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かり【猟・狩】🔗⭐🔉
かり【猟・狩】
①鳥獣を追い立てて捕らえること。狩猟。〈[季]冬〉。万葉集1「馬並なめて御―立たしし時は来向ふ」。「―をする」
②魚・貝をとること。すなどり。「潮干狩がり」
③薬草・松茸・蛍ほたる・桜花・紅葉などを尋ね探し、採集または観賞すること。万葉集17「杜若かきつはた衣きぬに摺りつけますらをの着そひ―する月は来にけり」。「みかん狩がり」
かり‐いぬ【猟犬】🔗⭐🔉
かり‐いぬ【猟犬】
猟の時、鳥獣を追わせる犬。りょうけん。
かり‐うど【猟人・狩人】🔗⭐🔉
かり‐うど【猟人・狩人】
(カリビトの転)猟を業とする人。猟師。やまだち。かりゅうど。りょうじん。〈[季]冬〉
かりじ‐の‐おの【猟路の小野】‥ヂ‥ヲ‥🔗⭐🔉
かりじ‐の‐おの【猟路の小野】‥ヂ‥ヲ‥
奈良県桜井市鹿路ろくろにある野。「猟路の池」と共に歌枕。
かり‐ば【狩場・猟場】🔗⭐🔉
かり‐ば【狩場・猟場】
狩をする場所。遊猟の場所。かりくら。かりやま。かりにわ。
⇒かりば‐の‐きじ【狩場の雉】
⇒かりば‐の‐とり【狩場の鳥】
かり‐びと【猟人・狩人】🔗⭐🔉
かり‐びと【猟人・狩人】
かりうど。万葉集6「あしひきの山にも野にもみ―さつ矢手挟みさわきたり見ゆ」
かりゅうど【猟人・狩人】カリウド🔗⭐🔉
かりゅうど【猟人・狩人】カリウド
⇒かりうど
か・る【狩る・猟る】🔗⭐🔉
か・る【狩る・猟る】
〔他五〕
①鳥獣を追い出して捕らえる。鳥獣を弓や鉄砲で射殺す。万葉集17「矢形尾やかたおの鷹を手に据ゑ三島野に―・らぬ日まねく月そ経にける」
②花や草木をさがし求める。方丈記「折につけつつ、桜を―・り、紅葉をもとめ」
③罪人などを捕らえるためにさがす。さがしとらえる。浄瑠璃、丹波与作待夜の小室節「遠くはあらじ一二町野を―・れと大勢が、与作小万と声をかけ」
さつ‐お【猟男】‥ヲ🔗⭐🔉
さつ‐お【猟男】‥ヲ
(サツはサチ(幸)と同源)狩をする人。さつ人。かりゅうど。万葉集10「―のねらひかしこけど」
さつ‐ひと【猟人】🔗⭐🔉
さつ‐ひと【猟人】
(サツはサチ(幸)と同源)かりゅうど。さつお。
⇒さつひと‐の【猟人の】
さつひと‐の【猟人の】🔗⭐🔉
さつひと‐の【猟人の】
〔枕〕
(猟人は弓を用いることから)弓の「ゆ」にかかる。万葉集10「―弓槻ゆつきが嶽に」
⇒さつ‐ひと【猟人】
さつ‐や【猟矢】🔗⭐🔉
さつ‐や【猟矢】
(サツはサチ(幸)と同源)狩猟に用いる矢。さちや。万葉集20「天地の神を祈りて―貫ぬき」
さつ‐ゆみ【猟弓】🔗⭐🔉
さつ‐ゆみ【猟弓】
(サツはサチ(幸)と同源)狩猟に用いる弓。さちゆみ。万葉集5「―を手た握り持ちて」
しし‐や【猟矢】🔗⭐🔉
しし‐や【猟矢】
狩猟に用いる矢。さつや。野矢。敏達紀「猟箭ししや中おへる雀鳥すずみの如し」
⇒ししや‐の‐そや【猟矢の征矢】
ししや‐の‐そや【猟矢の征矢】🔗⭐🔉
ししや‐の‐そや【猟矢の征矢】
猟矢に征矢の鏃やじりを付けたもの。
⇒しし‐や【猟矢】
らっこ【海獺・海猟・猟虎・獺猢】🔗⭐🔉
らっこ【海獺・海猟・猟虎・獺猢】
(アイヌ語)イタチ科の哺乳類。体長1.2メートルほど。毛色は黒褐色で、頭部はやや白い。耳や目は小さく、体は円筒形、尾はやや扁平、後ろ足は鰭ひれ状となり、水生に適した体形。北太平洋の沿岸に広く分布していたが、毛皮用に乱獲され、北海道では一時期姿を消した。海面に浮いたまま海草にくるまって休み、石を使ってウニや貝類を割って食べる。文明本節用集「獺虎、ラッコ」
らっこ
ラッコ
提供:東京動物園協会
⇒海獺の皮
○海獺の皮らっこのかわ
(ラッコの毛は、手でなでつけるとどちらへでもなびくところから)たやすく他人の意見に従う人をたとえていう。日葡辞書「ラッコノカワノヤウナヒトヂャ」
⇒らっこ【海獺・海猟・猟虎・獺猢】


りょう【猟】レフ🔗⭐🔉
りょう【猟】レフ
鳥獣を捕獲すること。かり。「―に出る」
りょう‐かく【猟獲】レフクワク🔗⭐🔉
りょう‐かく【猟獲】レフクワク
猟をして獲物を捕らえること。
りょう‐かん【猟官】レフクワン🔗⭐🔉
りょう‐かん【猟官】レフクワン
官職を得ようとして多くの野心のある者が競うこと。「―運動」
⇒りょうかん‐せい【猟官制】
りょうかん‐せい【猟官制】レフクワン‥🔗⭐🔉
りょうかん‐せい【猟官制】レフクワン‥
選挙で勝った政党が公職者の任免権を握る人事慣習。スポイルズ‐システム。
⇒りょう‐かん【猟官】
りょう‐き【猟奇】レフ‥🔗⭐🔉
りょう‐き【猟奇】レフ‥
怪奇・異常なものをあさり求めること。「―趣味」「―的事件」
りょう‐き【猟期】レフ‥🔗⭐🔉
りょう‐き【猟期】レフ‥
①猟に適する時節。
②(→)狩猟期に同じ。
りょう‐く【猟狗】レフ‥🔗⭐🔉
りょう‐く【猟狗】レフ‥
猟に使用する犬。猟犬。
りょう‐ぐ【猟具】レフ‥🔗⭐🔉
りょう‐ぐ【猟具】レフ‥
鳥獣類の狩猟に使う道具。網・黐縄もちなわ・鉤かぎの類。
りょう‐けん【猟犬】レフ‥🔗⭐🔉
りょう‐けん【猟犬】レフ‥
猟に用いる犬。猟狗。〈[季]冬〉
⇒りょうけん‐ざ【猟犬座】
りょうけん‐ざ【猟犬座】レフ‥🔗⭐🔉
りょうけん‐ざ【猟犬座】レフ‥
(Canes Venatici ラテン)北斗七星の南側にある星座。5月下旬の夕刻に天頂に来る。北部に渦巻銀河がある。
⇒りょう‐けん【猟犬】
りょう‐こ【猟戸】レフ‥🔗⭐🔉
りょう‐こ【猟戸】レフ‥
猟師の家。
りょう‐し【猟師】レフ‥🔗⭐🔉
りょう‐し【猟師】レフ‥
①猟をして生計をたてている人。かりゅうど。
②(→)漁師に同じ。
りょう‐じゅう【猟銃】レフ‥🔗⭐🔉
りょう‐じゅう【猟銃】レフ‥
猟に使用する銃。
りょう‐しょ【猟書】レフ‥🔗⭐🔉
りょう‐しょ【猟書】レフ‥
珍しい本や数少ない本をさがし求めること。
りょう‐しょく【猟色】レフ‥🔗⭐🔉
りょう‐しょく【猟色】レフ‥
手あたり次第に女をもてあそぶこと。漁色ぎょしょく。
りょう‐じん【猟人】レフ‥🔗⭐🔉
りょう‐じん【猟人】レフ‥
かりをする人。かりゅうど。
りょうじんにっき【猟人日記】レフ‥🔗⭐🔉
りょうじんにっき【猟人日記】レフ‥
(Zapiski okhotnika ロシア)ツルゲーネフの短編小説集。1852年刊。農奴を理性と感情をそなえた人間として描き、ロシアの農奴制廃止に大きな影響を与えた。
りょう‐せん【猟船】レフ‥🔗⭐🔉
りょう‐せん【猟船】レフ‥
魚を取る船。漁船。漁舟。
りょう‐ちょう【猟鳥】レフテウ🔗⭐🔉
りょう‐ちょう【猟鳥】レフテウ
狩猟が許されている鳥。捕獲してもよい鳥。
りょう‐ば【猟場】レフ‥🔗⭐🔉
りょう‐ば【猟場】レフ‥
狩猟する所。かりば。
りょう‐ふ【猟夫】レフ‥🔗⭐🔉
りょう‐ふ【猟夫】レフ‥
かりゅうど。猟師。
[漢]猟🔗⭐🔉
猟 字形
筆順
〔犬(犭)部8画/11画/常用/4636・4E44〕
[獵] 字形
〔犬(犭)部15画/18画/6458・605A〕
〔音〕リョウ〈レフ〉(呉)(漢)
〔訓〕かり
[意味]
①鳥獣を追いかけ捕まえる。「猟に出る」「猟師・狩猟・禁猟・密猟」
②ひろくさがし求める。あさる。「渉猟・猟官・猟奇」
[解字]
形声。「犬」+音符「
」(=多くのものを集める)。犬を使って獲物をあさる意。[
]は異体字。
[下ツキ
漁猟・禁猟・銃猟・出猟・狩猟・渉猟・大猟・不猟・密猟・遊猟
[難読]
猟虎ラッコ





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