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もの‐かず【物数】🔗🔉

もの‐かず物数】 ①品物の数。また、合計。好色五人女2「取りあつめて―二十三」 ②多くの数。たくさん。〈日葡辞書〉 ③言葉かず。好色一代女1「―いはぬこそよけれ」 ⇒物数ならぬ

もの‐かずえ【物数え】‥カズヘ🔗🔉

もの‐かずえ物数え‥カズヘ ①物をかぞえること。ものかぞえ。 ②白拍子をうたうこと。中務内侍日記「遊女が船ども、歌うたひ―などするもをかし」 ○物数ならぬものかずならぬ 数えるに足りない。劣っている。 ⇒もの‐かず【物数】

○物数ならぬものかずならぬ🔗🔉

○物数ならぬものかずならぬ 数えるに足りない。劣っている。 ⇒もの‐かず【物数】 もの‐かぞえ物数え‥カゾヘ 物をかぞえること。また、そのさま。計算。宇津保物語国譲上「あやしの―や」 もの‐がた・い物堅い】 〔形〕[文]ものがた・し(ク) 物事につつしみ深く律儀である。謹直である。好色五人女3「都の―・き住ひを嫌ひ」。「―・い人」 もの‐がたら・う物語らふ‥ガタラフ 〔他四〕 互いに物語る。転じて、男女が情を交わす。伊勢物語「かのまめ男うち―・ひて」 もの‐がたり物語】 ①話し語ること。また、その内容。よもやまばなし。談話。万葉集7「淡海県おうみあがたの―せむ」 ②作者の見聞または想像を基礎とし、人物・事件について叙述した散文の文学作品。狭義には平安時代から室町時代までのものをいう。大別して伝奇物語・写実物語または歌物語・歴史物語・説話物語・軍記物語・擬古物語などの種類があり、「日記」と称するものの中にはこれと区別しにくいものもある。ものがたりぶみ。 ③人形浄瑠璃・歌舞伎の時代物で、主役が思い出・心情などを語る場面、またその演出。 ⇒ものがたり‐あわせ【物語合】 ⇒ものがたり‐え【物語絵】 ⇒ものがたり‐どころ【物語所】 ⇒ものがたり‐ぶみ【物語書】 ⇒ものがたり‐ぼん【物語本】 ものがたり‐あわせ物語合‥アハセ 左右に分かれ、めずらしい短編物語や新作の物語に歌などを添えて出し、優劣を競う遊戯。1055年(天喜3)の禖子ばいし内親王家の物語合は有名。 ⇒もの‐がたり【物語】 ものがたり‐え物語絵‥ヱ 物語中の出来事を描いた絵。多くは巻子・冊子・扇面・障屏などに描いた。源氏物語絵合「―こそ心ばえ見えて見所あるものなれ」 ⇒もの‐がたり【物語】 ものがたり‐どころ物語所】 物語をする場所。談話をする所。栄華物語見果てぬ夢「心やすき―には」 ⇒もの‐がたり【物語】 ものがたり‐ぶみ物語書(→)物語2に同じ。 ⇒もの‐がたり【物語】 ものがたり‐ぼん物語本】 物語を書いた本。 ⇒もの‐がたり【物語】 もの‐がた・る物語る】 〔他五〕 ①何か物事を語る。あるまとまった事を話す。根無草後編「…と、譬たとへに違はぬ鬼の目に涙ぐんで―・れば」。「ひとごとのように―・る」 ②ある事実が、ある意味をひとりでに表し示す。「労苦を―・る顔の深い皺」 もの‐かな (形式名詞モノに感動の助詞カナの付いたもの)活用語の連体形に付いて、感動の意を表す。…ものだなあ。竹取物語「うれしくものたまふ―」

もの‐かぞえ【物数え】‥カゾヘ🔗🔉

もの‐かぞえ物数え‥カゾヘ 物をかぞえること。また、そのさま。計算。宇津保物語国譲上「あやしの―や」

もの‐ずき【物好き・物数奇】🔗🔉

もの‐ずき物好き・物数奇】 ①特殊の物事を好むこと。また、その性質・人。狂言、棒縛「それはわごりよの―にさしめ」。「世の中には―もいる」「―な趣味」 ②好奇心が強く、新奇なことを好むこと。また、その人。ものごのみ。好事こうず。狂言、察化「お―をなさるる体じやが」。「―にもわざわざ見に行く」 ⇒ものずき‐しゃ【物好者】

もの‐の‐かず【物の数】🔗🔉

もの‐の‐かず物の数】 数えたてるほどのもの。多く打消の語を伴う。文鏡秘府論保延点「此の事を屑モノノカスニセず」。「―ではない」

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