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つ・く【突く・衝く・撞く】🔗🔉

つ・く突く・衝く・撞く】 〔他五〕 抵抗のあるものの1点をめがけて腕・棒・剣などの先端を強くあて、また、つらぬく意。 ①一気にあててとおす。万葉集19「鮪しび―・くと海人のともせる漁火の」。日葡辞書「ケンヲモッテヒトヲツク」 ②ささえにする。万葉集3「杖策つきも―・かずも行きて」。日葡辞書「カタナヲバウ・ツエニツク」。「ひじを―・く」 ③底面にふれる。源氏物語藤裏葉「御階のひだり右に膝を―・きて奏す」。「手を―・いて謝る」 ④ぬかずく。礼拝する。源氏物語総角「常不軽をなん―・かせ侍る」 ⑤目標を1点に定めはげしく攻撃する。突撃する。「敵の背後を―・く」「意表を―・く」 ⑥感覚や感情を強く刺激する。「悪臭が鼻を―・く」「哀れさが胸を―・く」 ⑦物ともせず進む。「悪天候を―・いて出発する」 ⑧細長い物の先で打つ、また強く押す。源氏物語末摘花「鐘―・きて閉ぢめむ事はさすがにて」。日葡辞書「カネヲツク」。「まりを―・く」「判を―・く」 ⑨とっさに…する。「思いがけない言葉が口を―・いて出る」 ◇一般には「突」を使い、5・6・7・9は「衝」も使う。8で鐘や球の場合は、「撞」を用いることも多い。

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