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し‐かん【篩管・師管】‥クワン🔗🔉

し‐かん篩管・師管‥クワン 植物の維管束の篩部の主要な組織。柱状の細胞(篩管要素)が縦方向に連なり、細胞壁の所々に小孔があって、篩ふるい状をなし、同化物質の運搬を担う。ふるいかん。

し‐こつ【篩骨】🔗🔉

し‐こつ篩骨】 頭蓋とうがい骨の一部。鼻腔と前頭蓋窩および両眼窩との間にあり、蜂の巣状。篩骨の篩板の上には嗅球がのっており、篩板の小さな孔を嗅神経が通る。→頭蓋骨(図)

し‐ばん【篩板・師板】🔗🔉

し‐ばん篩板・師板】 ①篩管の細胞壁および隔壁にある、小孔(篩孔と呼ぶ)の多数集まった部分。ふるいばん。 ②カイロウドウケツの上端を覆う篩状部。 ③クモ類の出糸突起の一つ。

し‐ぶ【篩部・師部】🔗🔉

し‐ぶ篩部・師部】 高等植物の茎葉の中心部にある篩管が集まっている部分。木部とともに維管束組織を構成する。同化物質その他体内物質の通道を担うが、植物体を支える繊維組織や柔組織をともなうことがない。↔木部

しぶ‐せんい【篩部繊維・師部繊維】‥ヰ🔗🔉

しぶ‐せんい篩部繊維・師部繊維‥ヰ 維管束の篩部を構成する細長く両端のとがった厚壁細胞。繊維として工業的に利用する。→靱皮じんぴ繊維

ふるい【篩】フルヒ🔗🔉

ふるいフルヒ 粉または粒状のものをその大きさによって選り分ける道具。普通、曲物まげものの枠の底に、馬尾・銅線・絹・竹などを細かく格子状に編んで作った網を張ったもの。とおし。〈倭名類聚鈔16⇒ふるい‐かん【篩管】 ⇒ふるい‐ぶ【篩部】 ⇒篩にかける

ふるい‐おと・す【振るい落とす】フルヒ‥🔗🔉

ふるい‐おと・す振るい落とすフルヒ‥ 〔他五〕 ①振っておとす。 ②(「篩い落とす」とも書く)篩ふるいにかけて落とす。転じて、多くの中からよくないものを除き捨てる。「試験で―・す」

ふるい‐かん【篩管】フルヒクワン🔗🔉

ふるい‐かん篩管フルヒクワン 〔生〕 ⇒しかん(篩管)⇒ふるい【篩】

○篩にかけるふるいにかける🔗🔉

○篩にかけるふるいにかける 多くの中からよいものだけを選び出す。選抜する。 ⇒ふるい【篩】 ふるい‐ぶ篩部フルヒ‥ 〔生〕 ⇒しぶ(篩部) ⇒ふるい【篩】 ふるい‐ふで震い筆フルヒ‥ ふるえた筆跡。特に、小野道風の書にいう。戦慄手わななきで。御伽草子、鉢かづき「道風が―もかくやらんと」 ⇒ふるい【震い】 ふるい‐やまい震い病フルヒヤマヒ おこり。瘧ぎゃく⇒ふるい【震い】 ふるい‐わ・ける篩い分けるフルヒ‥ 〔他下一〕 篩にかけてより分ける。転じて、一定の基準で選び分ける。選別する。「品物の良し悪しを―・ける」 ふる・う振るう・揮う・奮うフルフ [一]〔自五〕 (ものが自分の持つ生命力・活力を発揮して震動するのが原義) ①盛んになる。勇み立つ。発奮する。いきおいづく。地蔵十輪経元慶点「広く美うるわしき声誉ほまれ十方に流れ振フルフ」。「国力が大いに―・う」「―・って御参加下さい」 ②突飛である。奇抜でおもしろい。「理由が―・っている」 [二]〔他五〕 ①思うままにふり動かして活動させる。古今著聞集11「金岡、筆を―・ひて絵かける中に」。平家物語4「花の下の春の遊びには、紫毫を―・つて手づから御作を書き」 ②振り動かす。ゆり動かす。枕草子259「かけ竹うち割りなどしていとかうがうしうしたてて、うち―・ひ祈ることどもいとさかし」。「采配さいはいを―・う」「拳を―・う」 ③存分に発揮する。大いに駆使する。平家物語6「さしも日本一州に名を揚げ威を―・ひし人なれども」。日葡辞書「イセイ(威勢)ヲフルウ」。「腕を―・う」「熱弁を―・う」 ④あるだけ全部出しきる。蕩尽とうじんする。栄華物語あさ緑「御八講せさせ給はむとてよろづこたみは我が宝―・ひてむとのたまはせて」 ⑤勇みたたせる。はげます。白氏文集天永点「奮フルヒ呼ばうて死を効いたさむことを乞ふ」。「勇気を―・って立ち向かう」 ⑥振り動かして払い落とす。猿蓑「蚤を―・ひに起きし初秋」(芭蕉) ⑦(普通「篩う」と書く) ㋐篩ふるいにかけて物をよりわける。西大寺本最勝王経平安初期点「一処に擣き篩フルヒて、其の香末を取れ」。徒然草「よねつき―・ひたるに似たれば粉雪といふ」。「小麦粉を―・う」 ㋑転じて、価値あるものと無いもの、優れたものと劣ったものとをえりわける。選抜する。「志願者を試験で―・う」 ◇一般には「振」を使うが、[一]1、[二]1〜3では「揮」を使うことも多い。心をわきたたせる意では「奮」を使う。 ふる・う震ふフルフ 〔自四〕 ①人が神がかりの状態になる。枕草子一本23「久しうもあらで―・ひ出でぬれば」 ②寒さ・おそれなどで、身体が小きざみにゆれ動く。わななく。日本霊異記「皆其の難に遭ひ身―・ひ心慄おそり、たのむ所なし」。日葡辞書「コエガフルウ」 ③ゆれ動く。震動する。法華経玄賛平安中期点「雷の驚き擗フルヒて」。方丈記「地―・ひ家のやぶるる音雷に異ならず」 ④瘧おこりがおこる。マラリアの発作がおこる。好色一代男2「山の神見て瘧―・うたらばこれにて落すべし」 ふる・う篩うフルフ 〔他五〕 ⇒ふるう(振・揮・奮)[二]7 ブルーblue】 ①青色。藍色。 Munsell color system: 2.5PB4/12 ②憂鬱なさま。「―な気分」 ⇒ブルー‐カラー【blue-collar】 ⇒ブルー‐ギル【bluegill】 ⇒ブルー‐グラス【bluegrass】 ⇒ブルー‐ストッキング【bluestocking】 ⇒ブルー‐チーズ【blue cheese】 ⇒ブルー‐チップ【blue chip】 ⇒ブルー‐トレイン【blue train】 ⇒ブルー‐フィルム【blue film】 ⇒ブルー‐ブラック【blue-black】 ⇒ブルー‐プリント【blue print】 ⇒ブルー‐ベリー【blueberry】 ⇒ブルー‐マウンテン【Blue Mountain】 ⇒ブルー‐マンデー【blue Monday】 ⇒ブルー‐リボン【blue ribbon】 ぶる・うブルフ 〔自五〕 恐れてふるえる意の俗語。 ブルー‐カラーblue-collar】 (青襟の作業衣を着るからいう)肉体労働者。現場で働く労働者。青服あおふく。↔ホワイト‐カラー。 ⇒ブルー【blue】 ブルー‐ギルbluegill】 サンフィッシュ科の淡水産硬骨魚。全長約20センチメートル。体は灰褐色で、鰓蓋えらぶた後縁に青黒色の斑紋がある。北アメリカ原産。釣り人によって湖や河川に放され、関東以西で急速に拡大。特定外来生物。 ⇒ブルー【blue】 プルークボーゲンPflugbogen ドイツ】 スキーを逆V字形に開いたまま回転する技術。全制動回転。 ブルークマンKarl Brugmann】 ドイツの言語学者。ギリシア語・比較言語学を研究、ボップ・シュライヒャー(A. Schleicher1821〜1868)の後を継いで、印欧語学に指導的役割を果たす。青年文法学派の中心。著「インド‐ゲルマン語比較文法綱要」。(1849〜1919) ブルー‐グラスbluegrass】 〔音〕(牧草の意)アメリカ合衆国ケンタッキー州の山岳地帯の民謡から1940年代に派生したカントリー‐ミュージック。バンジョー・マンドリン・ギター・フィドル(バイオリン)などで演奏。 ⇒ブルー【blue】 ブルースblues】 ①19世紀末にアメリカの黒人の間に生まれた大衆歌曲。ブルーノートという独特の音階・旋法を用い、3行詩型12小節が基本型。多くは個人の苦悩や絶望感を即興的に歌った。ジャズの成立にも大きく影響。 ②社交ダンス用に演奏される4分の4拍子の哀調をおびた曲。 ブルーズblouse フランス⇒ブラウス プルーストMarcel Proust】 フランスの小説家。その長編小説「失われた時を求めて」は、記憶と意識の持続とを核としながら、第3共和政下のフランスの上流社会とそこに生きる人びとの変容を描き出し、芸術に対する作者の理想を示したもので、20世紀の小説に決定的な影響を及ぼした。(1871〜1922) プルースト 提供:毎日新聞社 ブルー‐ストッキングbluestocking(→)青鞜せいとう⇒ブルー【blue】 ふる‐うた古歌】 ふるいうた。古人のうた。こか。源氏物語蓬生「はかなき―、物語など」 ブルータスBrutus⇒ブルートゥス ⇒ブルータスよ、お前もか

ふるい‐ぶ【篩部】フルヒ‥🔗🔉

ふるい‐ぶ篩部フルヒ‥ 〔生〕 ⇒しぶ(篩部) ⇒ふるい【篩】

ふるい‐わ・ける【篩い分ける】フルヒ‥🔗🔉

ふるい‐わ・ける篩い分けるフルヒ‥ 〔他下一〕 篩にかけてより分ける。転じて、一定の基準で選び分ける。選別する。「品物の良し悪しを―・ける」

ふる・う【篩う】フルフ🔗🔉

ふる・う篩うフルフ 〔他五〕 ⇒ふるう(振・揮・奮)[二]7

[漢]篩🔗🔉

 字形 〔竹部10画/16画/6833・6441〕 〔音〕シ(呉)(漢) 〔訓〕ふるい [意味] 網目を通して細かい物と粗い物とをより分ける(竹製の)道具。ふるい。 ▷[籭][簁]は異体字。

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