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ほん‐ぞう【本草】‥ザウ🔗🔉

ほん‐ぞう本草‥ザウ ①薬用になる植物。また、薬草をはじめ薬物として用をなす玉石・木竹・禽獣・虫魚・亀貝きばい・果蓏からなどの動植鉱物の総称。 ②1の産地・効能などを述べた書物。本草書。 ③本草学の略。 ⇒ほんぞう‐か【本草家】 ⇒ほんぞう‐がく【本草学】

ほんぞう‐か【本草家】‥ザウ‥🔗🔉

ほんぞう‐か本草家‥ザウ‥ 本草学の研究者。 ⇒ほん‐ぞう【本草】

ほんぞう‐がく【本草学】‥ザウ‥🔗🔉

ほんぞう‐がく本草学‥ザウ‥ 中国に由来する薬物についての学問。薬物研究にとどまらず博物学の色彩が強い。本草書がまとめられるようになったのは漢代と推定される(神農本草)が、500年頃、陶弘景により「神農本草経」「神農本草経集注」が大成され、以後、唐・宋にかけて知識が補われたが、明末に李時珍が最も完備した「本草綱目」を完成した。日本へは奈良時代に伝えられ、「本草和名」などが現れたが、江戸時代に最も盛んとなり、貝原益軒の「大和本草」、稲生いのう若水の「庶物類纂」、小野蘭山の「本草綱目啓蒙」が現れ、さらに西洋博物学の影響も加わって、多くの人がその発展に寄与した。 ⇒ほん‐ぞう【本草】

ほんぞうこうもく【本草綱目】‥ザウカウ‥🔗🔉

ほんぞうこうもく本草綱目‥ザウカウ‥ 中国の代表的な本草書。明の李時珍の著。52巻。本草1890余種の漢薬を釈名・集解・気味・主治・修治・発明・正誤・付方の各項にわたって解説。1578年成り、96年刊。日本でも版行され、日本人の校勘本も多い。 ⇒ほんぞうこうもく‐けいもう【本草綱目啓蒙】

ほんぞうこうもく‐けいもう【本草綱目啓蒙】‥ザウカウ‥🔗🔉

ほんぞうこうもく‐けいもう本草綱目啓蒙‥ザウカウ‥ 小野蘭山が「本草綱目」をもとに日本の本草について講義したものを、その孫・門人などが整理し出版した書。48巻。1803〜06年(享和3〜文化3)刊。方言資料としても貴重。 ⇒ほんぞうこうもく【本草綱目】

ほんぞうずふ【本草図譜】‥ザウヅ‥🔗🔉

ほんぞうずふ本草図譜‥ザウヅ‥ 2000種余の植物を分類し図説した江戸時代最大の彩色植物図鑑。岩崎灌園著。96巻。1828年(文政11)成る。30〜44年(天保1〜弘化1)刊。

ほんぞうわみょう【本草和名】‥ザウ‥ミヤウ🔗🔉

ほんぞうわみょう本草和名‥ザウ‥ミヤウ 日本最古の本草書。本草約1025種を掲げて注記。2巻。深江(一説に深根)輔仁が醍醐天皇の勅を奉じて撰。918年(延喜18)頃成る。輔仁本草。

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