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せい‐ぎ【正義】🔗🔉

せい‐ぎ正義】 ①[荀子正名]正しいすじみち。人がふみ行うべき正しい道。「―を貫く」 ②[漢書律暦志上]正しい意義または注解。「尚書―」 ③(justice) ㋐社会全体の幸福を保障する秩序を実現し維持すること。プラトンは国家の各成員がそれぞれの責務を果たし、国家全体として調和があることを正義とし、アリストテレスは能力に応じた公平な分配を正義とした。近代では社会の成員の自由と平等が正義の観念の中心となり、自由主義的民主主義社会は各人の法的な平等を実現した。これを単に形式的なものと見るマルクス主義は、真の正義は社会主義によって初めて実現されると主張する。現代ではロールズが社会契約説に基づき、基本的自由と不平等の是正とを軸とした「公正としての正義」を提唱。武者小路実篤、荒野「愛なき―は恐るべし、同情なき―は呪ふべき哉」 ㋑社会の正義にかなった行為をなしうるような個人の徳性。 ⇒せいぎ‐かん【正義感】 ⇒せいぎ‐かん【正義漢】

せいぎ‐かん【正義感】🔗🔉

せいぎ‐かん正義感】 正義を重んずる気持。「―に燃える」「―が強い」 ⇒せい‐ぎ【正義】

せいぎ‐かん【正義漢】🔗🔉

せいぎ‐かん正義漢】 自分が正義と信じることを通そうとする男。 ⇒せい‐ぎ【正義】

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