複数辞典一括検索+
ざくろ【石榴・柘榴・若榴】🔗⭐🔉
ざくろ【石榴・柘榴・若榴】
ザクロ科の落葉高木。ペルシア・インド原産で、栽培の歴史はきわめて古い。高さ5〜10メートル。幹には瘤こぶが多く枝に棘とげがある。葉は細い楕円形で対生、つやがある。6月ごろ鮮紅色5弁の花を開き、果実は大きな球形。果皮は黄紅色で黒斑があり、秋に熟すると裂けて多数の種子を一部露出する。種皮は生食し、また果実酒を作る。樹皮は煎じて駆虫剤、材は硬く装飾用の柱などに使う。また、通常は結実しない観賞用のハナザクロがある。色玉。じゃくろ。〈[季]秋〉。「石榴の花」は〈[季]夏〉。本草和名「安石榴…和名佐久呂」
ざくろ
ザクロ(花)
提供:ネイチャー・プロダクション
ザクロ(実)
提供:ネイチャー・プロダクション
⇒ざくろ‐いし【石榴石】
⇒ざくろ‐ぐち【石榴口】
⇒ざくろ‐そう【石榴草】
⇒ざくろ‐ばな【石榴鼻】
⇒ざくろ‐ぶろ【石榴風呂】



つげ【黄楊・柘植】🔗⭐🔉
つげ【黄楊・柘植】
ツゲ科の常緑小高木。高さ約3メートル、暖地に自生し庭樹や生垣とする。伊豆七島が産地として有名。樹皮は灰白色または淡褐色。葉は革質で対生。雌雄同株。3月頃、淡黄色の単性花を群生。花後、豆粒大の果実を結ぶ。成育がおそく、材はきわめて緻密、黄褐色で、印材・版木はんぎとし、また櫛や将棋の駒などを作る。別科のイヌツゲに対し、ホンツゲともいう。「黄楊の花」は〈[季]春〉。万葉集13「―の小櫛を抑へ挿す」
つげ

つみ【柘】🔗⭐🔉
つみ【柘】
ヤマグワの異称。万葉集3「この夕―のさ枝の流れこば」
つみのえ‐でんせつ【柘の枝伝説】🔗⭐🔉
つみのえ‐でんせつ【柘の枝伝説】
古代の神婚説話。奈良の吉野川で、流れてきた柘の枝が女に変わり男と結婚し、後に天に去ったという。
つみ‐ゆみ【柘弓】🔗⭐🔉
つみ‐ゆみ【柘弓】
ヤマグワでつくった弓。三代実録33「備中国―百枝」
はり‐ぐわ【針桑・柘】‥グハ🔗⭐🔉
はり‐ぐわ【針桑・柘】‥グハ
クワ科の落葉低木。中国原産。高さ3メートル。枝は角ばって鋭いとげがあり、葉は卵形、雌雄異株。花は頭状花序に配列。花後、球形の集合果を結ぶ。葉は桑の代用として蚕の飼料とする。
[漢]柘🔗⭐🔉
柘 字形
〔木部5画/9画/3651・4453〕
〔音〕シャ(呉)(漢)
[意味]
木の名。桑の一種。やまぐわ。「柘桑」

広辞苑に「柘」で始まるの検索結果 1-7。