処置する。好色一代女5「身をぞんざいに―・し」
もち‐なわ【黐縄】‥ナハ
鳥を捕らえるために黐を塗りつけた縄。
もち‐に【持荷】
持っている荷物。持ち運ぶ荷物。後撰和歌集雑「数ならぬ身を―にて吉野山高き嘆を思ひこりぬる」
もち‐にげ【持逃げ】
他人の所有物を持って逃げること。「売上金を―する」
もち‐てん【持ち点】🔗⭐🔉
もち‐てん【持ち点】
競技や賭事で、各参加者が事前に持っている点数。
もち‐なお・す【持ち直す】‥ナホス🔗⭐🔉
もち‐なお・す【持ち直す】‥ナホス
〔他五〕
①持ちかえる。持ち改める。「鞄を―・す」
②再び以前のような良い状態にかえる。「病状が―・す」「景気が―・す」
もち‐な・す【持ち成す】🔗⭐🔉
もち‐な・す【持ち成す】
〔他四〕
持ち扱う。処置する。好色一代女5「身をぞんざいに―・し」
もち‐はこ・ぶ【持ち運ぶ】🔗⭐🔉
もち‐はこ・ぶ【持ち運ぶ】
〔他五〕
持って他所へ運ぶ。運搬する。「本を箱に入れて―・ぶ」
もち‐ふだ【持ち札】🔗⭐🔉
もち‐ふだ【持ち札】
トランプや花札の手持ちの札。転じて、手元にあって必要なときに自由に使える手段。
もち‐ぶり【持ち振り】🔗⭐🔉
もち‐ぶり【持ち振り】
持った様子。狂言、八幡の前「一段と―がようおりやるよ」
もち‐ふる・す【持ち古す】🔗⭐🔉
もち‐ふる・す【持ち古す】
〔他五〕
持って古くする。使って古くする。狂言、武悪「―・しましたれ共、…是を進じます」
もち‐ぶん【持ち分】🔗⭐🔉
もち‐ぶん【持ち分】
〔法〕共有者が共有物について有する割合的権利、または権利の割合。
⇒もちぶん‐がいしゃ【持分会社】
もち‐まえ【持ち前】‥マヘ🔗⭐🔉
もち‐まえ【持ち前】‥マヘ
①生れつきのもの。固有の性質。持料もちりょう。「―の明るさ」
②所有に属する部分。担当する部分。
もち‐まわ・る【持ち回る】‥マハル🔗⭐🔉
もち‐まわ・る【持ち回る】‥マハル
〔他五〕
あちこちへ持って歩く。「商品見本を―・る」「試案を―・って意見をきく」
○持ちも提げもならぬもちもさげもならぬ🔗⭐🔉
○持ちも提げもならぬもちもさげもならぬ
処置する方法がなくて苦しむさま。なすべき方法がない。
⇒も・つ【持つ】
もち‐もち
適度な弾力があること。「―した食感のパン」
もち‐もち【持ち持ち】
各自の持ち分。狂言、鍋八撥「そこが勝負の事でござるによつて、銘々の―でふれと仰せられい」
もちもち‐ぜっく【もちもち節供】
小正月のこと。
もち‐もの【持ち物】
①身につけて持っているもの。携えているもの。「―を調べる」
②所有に属するもの。「家は親の―だ」
もち‐や【持家・持屋】
所有している家。もちいえ。
もち‐や【餅屋】
餅をついて売る家。また、その人。
⇒餅屋は餅屋
もちゃ・げる【持ちゃげる】
〔他下一〕
モチアゲルの転。
もちゃそび【玩び・弄び】
モチアソビの転。誹風柳多留19「―に四五匹のこすどぢやう汁」
もち‐もち【持ち持ち】🔗⭐🔉
もち‐もち【持ち持ち】
各自の持ち分。狂言、鍋八撥「そこが勝負の事でござるによつて、銘々の―でふれと仰せられい」
もち‐もの【持ち物】🔗⭐🔉
もち‐もの【持ち物】
①身につけて持っているもの。携えているもの。「―を調べる」
②所有に属するもの。「家は親の―だ」
もちゃ・げる【持ちゃげる】🔗⭐🔉
もちゃ・げる【持ちゃげる】
〔他下一〕
モチアゲルの転。
もち‐よ・る【持ち寄る】🔗⭐🔉
もち‐よ・る【持ち寄る】
〔自五〕
各自が持って寄り集まる。「材料を―・る」
もち‐わ・く【持ち分く】🔗⭐🔉
もち‐わ・く【持ち分く】
〔他下二〕
任務を分担する。古事記上「二柱の神、河海に因りて―・けて生める神」
○餅を搗くもちをつく
①多くの蚊が群れて上下しあう。
②男女が交接する。あもつく。
⇒もち【餅】
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