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かしこ・し【畏し・恐し】🔗🔉

かしこ・し畏し・恐し】 〔形ク〕 (海・山・風などあらゆる自然の事物に宿っていると信じられた精霊の霊威に対して、畏怖・畏敬の念を持つのが原義) ①おそろしい。つつしむべきである。万葉集15「わたつみの―・き路を」 ②おそれ多い。もったいない。ありがたい。かたじけない。万葉集6「天地の神をそ祈る―・かれども」。源氏物語桐壺「目も見え侍らぬにかく―・き仰言を光にてなむ」 ③(挨拶語として、「―・けれど」の形で)「恐縮ですが」「失礼な申し分ですが」の意。宇津保物語国譲上「―・けれど、この御手こそ右の大将の御手に覚え給へれ」 ④(連用形を副詞的に用いて)ありがたいことに。大鏡道長「―・く京の程は雨も降らざりしぞかし」

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