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うず【渦】ウヅ🔗🔉

うずウヅ 流体の中で、こまのように自転している部分。速度の違う二つの流れが合わさるとき、流れが鋭い角を曲がるときなどに生ずる。煙草の煙の環や竜巻・台風の類も渦の一種。比喩的に、めまぐるしい動きのあるところの意に用いる。「争いの―」「人の―に巻きこまれる」

うず‐しお【渦潮】ウヅシホ🔗🔉

うず‐しお渦潮ウヅシホ 渦巻く潮流。万葉集15「名に負ふ鳴門の―に」

うずじょう‐ぎんが【渦状銀河】ウヅジヤウ‥🔗🔉

うずじょう‐ぎんが渦状銀河ウヅジヤウ‥ (→)渦巻うずまき銀河に同じ。

うず‐ていこう【渦抵抗】ウヅ‥カウ🔗🔉

うず‐ていこう渦抵抗ウヅ‥カウ 物体が流体中を進むとき、物体の形状が完全な流線型でない部分に生じる渦によって発生する抵抗。

うず‐でんりゅう【渦電流】ウヅ‥リウ🔗🔉

うず‐でんりゅう渦電流ウヅ‥リウ 変化している磁場中の導体内に、電磁誘導によって流れる渦巻状の電流。渦動かどう電流。フーコー電流。 ○臼と杵うすときね 本来結びつくべきものが結びつく意。男女の仲がぴったり合うたとえ。 ⇒うす【臼・舂・碓】

うず‐べんもう‐そう【渦鞭毛藻】ウヅ‥サウ🔗🔉

うず‐べんもう‐そう渦鞭毛藻ウヅ‥サウ 原生生物界の一門。単細胞性の微小藻で、海水にも淡水にも分布する。形状の異なる2本の鞭毛をもち、渦を巻くように泳ぐ。光合成色素としてクロロフィルaとcのほかに赤色色素(ペリディニン)をもち、大量発生で赤潮をつくる。褐虫藻・ウズオビムシ・ツノモ・ヤコウチュウなど約2000種。渦鞭毛植物。渦鞭毛虫類。

うず‐まき【渦巻】ウヅ‥🔗🔉

うず‐まき渦巻ウヅ‥ ①水流のうずまくこと。また、その水流。→渦。 ②螺旋らせん状に巻いた平面曲線の形。「―線香」 ③物事のめまぐるしい動き。 ④小麦粉に鶏卵・砂糖をまぜて焼いたものを皮として餡あんを包み、巻いて輪切りにした菓子。 ⇒うずまき‐かん【渦巻管】 ⇒うずまき‐ぎんが【渦巻銀河】 ⇒うずまき‐こもん【渦巻小紋】 ⇒うずまき‐せん【渦巻線】 ⇒うずまき‐づけ【渦巻漬】 ⇒うずまき‐ばね【渦巻発条】 ⇒うずまき‐ポンプ【渦巻ポンプ】

うずまき‐かん【渦巻管】ウヅ‥クワン🔗🔉

うずまき‐かん渦巻管ウヅ‥クワン (→)蝸牛殻かぎゅうかくに同じ。 ⇒うず‐まき【渦巻】

うずまき‐ぎんが【渦巻銀河】ウヅ‥🔗🔉

うずまき‐ぎんが渦巻銀河ウヅ‥ 銀河2の代表的な分類型。渦巻模様をもつ円板形で、数百億から数千億の恒星を含む銀河。われわれの銀河系もその一つ。代表例はアンドロメダ銀河。渦状銀河。 アンドロメダ銀河 提供:東京大学理学部木曽観測所 M100(NGC4321) 撮影:Anglo-Australian Observatory,photograph by David Malin ソンブレロ星雲(M104) 撮影:Anglo-Australian Observatory,photograph by David Malin ⇒うず‐まき【渦巻】

うずまき‐こもん【渦巻小紋】ウヅ‥🔗🔉

うずまき‐こもん渦巻小紋ウヅ‥ 渦巻の形を文様とした小紋。 ⇒うず‐まき【渦巻】

うずまき‐せん【渦巻線】ウヅ‥🔗🔉

うずまき‐せん渦巻線ウヅ‥ (spiral)巻貝を上から見たときのようなうずまき状の平面曲線。ときに螺線らせんともいう。渦線。匝線そうせん→螺線⇒うず‐まき【渦巻】

うずまき‐づけ【渦巻漬】ウヅ‥🔗🔉

うずまき‐づけ渦巻漬ウヅ‥ きゅうりを縦に二つにさき、なかごを取って乾したものを巻いて、糠と塩で漬けた漬物。切り口が渦巻の形をなす。 ⇒うず‐まき【渦巻】

うずまき‐ばね【渦巻発条】ウヅ‥🔗🔉

うずまき‐ばね渦巻発条ウヅ‥ 細長い鋼帯を渦巻状に巻いたばね。ぜんまい。→発条ばね(図)⇒うず‐まき【渦巻】

うずまき‐ポンプ【渦巻ポンプ】ウヅ‥🔗🔉

うずまき‐ポンプ渦巻ポンプウヅ‥ 水を翼車(羽根車)の回転によって高速度で回転し、その遠心力によって揚水するポンプ。弁が無い。外形は渦巻形。案内羽根を持たないものをボリュート‐ポンプ、案内羽根を持つものをタービン‐ポンプという。遠心ポンプ。 ⇒うず‐まき【渦巻】

うず‐ま・く【渦巻く】ウヅ‥🔗🔉

うず‐ま・く渦巻くウヅ‥ 〔自五〕 ①水などが、渦になってまわる。「濁流が―・く」「人波が―・く」 ②比喩的に、感情などが激しく入り乱れる。「胸中に不満が―・く」

うずむし‐るい【渦虫類】ウヅ‥🔗🔉

うずむし‐るい渦虫類ウヅ‥ 扁形動物の一綱。淡水・海水または湿地産。体は楕円ないし紐ひも形で扁平。体長1ミリメートル〜50センチメートル。プラナリア・ヒラムシ・コウガイビルなどを含む。かちゅうるい。

うず‐わ【渦輪】ウヅ‥🔗🔉

うず‐わ渦輪ウヅ‥ ①渦を巻いたような円形。 ②(背の後方にある模様から)ソウダガツオの別称。

か‐じょう【渦状】クワジヤウ🔗🔉

か‐じょう渦状クワジヤウ うず巻のような有様。 ⇒かじょう‐ぎんが【渦状銀河】

かじょう‐ぎんが【渦状銀河】クワジヤウ‥🔗🔉

かじょう‐ぎんが渦状銀河クワジヤウ‥ (→)渦巻うずまき銀河に同じ。 ⇒か‐じょう【渦状】

か‐ちゅう【渦中】クワ‥🔗🔉

か‐ちゅう渦中クワ‥ ①水のうずまく中。 ②紛乱した事件の中。「―に身を投ず」

か‐でんりゅう【渦電流】クワ‥リウ🔗🔉

か‐でんりゅう渦電流クワ‥リウ ⇒うずでんりゅう

かどう‐でんりゅう【渦動電流】クワ‥リウ🔗🔉

かどう‐でんりゅう渦動電流クワ‥リウ (→)うず電流に同じ。 ⇒か‐どう【渦動】

かどう‐りん【渦動輪】クワ‥🔗🔉

かどう‐りん渦動輪クワ‥ 回転している流体の渦輪。発砲の際に生ずる煙の状態の類。 ⇒か‐どう【渦動】

か‐もん【渦紋】クワ‥🔗🔉

か‐もん渦紋クワ‥ うずまきの模様。

か‐らい【渦雷】クワ‥🔗🔉

か‐らい渦雷クワ‥ 台風や低気圧の中心部で、渦に伴う上昇気流によって生じる雷。

か‐りゅう【渦流】クワリウ🔗🔉

か‐りゅう渦流クワリウ うずまくながれ。

[漢]渦🔗🔉

 字形  筆順 〔水(氵・氺)部9画/12画/常用/1718・3132〕 〔音〕〈クヮ〉(呉)(漢) 〔訓〕うず [意味] 水がうずをまく。うずまき。うず。「渦紋・渦中・戦渦」 [解字] 形声。「水」+音符「咼」(=まるい)。まるくまいた水、うずまきの意。

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