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こぶ【瘤】🔗⭐🔉
こぶ【瘤】
①筋肉が異常にこり固まって、体表の一局部がうずたかくなったもの。宇治拾遺物語1「右の顔に大なる―ある翁ありけり」
②打撲などにより皮膚が一時ふくれあがったもの。また、体内に見られる腫瘍などの異常な塊。
③ものの表面にもり上がったもの。「木の―」「ラクダの―」
④紐や糸などの大きな結び目。「かたい―をほどく」
⑤邪魔なもの。妨げとなるもの。「目の上の―」
⑥厄介者。特に子供をいう。「―つき」
こぶ‐うし【瘤牛】🔗⭐🔉
こぶ‐うし【瘤牛】
ウシの一種。主に東南アジアで家畜とする。ヨーロッパ系のウシと異なり、首の下の皮膚が垂れ、肩には大きな肉瘤を持つ。角はゆるく外上方にのびる。犎牛ほうぎゅう。インド牛。ゼブー。
コブウシ
提供:東京動物園協会

こぶ‐だい【瘤鯛】‥ダヒ🔗⭐🔉
こぶ‐だい【瘤鯛】‥ダヒ
ベラ科の海魚。全長約60センチメートル。成長と共に形や斑紋が変わる。成魚は紅紫色で斑紋なく、眼の上方に瘤こぶを生ずる。幼魚は体側に1本の白い帯を持つ。南日本産。カンダイ。
こぶ‐だ・つ【瘤立つ】🔗⭐🔉
こぶ‐だ・つ【瘤立つ】
〔自四〕
こぶのような隆起があらわれ出る。ふしくれだつ。
こぶ‐つき【瘤付き】🔗⭐🔉
こぶ‐つき【瘤付き】
厄介者や子供を連れていること。また、その人。
こぶとり【瘤取り】🔗⭐🔉
こぶとり【瘤取り】
昔話の一つ。古く宇治拾遺物語巻1「鬼に瘤取らるる事」にも見え、全国に分布。鬼の踊りに仲間入りした爺じじいが、また必ず来るようにと頬の瘤を質に取られる。隣の爺が自分も瘤を取ってもらおうと行くが、踊りがへたで、瘤をつけられてしまうという話。
こぶ‐はくちょう【瘤白鳥】‥テウ🔗⭐🔉
こぶ‐はくちょう【瘤白鳥】‥テウ
ハクチョウの一種。嘴くちばしの基部が瘤状。大形で姿が優美なため、公園などの池に放し飼いにする。ヨーロッパから東シベリアにかけて分布。
コブハクチョウ
撮影:小宮輝之

こぶ‐びょう【瘤病】‥ビヤウ🔗⭐🔉
こぶ‐びょう【瘤病】‥ビヤウ
植物の病害。菌類などの感染により、樹木の幹や枝の一部が肥大して瘤状となる。マツのこぶ病など。→根瘤病
こぶ‐ようじ【瘤楊枝】‥ヤウ‥🔗⭐🔉
こぶ‐ようじ【瘤楊枝】‥ヤウ‥
外皮を削らない木でつくった楊枝。
しいね【悪核・瘤】シヒネ🔗⭐🔉
しいね【悪核・瘤】シヒネ
(シヒ(癈)ネ(根)の意)こぶ。〈倭名類聚鈔2〉
りゅう‐き【瘤起】リウ‥🔗⭐🔉
りゅう‐き【瘤起】リウ‥
こぶのように盛りあがること。
[漢]瘤🔗⭐🔉
瘤 字形
〔疒部10画/15画/6578・616E〕
〔音〕リュウ〈リウ〉(漢)
〔訓〕こぶ
[意味]
(筋肉の)塊状の突起。こぶ。「根瘤バクテリア」
▷[
]は異体字。


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