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やす・い【安い・易い】🔗🔉

やす・い安い・易い】 〔形〕[文]やす・し(ク) ①《安》悩みがない。心のどかである。万葉集15「さぬる夜は多くあれどももの思はず―・くぬる夜はさねなきものを」。源氏物語桐壺「同じ程それより下臈の更衣たちはまして―・からず」 ②《安》安心だ。源氏物語柏木「女こそ何となく紛れあまたの人の見ぬものなれば―・けれ」 ③平易である。容易である。簡単である。万葉集11「わが思ふ妹に―・く逢はなくに」。源氏物語手習「御忌む事はいと―・く授け奉るべきを」。徒然草「鞠も、難き所を蹴出してのち、―・く思へば必ず落つ」。「言うは―・く、行うは難し」「お―・い御用だ」 ④かるがるしい。源氏物語橋姫「心にまかせて身を―・くも振舞はれず」。源平盛衰記23「京中の上下―・き口にはささやきけり」 ⑤《安》(「廉い」とも書く)品物の量や質の割に値段が低い。浮世草子、好色三代男「ただ―・き物を専らと求む」。「衣料品が―・い」 ⑥《安》(「お―・くない」の形で)男女の間柄を羨望し、からかう卑語。「お―・くない関係」 ⑦(他の動詞に付いて)そうなりがちだ。万葉集4「思はじと言ひてしものを朱華色はねずいろの移ろひ―・きわが心かも」。「こわれ―・い品」 ⇒安かろう悪かろう

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