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す・む【済む】🔗🔉

す・む済む】 [一]〔自五〕 (「澄む」の転義) ①事が終わる。成る。狂言、胸突「さりながら、まだ―・まぬことがおぢやる」。好色一代女1「此方望みの通り万事を定めて―・みける」。「―・んだことは仕方がない」「勉強が―・んだ」 ②決着がつく。十分まにあう。狂言、二人大名「ただつつくりとさへ致いておれば―・む事でござる」。「助けを借りなくても―・みそうだ」「このままでは―・まない」「電話で話が―・む」 ③借金などが片づく。世間胸算用5「殊更貧者の大節季、何と分別しても―・み難し」。「借りが―・む」 ④納得がいく。気がはれる。浄瑠璃、神霊矢口渡「お妹御ならようござんすが、もし御夫婦なら、こつちにちよつと―・まぬ訳がござんする」。浮世草子、好色万金丹「女形も若衆形もぢきに紫帽子の額つきも―・まぬものなり」。「これで私も気が―・んだ」 ⑤(多く打消の語とともに用いる)他人に対して申しわけがたつ。歌舞伎、毛抜「それではお上へ―・みそもないものでござりまする」。「彼に―・まないことをした」 [二]〔他下二〕 ①すます。決着をつける。日葡辞書「サンヨウ(算用)ヲスムル」 ②(自動詞的に)納得がいく。気に入る。気がはれる。多く打消の語を伴って用いる。洒落本、辰巳之園「まじめになりて―・めぬ顔にてゐる」

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