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む‐もん【無文】🔗🔉

む‐もん無文】 ①模様・紋のないこと。無紋。↔有文うもん。 ②和歌や連歌で、飾りがなく平淡なこと。また、すぐれた風情のない作品。毎月抄「―なる歌のさはさはと詠みて、心おくれたけあるのみ」↔有文。 ③(世阿弥の用語)美を内にひそめ、一見何もないようでいて深い味わいのある芸。風曲集「まづ―にてしかも面白き位は上果なり」↔有文。 ④文字を知らないこと。学問のないこと。無学。日葡辞書「イチモン(一文)ハムモンノシ(師)ナリ」 ⇒むもん‐の‐かんむり【無文冠】 ⇒むもん‐の‐たち【無文太刀】

むもん‐の‐かんむり【無文冠】🔗🔉

むもん‐の‐かんむり無文冠】 無文の絹を張った冠。特に、天皇が神事などの際に用いるものにいう。 ⇒む‐もん【無文】

むもん‐の‐たち【無文太刀】🔗🔉

むもん‐の‐たち無文太刀】 柄つかや鞘が黒塗りで紋を入れず、蒔絵や装飾的な彫刻もなく、無地の藍革を帯取りとした太刀。凶事の際に身に帯びる。平家物語3「大臣葬の時用ゐる―にてぞありける」 ⇒む‐もん【無文】

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