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あれ【村】🔗🔉

あれ(→)「ふれ」に同じ。神武紀(一本)「―に長ひとごのかみ有り」

すき【村】🔗🔉

すき】 (朝鮮の古語)村の意。神功紀「意流おる―、今、州流須祇つるすきと云ふ」

すぐり【村主】🔗🔉

すぐり村主】 (古代朝鮮語で村長の意という)姓かばねの一つ。主として渡来系の諸氏が称したもの。雄略紀「史部ふみひとの身狭むさの―青」

そん【村】🔗🔉

そん】 普通地方公共団体の一つ。むら。

そん‐えい【村営】🔗🔉

そん‐えい村営】 村が経営すること。

そん‐おう【村翁】‥ヲウ🔗🔉

そん‐おう村翁‥ヲウ いなかのじいさん。村の老人。

そん‐か【村家】🔗🔉

そん‐か村家】 村にある家。いなかや。

そん‐かい【村会】‥クワイ🔗🔉

そん‐かい村会‥クワイ ①旧制で、村の議決機関。→村議会。 ②村議会の非公式の称。「―議員」

そん‐がっきゅう【村学究】‥ガクキウ🔗🔉

そん‐がっきゅう村学究‥ガクキウ いなか者で、見識の狭い頑固な学者。また、見識の狭い学者をさげすんでいう語。村夫子そんぷうし。田山花袋、第二軍従征日記「自分等の宿営した家の主人は所謂村の―で」

そん‐ぎ【村議】🔗🔉

そん‐ぎ村議】 村議会議員の略称。

そん‐ぎかい【村議会】‥クワイ🔗🔉

そん‐ぎかい村議会‥クワイ 村議会議員をもって組織し、村の自治に関して意思を決定する議決機関。1947年地方自治法制定前は村会と称。→市町村議会⇒そんぎかい‐ぎいん【村議会議員】

そんぎかい‐ぎいん【村議会議員】‥クワイ‥ヰン🔗🔉

そんぎかい‐ぎいん村議会議員‥クワイ‥ヰン 村議会を組織する議員。村の住民から選挙される。任期4年。村議。 ⇒そん‐ぎかい【村議会】

そん‐きょ【村居】🔗🔉

そん‐きょ村居】 村里に住むこと。いなかずまい。

そん‐こう【村巷】‥カウ🔗🔉

そん‐こう村巷‥カウ むらのちまた。村里。

そん‐こう【村郊】‥カウ🔗🔉

そん‐こう村郊‥カウ いなか。

そん‐じ【村寺】🔗🔉

そん‐じ村寺】 むらのてら。いなかの寺。

そん‐しゃ【村社】🔗🔉

そん‐しゃ村社】 旧社格の一つ。郷社ごうしゃの下、無格社の上に位する。祈年祭・新嘗祭・例祭などに村から奉幣した。

そん‐しゃ【村舎】🔗🔉

そん‐しゃ村舎】 いなかの家。村の家。村屋。

そん‐しゅ【村酒】🔗🔉

そん‐しゅ村酒】 いなかざけ。地酒。

そん‐じゅ【村儒】🔗🔉

そん‐じゅ村儒】 いなか学者。村夫子そんぷうし。村学究。

そん‐じゅく【村塾】🔗🔉

そん‐じゅく村塾】 村の塾。郷党の子弟を教育する塾。「松下しょうか―」

そん‐じょ【村女】‥ヂヨ🔗🔉

そん‐じょ村女‥ヂヨ 村のおんな。いなかむすめ。

そん‐じょう【村醸】‥ヂヤウ🔗🔉

そん‐じょう村醸‥ヂヤウ いなかざけ。村酒。

そん‐せい【村正】🔗🔉

そん‐せい村正】 村長。里正。

そん‐せい【村政】🔗🔉

そん‐せい村政】 村の行政。

そん‐ぜい【村税】🔗🔉

そん‐ぜい村税「市町村税」参照。

そん‐そう【村荘】‥サウ🔗🔉

そん‐そう村荘‥サウ いなかにある別荘。村墅そんしょ

そん‐ぞく【村俗】🔗🔉

そん‐ぞく村俗】 村の風俗。俚俗。

そん‐ちょう【村長】‥チヤウ🔗🔉

そん‐ちょう村長‥チヤウ ①むらおさ。 ②地方公共団体である村の最高責任者。→市町村長

ふれ【村・村邑】🔗🔉

ふれ村・村邑】 「むら」の古語。あれ。神武紀「―に長ひとごのかみ有りて」

むら【村】🔗🔉

むら】 (ムラ(群)と同源) ①多数の人が群がり住んでいるところ。村落。〈倭名類聚鈔10〉 ②普通地方公共団体の一つ。そん。

むらい‐げんさい【村井弦斎】‥ヰ‥🔗🔉

むらい‐げんさい村井弦斎‥ヰ‥ 小説家。本名、寛。三河(愛知県)生れ。報知新聞編集長。料理法・医療法をも研究。家庭小説・歴史小説・少年小説など多岐のジャンルにわたる小説を書いた。作「日の出島」「食道楽」など。(1863〜1927) ⇒むらい【村井】

むらい‐ちょうあん【村井長庵】‥ヰチヤウ‥🔗🔉

むらい‐ちょうあん村井長庵‥ヰチヤウ‥ 歌舞伎脚本「勧善懲悪覗機関かんぜんちょうあくのぞきがらくり」の通称。8幕。河竹黙阿弥作の世話物。1862年(文久2)初演。講談「大岡政談」の脚色で、医者村井長庵の極悪と手代久八の実直を対応させ、小夜衣さよぎぬと千太郎の情話を添える。 →作品:『勧善懲悪覗機関』 ⇒むらい【村井】

むらい‐まさなり【村井正誠】‥ヰ‥🔗🔉

むらい‐まさなり村井正誠‥ヰ‥ 洋画家。岐阜県生れ。自由美術家協会結成に参加。第二次大戦後モダンアート協会を結成。日本における抽象画の先駆者の一人。作「天使とトビア」「座る人」など。(1905〜1999) ⇒むらい【村井】

むら‐うけ【村請】🔗🔉

むら‐うけ村請】 江戸時代、年貢・諸役の納入や、新田開発、法令順守などを村を単位として請け負い、全村民で負担すること。 ⇒むらうけ‐しんでん【村請新田】

むらうけ‐しんでん【村請新田】🔗🔉

むらうけ‐しんでん村請新田】 江戸時代、村が開発の主体となった新田。 ⇒むら‐うけ【村請】

むらおか‐つねつぐ【村岡典嗣】‥ヲカ‥🔗🔉

むらおか‐つねつぐ村岡典嗣‥ヲカ‥ 国学者・日本思想史学者。東京生れ。早大卒。東北大教授。著「本居宣長」「日本思想史研究」など。(1884〜1946) ⇒むらおか【村岡】

むらおか‐の‐つぼね【村岡局】‥ヲカ‥🔗🔉

むらおか‐の‐つぼね村岡局‥ヲカ‥ 幕末の近衛家の老女。本名は津崎矩子のりこ。京都の人。近衛忠ただひろに仕える。西郷隆盛・僧月照らと交流、安政の大獄の際、下獄。(1786〜1873) ⇒むらおか【村岡】

むら‐おくり【村送り】🔗🔉

むら‐おくり村送り】 行路病者などを村から村へと送り届けること。

むら‐おこし【村起し】🔗🔉

むら‐おこし村起し】 過疎化した村の活性化を図ること。

むら‐おさ【村長】‥ヲサ🔗🔉

むら‐おさ村長‥ヲサ 一村を治める長。そんちょう。

むら‐がえ【村替え】‥ガヘ🔗🔉

むら‐がえ村替え‥ガヘ 領する村を他の村ととりかえること。

むら‐かがみ【村鑑】🔗🔉

むら‐かがみ村鑑】 江戸時代、各村の村名・田畑高・森林・家数・人口・牛馬など村内一切のことを記した帳簿。享保(1716〜1736)年間に始まり、代官所より勘定所に提出された。村鑑大概帳。→村明細帳

むらがき【村垣】🔗🔉

むらがき村垣】 姓氏の一つ。 ⇒むらがき‐のりまさ【村垣範正】

むらがき‐のりまさ【村垣範正】🔗🔉

むらがき‐のりまさ村垣範正】 幕末の幕府外国奉行。淡路守。淡叟と号す。蝦夷地視察、露使プチャーチンと応接するなど外交に当たり、1860年(万延1)遣米使節の副使。(1813〜1880) ⇒むらがき【村垣】

むらかみ【村上】(地名)🔗🔉

むらかみ村上】 新潟県北部三面みおもて川下流に位置する市。もと内藤氏5万石の城下町で、村上城は古くは本荘城と呼ばれた。茶・漆器(村上堆朱ついしゅ)・鮭を産する。海岸に瀬波温泉がある。人口3万1千。 ⇒むらかみ‐ひら【村上平】

むらかみ‐かがく【村上華岳】‥クワ‥🔗🔉

むらかみ‐かがく村上華岳‥クワ‥ 日本画家。本名、震一。大阪生れ。土田麦僊ばくせんらと国画創作協会を創立。浪漫主義的画風で知られ、晩年は画壇から離れ仏画・山水画などを描く。作「日高河」「裸婦図」など。(1888〜1939) ⇒むらかみ【村上】

むらかみ‐きじょう【村上鬼城】‥ジヤウ🔗🔉

むらかみ‐きじょう村上鬼城‥ジヤウ 俳人。本名、荘太郎。江戸生れ。正岡子規の門に入り、「ホトトギス」同人、のちその重鎮となる。日本派に属し、耳聾じろうを克服して句作。(1865〜1938) ⇒むらかみ【村上】

むらかみ‐げんじ【村上源氏】🔗🔉

むらかみ‐げんじ村上源氏】 村上天皇の子孫から出た源氏。源師房もろふさに始まる。清和源氏とともに著名で、院政期以後の朝廷に活躍。久我こが・土御門つちみかど・六条・岩倉・北畠などの諸家に分かれる。

むらかみ‐すいぐん【村上水軍】🔗🔉

むらかみ‐すいぐん村上水軍】 中世、因島いんのしま・弓削島などを中心に、瀬戸内海で活躍した村上一族の海上勢力。室町時代、幕府からも海上警固の特権を認められたが、戦国時代には毛利氏に従った。 ⇒むらかみ【村上】

むらかみ‐せんじょう【村上専精】‥ジヤウ🔗🔉

むらかみ‐せんじょう村上専精‥ジヤウ 仏教学者。丹波の浄土真宗大谷派寺院に生まれる。東大教授・大谷大学学長。日本仏教史を研究、また、大乗非仏説論により学界に波紋を投じた。著「仏教統一論」など。(1851〜1929) ⇒むらかみ【村上】

むらかみ‐てんのう【村上天皇】‥ワウ🔗🔉

むらかみ‐てんのう村上天皇‥ワウ 平安中期の天皇。醍醐天皇の第14皇子。名は成明なりあきら。親政を志向、後世、天暦の治と称される。日記「天暦御記」。(在位946〜967)(926〜967)→天皇(表)

むらかみ‐なみろく【村上浪六】🔗🔉

むらかみ‐なみろく村上浪六】 小説家。名は信まこと。堺生れ。撥鬢ばちびん小説「三日月」「奴の小万」など。(1865〜1944) ⇒むらかみ【村上】

むらかみ‐ひでとし【村上英俊】🔗🔉

むらかみ‐ひでとし村上英俊】 幕末・明治前期の蘭学者。後にフランス語を独学し、「仏学の祖」と呼ばれる。著「三語便覧」(和英仏蘭対訳辞書)のほか「五方通語」「仏語明要」など。(1811〜1890) ⇒むらかみ【村上】

むらかみ‐ひら【村上平】🔗🔉

むらかみ‐ひら村上平】 村上市山辺里さべりに産する絹袴はかま地。山辺里平。山辺里織。 ⇒むらかみ【村上】

むらかみ‐よしてる【村上義光】🔗🔉

むらかみ‐よしてる村上義光】 鎌倉末期の武士。信濃の人。護良もりよし親王に仕え、吉野で親王の身替りとなって自害。( 〜1333) ⇒むらかみ【村上】

むら‐ぎみ【村君・漁父】🔗🔉

むら‐ぎみ村君・漁父】 漁業の長。近代は、地引網・船引網など比較的大規模な地先の網漁業で網主・漁労指揮者をいう。漁労指揮者を沖村君というところもある。津元つもと。浦君。宇津保物語吹上上「漁人あま・潜女かずきめ召し集へてよき物被かせ、―召して大網引かせなど」

むら‐ぎめ【村極】🔗🔉

むら‐ぎめ村極】 中世末より近世にかけて、村中の百姓が協議し、全村民が守るべきことを決めた規約。近世では領主の要求が盛りこまれていることも多い。村定むらさだめ。村掟むらおきて。村議定。

むら‐ぎり【村切・村限】🔗🔉

むら‐ぎり村切・村限】 太閤検地をはじめとする検地の際に、村同士の境界を定め、村の範域を確定したこと。

むらくも‐ごしょ【村雲御所】🔗🔉

むらくも‐ごしょ村雲御所】 京都市上京区村雲にあった日蓮宗の尼門跡。瑞竜寺。1596年(文禄5)豊臣秀次の菩提寺として母の瑞竜院日秀尼が開創。1764年(明和1)以後門跡、1963年滋賀県近江八幡市に移築。

むら‐こうでん【村香奠】‥カウ‥🔗🔉

むら‐こうでん村香奠‥カウ‥ (山梨県などで)有縁無縁を問わず村内一般のつきあいとして定まった額を贈る香奠。むらづきあい。

むら‐さだめ【村定】🔗🔉

むら‐さだめ村定(→)村極むらぎめに同じ。

むら‐さめ【叢雨・村雨】🔗🔉

むら‐さめ叢雨・村雨】 (群になって降る雨の意)一しきり強く降って来る雨。にわか雨。驟雨しゅうう。白雨。繁雨しばあめ。万葉集10「庭草に―降りて」

むら‐しぐれ【叢時雨・村時雨】🔗🔉

むら‐しぐれ叢時雨・村時雨】 一しきり強く降って通り過ぎる雨。〈[季]冬〉。千載和歌集「旅寝する庵をすぐる―」

むら‐しげどう【村重籐】🔗🔉

むら‐しげどう村重籐】 重籐の弓で、斑むらに巻いたもの。〈運歩色葉集〉

むら‐しばい【村芝居】‥ヰ🔗🔉

むら‐しばい村芝居‥ヰ 村で興行する芝居。村人のする芝居。田舎芝居。

むら‐しゃかい【村社会】‥クワイ🔗🔉

むら‐しゃかい村社会‥クワイ 旧習にこだわり排他的な同朋意識に基づいた社会や組織。伝統的な村の人間関係を、否定的な面からとらえていう語。

むら‐ずもう【村相撲】‥ズマフ🔗🔉

むら‐ずもう村相撲‥ズマフ 村で若者などが集まって興行する相撲。

むらせ【村瀬】🔗🔉

むらせ村瀬】 姓氏の一つ。 ⇒むらせ‐こうてい【村瀬栲亭】

むらせ‐こうてい【村瀬栲亭】‥カウ‥🔗🔉

むらせ‐こうてい村瀬栲亭‥カウ‥ 江戸後期の儒学者。京都の人。武田梅竜に古注学を学び、後に清原家に入門。秋田藩に仕え、致仕後は京都で講説。博学で知られ、詩をよくした。著「芸苑日渉」「栲亭稿」など。(1744〜1818一説に1746〜1818) ⇒むらせ【村瀬】

むら‐だか【村高】🔗🔉

むら‐だか村高】 近世、地味の良否などにより耕地に上・中・下・下々の4等級を設け、その収穫率を定め、各反別に乗じて石高こくだかを計算し、その石高を1村で総計した総石高。年貢・諸役賦課の基準。

むらた‐きよかぜ【村田清風】🔗🔉

むらた‐きよかぜ村田清風】 (名はセイフウとも)江戸後期の長州藩士。1840年(天保11)当役用談役となり、財政の確立、兵制改革、士風の作興に功があった。(1783〜1855) ⇒むらた【村田】

むらた‐じゅう【村田銃】🔗🔉

むらた‐じゅう村田銃】 1880年(明治13)村田経芳(1838〜1921)が完成した単発小銃。89年村田連発銃に改良。 ⇒むらた【村田】

むらた‐しゅこう【村田珠光】‥クワウ🔗🔉

むらた‐しゅこう村田珠光‥クワウ (名はジュコウとも)室町時代の茶湯者。奈良称名寺の僧となり、のち京都に住む。大徳寺の一休に教えを乞い、禅味を加えた点茶法を始めた。侘茶わびちゃの祖といわれる。(1423〜1502) ⇒むらた【村田】

むらた‐しんぱち【村田新八】🔗🔉

むらた‐しんぱち村田新八】 幕末・維新期の軍人。薩摩藩士。西郷隆盛の腹心。私学校の創立に尽力、西南戦争に城山で戦死。(1836〜1877) ⇒むらた【村田】

むらた‐せいみん【村田整珉】🔗🔉

むらた‐せいみん村田整珉】 江戸後期の鋳金工。江戸生れ。蝋型鋳物に巧みで、銅の置物や仏具などを作る。(1761〜1837) ⇒むらた【村田】

むらた‐はるみ【村田春海】🔗🔉

むらた‐はるみ村田春海】 江戸中期の国学者・歌人。号は琴後翁ことじりのおきな・織錦斎。賀茂真淵の門に入って仮名遣の研究に造詣が深く、和歌・雅文・書・漢学に長じた。家集「琴後集」、著「歌がたり」「和学大概」など。(1746〜1811) ⇒むらた【村田】

むら‐つぎ【村繋】🔗🔉

むら‐つぎ村繋】 村内に寄付を集め歩くこと。一説に、質入れのこと。浄瑠璃、妹背山婦女庭訓「氏子どもが下用櫃げようびつにしやりを切らして―をするであると」

むらと【腎・村戸】🔗🔉

むらと腎・村戸】 (ムラドとも)腎臓の古称。一説に、心。万葉集4「練ねりの―に詐あざむかえけり」

むら‐にんそく【村人足】🔗🔉

むら‐にんそく村人足】 公用のため村から出す人足。

むら‐ばえ【村生え】🔗🔉

むら‐ばえ村生え】 村共有の天然生林。「生え」は樹木が自ら生える意で、「生やし(林)」すなわち人為による植林に対する言葉。はえやま。部落有林。

むら‐はずれ【村外れ】‥ハヅレ🔗🔉

むら‐はずれ村外れ‥ハヅレ 村の中心地から離れたところ。

むら‐びと【村人】🔗🔉

むら‐びと村人】 村の住民。

むらまさ【村正】🔗🔉

むらまさ村正】 室町時代の刀工。美濃系と見られる。伝説多く、鎌倉の正宗に師事したが破門され、伊勢国桑名郡で刀剣を製作したという。徳川家康の祖父清康がこの刀で殺害され、また、嫡子信康がこの刀で介錯されたなどの伝えから、その作は徳川幕府の禁忌にあい、妖刀視された。同名が数人ある。

むら‐まつり【村祭】🔗🔉

むら‐まつり村祭】 村で行われる祭礼。〈[季]秋〉

むら‐や【村屋】🔗🔉

むら‐や村屋】 村を支配する役所。

むらやま【村山】(地名)🔗🔉

むらやま村山】 ①東京都北多摩郡北西端の旧町名。今、武蔵村山市。村山絣がすりで有名。付近に東京都水道貯水池の多摩湖(村山貯水池)がある。 ②山形県中央部、山形盆地の北部に位置する市。機業・木工業・農産加工業などが盛ん。楯岡たておか地区はもと最上氏の城下町。人口2万8千。 ⇒むらやま‐おおしま【村山大島】 ⇒むらやま‐がすり【村山絣】

むらやま‐おおしま【村山大島】‥オホ‥🔗🔉

むらやま‐おおしま村山大島‥オホ‥ 東京都村山付近で産出する絣かすり着尺きじゃく地。現在は経緯たてよこともに生糸を用い、絣糸は板締いたじめと摺込み捺染なっせんを併用している。大島紬つむぎに似た雰囲気を持っているところから大島の名がつけられてきた。 ⇒むらやま【村山】

むらやま‐かいた【村山槐多】‥クワイ‥🔗🔉

むらやま‐かいた村山槐多‥クワイ‥ 洋画家・詩人。横浜市生れ。小杉放庵に師事。フォーヴィスムの傾向を示す。作「少女とカンナ」など。詩集「槐多の歌へる」。(1896〜1919) ⇒むらやま【村山】

むらやま‐がすり【村山絣】🔗🔉

むらやま‐がすり村山絣】 武蔵絣むさしがすりの旧称。 ⇒むらやま【村山】

むらやま‐さこん【村山左近】🔗🔉

むらやま‐さこん村山左近】 歌舞伎創始期の俳優。女形の祖。京都から江戸村山座(市村座)に下り、寛永(1624〜1644)〜承応(1652〜1655)年間に活動。生没年未詳。 ⇒むらやま【村山】

むらやま‐ともよし【村山知義】🔗🔉

むらやま‐ともよし村山知義】 劇作家・演出家。東京生れ。東大中退。前衛美術団体マヴォを結成。のち左翼演劇運動を推進。戯曲「暴力団記」、小説「白夜」など。(1901〜1977) 村山知義 撮影:田村 茂 ⇒むらやま【村山】

むらやま‐りょうへい【村山竜平】🔗🔉

むらやま‐りょうへい村山竜平】 新聞人。伊勢田丸藩士。1879年(明治12)「(大阪)朝日新聞」を創刊。さらに「めさまし新聞」を買収して「東京朝日新聞」と改題。両紙を日本を代表する大新聞へ発展させた。(1850〜1933) 村山竜平 撮影:田村 茂 ⇒むらやま【村山】

[漢]村🔗🔉

 字形  筆順 〔木部3画/7画/教育/3428・423C〕 〔音〕ソン(呉)(漢) 〔訓〕むら [意味] ①むら。むらざと。いなか。「村落・村童・村夫子そんぷうし・山村・漁村・寒村」 ②地方公共団体の一つ。「市町村・村長・村有地」 [解字] 形声。「木」+音符「寸」(=手。手をおしあてる)。人が腰を落ち着ける木のある場所の意。[邨]は異体字。 [下ツキ 寒村・漁村・郷村・山村・町村・農村・分村・弊村・僻村・無医村・離村

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