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たん‐そ【炭素】🔗🔉

たん‐そ炭素】 (carbon)非金属元素の一種。元素記号C 原子番号6。原子量12.01。遊離状態の炭素としてはダイヤモンド・石炭・黒鉛(グラファイト)などとして存在する。近年新たな単体としてフラーレン・カーボン‐ナノチューブが発見された。化合物としては二酸化炭素・炭酸塩のほか炭水化物・炭化水素など有機化合物として広く自然界に存在。常温では空気・水などの作用を受けず、また、普通の薬品にも侵されない。高温では容易に酸素と化合するので酸化物の還元、金属精錬などに利用。 ⇒たんそ‐こう【炭素鋼】 ⇒たんそ‐こてい【炭素固定】 ⇒たんそ‐ことう【炭素弧灯】 ⇒たんそ‐じゅうし【炭素一四】 ⇒たんそじゅうし‐ほう【炭素一四法】 ⇒たんそ‐ぜい【炭素税】 ⇒たんそ‐せんい【炭素繊維】 ⇒たんそ‐どうかさよう【炭素同化作用】 ⇒たんそ‐マイクロフォン【炭素マイクロフォン】

たんそ‐こう【炭素鋼】‥カウ🔗🔉

たんそ‐こう炭素鋼‥カウ 鉄と炭素の合金で、炭素量0.008〜2.0パーセントのもの。炭素量によって性質が異なり、炭素0.12パーセント以下のものを極軟鋼、0.13〜0.20パーセントのものを軟鋼、0.21〜0.35パーセントのものを半軟鋼、0.36〜0.50パーセントのものを半硬鋼、0.51〜0.80パーセントのものを硬鋼、0.81〜2.0パーセントのものを最硬鋼という。→鋳鉄⇒たん‐そ【炭素】

たんそ‐こてい【炭素固定】🔗🔉

たんそ‐こてい炭素固定(→)炭酸同化作用に同じ。 ⇒たん‐そ【炭素】

たんそ‐ことう【炭素弧灯】🔗🔉

たんそ‐ことう炭素弧灯】 炭素棒を用いたアーク灯。 ⇒たん‐そ【炭素】

たんそ‐じゅうし【炭素一四】‥ジフ‥🔗🔉

たんそ‐じゅうし炭素一四‥ジフ‥ 記号14C 質量数14の炭素の放射性同位体。ベータ崩壊し、半減期は5730年。大気上層で宇宙線により作られる中性子と窒素との核反応で生成し、ほぼ一定の濃度で大気中の二酸化炭素に含まれる。人工のものはトレーサーとして生体内反応の研究に用いる。放射性炭素。 ⇒たん‐そ【炭素】

たんそじゅうし‐ほう【炭素一四法】‥ジフ‥ハフ🔗🔉

たんそじゅうし‐ほう炭素一四法‥ジフ‥ハフ 炭素14を用いた年代測定法。アメリカの化学者リビーが開発。生きた生物は常に大気と物質交換をしているので、質量数14の炭素原子と質量数12の普通の炭素原子との比は一定であるが、生物が死ぬと、交換がなくなるので質量数14の原子は壊変して、時とともに減る。これを利用して過去数万年程度までの年代を測定する。 ⇒たん‐そ【炭素】

たんそ‐ぜい【炭素税】🔗🔉

たんそ‐ぜい炭素税】 環境税の一種。二酸化炭素の排出を減らすために、石油・石炭・天然ガスなどの化石燃料に課す税金。 ⇒たん‐そ【炭素】

たんそ‐せんい【炭素繊維】‥ヰ🔗🔉

たんそ‐せんい炭素繊維‥ヰ 炭素を主成分とする繊維。合成繊維などを不活性気体中で焼結して作る。高い弾性・耐熱性・耐薬品性・電導性をもち、スポーツ用品・航空機材料などに用いる。カーボン‐ファイバー。 ⇒たん‐そ【炭素】

たんそ‐どうかさよう【炭素同化作用】‥クワ‥🔗🔉

たんそ‐どうかさよう炭素同化作用‥クワ‥ (→)炭酸同化作用に同じ。 ⇒たん‐そ【炭素】

たんそ‐マイクロフォン【炭素マイクロフォン】🔗🔉

たんそ‐マイクロフォン炭素マイクロフォン】 マイクロフォンの一種。細かい炭素粒を詰めた箱を利用して音波を電流変化に変える。 ⇒たん‐そ【炭素】

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