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いなり【稲荷】🔗🔉

いなり稲荷】 (稲生いねなりの転か) ①五穀をつかさどる倉稲魂うかのみたまを祀ったもの。枕草子158「―に思ひおこしてまうでたるに」 ②(御食津神みけつかみを三狐神みけつかみと付会して、稲荷の神の使いとする俗信から)狐の俗称。 ③(狐の好物であるということから)「油揚げ」2の異称。また、稲荷鮨の略。 ④(盗人仲間の隠語)豆腐。また、あずきめし。 ⑤(芸人仲間のことば)旅芸人が町まわりの時に立てる細長い旗。 ⑥稲荷町の略。 ⇒いなり‐こう【稲荷講】 ⇒いなり‐しんこう【稲荷信仰】 ⇒いなり‐じんじゃ【稲荷神社】 ⇒いなり‐ずし【稲荷鮨】 ⇒いなり‐どりい【稲荷鳥居】 ⇒いなり‐まち【稲荷町】 ⇒いなり‐まち【稲荷待】 ⇒いなり‐まつり【稲荷祭】 ⇒いなり‐もうで【稲荷詣で】 ⇒いなり‐やま【稲荷山】 ⇒いなりやま‐こふん【稲荷山古墳】

いなり‐こう【稲荷講】‥カウ🔗🔉

いなり‐こう稲荷講‥カウ 京都の伏見稲荷大社に陰暦2月初午はつうまに参詣するための講。豊川稲荷社など各地の稲荷社に参詣するものもある。〈[季]春〉 ⇒いなり【稲荷】

いなり‐しんこう【稲荷信仰】‥カウ🔗🔉

いなり‐しんこう稲荷信仰‥カウ 稲荷神社の祭神として祀られる倉稲魂神うかのみたまのかみへの信仰。農耕神信仰から商業神・屋敷神など多岐の信仰に拡大し、全国的に広まった。伏見稲荷大社を中心とし、各地に稲荷社が勧請される。狐を神使とする。 ⇒いなり【稲荷】

いなり‐じんじゃ【稲荷神社】🔗🔉

いなり‐じんじゃ稲荷神社】 京都市伏見区稲荷山の西麓にある元官幣大社。倉稲魂神うかのみたまのかみ・佐田彦神・大宮女命おおみやのめのみことを祀る。711年(和銅4)秦公伊呂具はたのきみいろくが鎮守神として創始。全国稲荷神社の総本社。二十二社の一つ。近世以来、各種産業の守護神として一般の信仰を集めた。今は伏見稲荷大社と称す。 ⇒いなり【稲荷】

いなり‐ずし【稲荷鮨】🔗🔉

いなり‐ずし稲荷鮨】 甘煮の油揚げの中に、すし飯をつめた料理。すし飯に牛蒡ごぼう・人参などを刻んで煮たものや炒った麻の実をまぜたものもある。しのだずし。きつねずし。 ⇒いなり【稲荷】

いなり‐どりい【稲荷鳥居】‥ヰ🔗🔉

いなり‐どりい稲荷鳥居‥ヰ 鳥居の一形式。柱下に亀腹かめばら、柱頭に台輪を付したもの。明神みょうじん鳥居に似る。台輪鳥居。 ⇒いなり【稲荷】

いなり‐まち【稲荷町】🔗🔉

いなり‐まち稲荷町】 ①(楽屋に祀った稲荷明神のそばにあったところから)江戸時代、歌舞伎の立役の最下級の者のたまり部屋。 ②最下級の立役の称。ぺいぺいやくしゃ。したまわり。おした。 ⇒いなり【稲荷】

いなり‐まち【稲荷待】🔗🔉

いなり‐まち稲荷待】 稲荷の祭。いなりまつり。 ⇒いなり【稲荷】

いなり‐まつり【稲荷祭】🔗🔉

いなり‐まつり稲荷祭】 ①江戸時代、2月の初午はつうまの日の稲荷の祭。特に江戸の歌舞伎芝居の関係者が守護神として祀った。 ②京都の伏見稲荷大社の4月の中の午の日の神幸祭、5月の初卯の日の還幸祭。〈[季]春〉 ⇒いなり【稲荷】

いなり‐もうで【稲荷詣で】‥マウデ🔗🔉

いなり‐もうで稲荷詣で‥マウデ 2月の初午の日に稲荷社に参詣すること。福参り。→初午⇒いなり【稲荷】

いなり‐やま【稲荷山】🔗🔉

いなり‐やま稲荷山】 京都市東山連峰の南端、深草山の北にある山。西麓に稲荷神社(伏見稲荷大社)がある。(歌枕) ⇒いなり【稲荷】

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