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こがれ【焦れ】🔗🔉

こがれ焦れ】 ①こがれること。恋い慕うこと。「下―」 ②焦げついた飯。おこげ。〈日葡辞書〉 ⇒こがれ‐こう【焦れ香】 ⇒こがれ‐じに【焦れ死に】 ⇒こがれ‐なき【焦れ泣き】

こがれ‐こう【焦れ香】‥カウ🔗🔉

こがれ‐こう焦れ香‥カウ ①紅くれないに黄色を加えて染めた濃い香色こういろ。 Munsell color system: 5YR5.5/5.5 ②襲かさねの色目。山科流では、濃香こきこうと同じとし、表は濃い香色、裏は紅。 ③経緯たてよこともに濃い香色で織った織物。 ⇒こがれ【焦れ】

こがれ‐じに【焦れ死に】🔗🔉

こがれ‐じに焦れ死に】 ①火に焼かれて死ぬこと。太平記25「皆火に入る夏の虫の如くにて―にこそ死ににけれ」 ②激しく恋い慕うあまり、病気になって死ぬこと。思い死に。男色大鑑「千愁百病となつて、―その数を知らず」 ⇒こがれ【焦れ】

こがれ‐なき【焦れ泣き】🔗🔉

こがれ‐なき焦れ泣き】 思いこがれて泣くこと。 ⇒こがれ【焦れ】

こがれ‐まさ・る【焦れ増さる】🔗🔉

こがれ‐まさ・る焦れ増さる】 〔自四〕 いよいよ思いこがれる。狭衣物語4「くらべ見よ浅間の山の煙にも誰か思ひの―・ると」

こがれ‐ゆ・く【焦れ行く】🔗🔉

こがれ‐ゆ・く焦れ行く】 〔自四〕 思いこがれながら日を送る。多くは「漕がる」にかけていう。狭衣物語1「舟のはるかに―・くが」

こがれ‐わ・ぶ【焦れ侘ぶ】🔗🔉

こがれ‐わ・ぶ焦れ侘ぶ】 〔自上二〕 思いこがれてつらく思う。多くは「漕がる」にかけていう。続後拾遺和歌集「にふの河舟―・びぬと」

じれ‐こ・む【焦れ込む】🔗🔉

じれ‐こ・む焦れ込む】 〔自五〕 いらだつ。あせる。滑稽本、続膝栗毛「きた八―・みてありたけ手をのばし」

じれった・い【焦れったい】🔗🔉

じれった・い焦れったい】 〔形〕 思うようにならないで腹立たしい。いらだたしい。はがゆい。東海道中膝栗毛5「おいらもさつきにから―・くてならなんだ」。「―・い、早くしろ」「―・い話」

じ・れる【焦れる】🔗🔉

じ・れる焦れる】 〔自下一〕 心のままにならず、もどかしく思う。せいていらだつ。いらいらする。浄瑠璃、神霊矢口渡「―・れさせて討死さすか」。「相手の態度に―・れる」

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