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さい‐く【細工】🔗🔉

さい‐く細工】 ①手先を働かせて細かい物を作ること。また、そのもの。その職人。源氏物語宿木「道々の―どもをいと多く召しさぶらはせ給へば」。「精巧な―を施す」 ②細かな点についてのくふう。特に、小さな点を変えるなどして、人目をあざむこうとする企み。「陰で―をする」「へたな―はよせ」 ③(名詞の上に付けて)本格的でない、素人臭い、の意。「―芸」「―浄瑠璃」 ⇒さいく‐がしら【細工頭】 ⇒さいく‐きき【細工利き】 ⇒さいく‐こんぶ【細工昆布】 ⇒さいく‐じょ【細工所】 ⇒さいく‐どころ【細工所】 ⇒さいく‐にん【細工人】 ⇒さいく‐みょうが【細工冥加】 ⇒さいく‐もの【細工物】 ⇒細工は流々仕上げを御覧じろ ⇒細工貧乏人宝

さいく‐がしら【細工頭】🔗🔉

さいく‐がしら細工頭】 江戸幕府の職名。細工所さいくじょ2の主任者。 ⇒さい‐く【細工】

さいく‐きき【細工利き】🔗🔉

さいく‐きき細工利き】 細工に巧みなこと。また、その人。狂言、瓜盗人「此の畑主は殊ない―と見えて、其儘の人ぢや」 ⇒さい‐く【細工】

さいく‐こんぶ【細工昆布】🔗🔉

さいく‐こんぶ細工昆布】 昆布を加工した食品。とろろこんぶ・おぼろこんぶの類。大阪の名産。 ⇒さい‐く【細工】

さいく‐じょ【細工所】🔗🔉

さいく‐じょ細工所】 ①器物を細工する所。工房。 ②江戸幕府の役所。若年寄の支配に属し、京都の皇室・公家への献進品または幕府の武具・馬具・建具・制札などの細工をつかさどった。 ③⇒さいくどころ⇒さい‐く【細工】

さいく‐どころ【細工所】🔗🔉

さいく‐どころ細工所】 平安時代以後、院や摂関家・国衙こくがなどに置かれ、調度類の細工物を製造した所。さいくしょ。 ⇒さい‐く【細工】

さいく‐にん【細工人】🔗🔉

さいく‐にん細工人】 細工をする職人。細工に巧みな人。 ⇒さい‐く【細工】 ○細工は流々仕上げを御覧じろさいくはりゅうりゅうしあげをごろうじろ 細工の仕方は色々あるが、工夫くふうを十分こらしているから、結果をみてから批判してくれの意。 ⇒さい‐く【細工】 ○細工貧乏人宝さいくびんぼうひとだから 細工に巧みな人は、他人に重宝がられるだけで、自分は常に貧乏するの意。「器用貧乏人宝」とも。 ⇒さい‐く【細工】

○細工は流々仕上げを御覧じろさいくはりゅうりゅうしあげをごろうじろ🔗🔉

○細工は流々仕上げを御覧じろさいくはりゅうりゅうしあげをごろうじろ 細工の仕方は色々あるが、工夫くふうを十分こらしているから、結果をみてから批判してくれの意。 ⇒さい‐く【細工】

○細工貧乏人宝さいくびんぼうひとだから🔗🔉

○細工貧乏人宝さいくびんぼうひとだから 細工に巧みな人は、他人に重宝がられるだけで、自分は常に貧乏するの意。「器用貧乏人宝」とも。 ⇒さい‐く【細工】 さい‐くぶん細区分】 (subdivision)ある概念を区分したものを、さらにまた区分すること。副区分。 さいく‐みょうが細工冥加‥ミヤウ‥ 細工の技術を持っているために受けるおかげ。細工人の名誉。 ⇒さい‐く【細工】 さいく・む細工む】 〔自四〕 (「細工」を活用させた語)細工をする。細かい技巧をこらす。無名抄「あまり―・みてとかくすれば」 さいく‐もの細工物】 細工をした物。加工品。 ⇒さい‐く【細工】 サイクリック‐エー‐エム‐ピーサイクリックAMP】 〔生〕(cyclic adenosine monophosphate)環状ヌクレオチドの一つ。サイクリック‐アデノシン‐3′、5′‐一リン酸。広く動植物組織や細菌の、特に膜構造に局在。多くのホルモンや生理活性物質による細胞外情報を標的細胞に伝達し、特定酵素の生成・代謝調節に関与する。細胞膜を通しての物質輸送や細胞の増殖・分化にも重要な機能を持つとされる。環状AMP。cAMP サイクリングcycling】 楽しみのために自転車に乗ること。自転車の遠乗り。 サイクルcycle】 ①周期。循環過程。 ②振動数・周波数の単位。国際単位系のヘルツに等しい。サイクル毎秒。 ③自転車のこと。「レンタ‐―」 ⇒サイクル‐タイム【cycle time】 ⇒サイクル‐ヒット【cycle hit】 サイクル‐タイムcycle time】 コンピューターで、データの記録と再生の開始との間に必要な最小の時間間隔。 ⇒サイクル【cycle】 サイクル‐ヒットcycle hit】 野球で、一人の選手が1試合に単打・二塁打・三塁打・本塁打を打つこと。順番は問わない。 ⇒サイクル【cycle】 サイクロイドcycloid】 〔数〕平面内において一直線上を円が滑ることなくころがるとき、円周上に固定された一点(P)が描く曲線。擺線はいせん。 サイクロイド ⇒サイクロイド‐はぐるま【サイクロイド歯車】 サイクロイド‐はぐるまサイクロイド歯車】 一方の歯車の歯形をエピ‐サイクロイド(外擺線がいはいせん)、他方の歯車の歯形をハイポ‐サイクロイド(内擺線ないはいせん)とした歯車。時計などに使用する。 ⇒サイクロイド【cycloid】 サイクロトロンcyclotron】 〔理〕加速器の一つ。磁場の中で円運動をしているイオンを同じ周期の高周波電場によって加速して、1000万〜数億電子ボルトのエネルギーをもつようにする装置。放射性同位体の製造や原子核の人工破壊に用いる。 サイクロンcyclone】 〔気〕インド洋に発生する熱帯低気圧。季節風交替期(5月・10月)によく発生し、ベンガル湾沿岸地方などを襲う。 さい‐くん細君】 (「細」は小の意。「妻君」と書くのは当て字) ①他人に対して、自分の妻をいう語。 ②転じて、他人の妻をいう語。島崎藤村、家「そりやあ君―の有る人と無い人とは違ふからね」 さい‐ぐんび再軍備】 一度軍備を廃止した国家が再び軍備をととのえること。 サイケ サイケデリックの略。「―調」 ざい‐け在家】 ①出家していない人。在俗の人。今昔物語集1「―の時、…形勝れて端正限りなき女を妻として」 ②在郷の家。民家。平家物語4「白河の―に火を懸けて焼きあげば」 ③中世、領主の在家役賦課の単位で、荘園内の屋敷と付属の田畑を含めていう称。 ⇒ざいけ‐そう【在家僧】 ⇒ざいけ‐やく【在家役】 ざい‐け済家】 〔仏〕臨済宗の宗門。臨済宗の寺。 さい‐けい宰卿】 大臣。宰相。卿相。 さい‐けい菜畦】 野菜を植えたはたけ。野菜畑。 さい‐けい歳計】 一会計年度内における歳入・歳出の総計。「―欠損」 ⇒さいけい‐じょうよきん【歳計剰余金】 さい‐けい蔡京】 北宋末の政治家。福建仙游の人。徽宗のもとで宰相となり栄華をきわめたが、金軍の侵入により失脚。死後は、権力をほしいままにし、靖康の変による北宋滅亡の原因をつくったと評された。(1047〜1126) さい‐げい才芸】 才能と技芸。 ざい‐けい財形】 勤労者財産形成促進制度の略。住宅・年金など勤労者の財産形成の促進をねらいとして設けられた非課税の貯蓄優遇制度。1971年制定の勤労者財産形成促進法に基づく。「―貯蓄」「―年金」 ざい‐けい財経】 財政と経済。 さいけい‐こく最恵国】 (most favoured nation)通商条約を締結する諸国のうち最も有利な取扱いを受ける国。MFN 「―待遇」 ⇒さいけいこく‐じょうこう【最恵国条項】 さいけいこく‐じょうこう最恵国条項‥デウカウ 通商条約などの両当事国が、他の国々に対して与える待遇と同等の待遇を、互いに常に与え合うことを約束する条項。 ⇒さいけい‐こく【最恵国】 さいけい‐じょうよきん歳計剰余金】 一般会計の一会計年度の決算において、収納済みの歳入金額から支出済みの歳出金額を差し引いた残額。翌年度の歳入に繰り入れる。 ⇒さい‐けい【歳計】 ざいけい‐ほうていしゅぎ罪刑法定主義‥ハフ‥ いかなる行為が犯罪であるか、その犯罪にいかなる刑罰を加えるかは、あらかじめ法律によって定められていなければならないとする主義。 さい‐けいれい最敬礼】 最上の敬礼。もと天皇・神霊などに対して行う敬礼として定められた。「―で迎える」 さい‐げき細隙】 ①狭いすきま。 ②〔理〕(→)スリットに同じ。 ざいけ‐そう在家僧】 妻帯・肉食をなす僧。 ⇒ざい‐け【在家】 さい‐けつ採血】 疾病の診断や輸血などのために、血液を静脈または皮膚切創から採取すること。 さい‐けつ採決】 議長が議案の可否を会議構成員に問うて採否を決定すること。「―をとる」「法案を―する」 さい‐けつ裁決】 ①理非を裁断して申し渡すこと。さばき。「―を仰ぐ」「―を下す」 ②審査請求に対して、一定行政庁が判断を与える行為。 ⇒裁決流るる如し さい‐げつ災孼】 わざわい。災害。太平記17「且は当時の―を避けんが為なり」 さい‐げつ歳月】 としつき。年月。「―を費やす」 ⇒歳月流るる如し ⇒歳月人を待たず さい‐けっしょう再結晶‥シヤウ 結晶性固体を溶媒に溶かし、冷却または蒸発などによって再び結晶させること。結晶中の不純物を除き精製するために行う。

さいく‐みょうが【細工冥加】‥ミヤウ‥🔗🔉

さいく‐みょうが細工冥加‥ミヤウ‥ 細工の技術を持っているために受けるおかげ。細工人の名誉。 ⇒さい‐く【細工】

さいく・む【細工む】🔗🔉

さいく・む細工む】 〔自四〕 (「細工」を活用させた語)細工をする。細かい技巧をこらす。無名抄「あまり―・みてとかくすれば」

さいく‐もの【細工物】🔗🔉

さいく‐もの細工物】 細工をした物。加工品。 ⇒さい‐く【細工】

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