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から‐くり【絡繰・機関】🔗🔉

から‐くり絡繰・機関】 (カラクルの連用形から) ①糸のしかけであやつって動かすこと。また、その装置。転じて、一般に、しかけ。狂言、瓜盗人「この畑主は細工ききぢや。ことの外よい―ぢや」 ②しくんだこと。計略。たくらみ。浄瑠璃、心中天の網島「二人の手を切らせしは、このさんが―」。「―を見破る」 ③(→)絡繰人形に同じ。軽口露がはなし「芝居より借用した―の張抜ぢや」。樋口一葉、闇桜「八百屋お七の―が見たいと云つたんだツけ」 ④絡繰眼鏡の略。誹風柳多留22「―をへつぴり腰でのぞいてる」 ⑤やりくり算段。新編柳樽36「―の楽屋らつちもない始末」 ⇒からくり‐じかけ【絡繰仕掛】 ⇒からくり‐しばい【絡繰芝居】 ⇒からくり‐しんしょう【絡繰身上】 ⇒からくり‐どうろう【絡繰灯籠】 ⇒からくり‐にんぎょう【絡繰人形】 ⇒からくり‐まと【絡繰的】 ⇒からくり‐めがね【絡繰眼鏡】 ⇒からくり‐や【絡繰屋】

からくり‐じかけ【絡繰仕掛】🔗🔉

からくり‐じかけ絡繰仕掛】 ①からくりの装置。 ②見かけの体裁をよくして、内容を粗末にすること。 ⇒から‐くり【絡繰・機関】

からくり‐しばい【絡繰芝居】‥ヰ🔗🔉

からくり‐しばい絡繰芝居‥ヰ 絡繰人形の芝居。竹田芝居。 ⇒から‐くり【絡繰・機関】

からくり‐しんしょう【絡繰身上】‥シヤウ🔗🔉

からくり‐しんしょう絡繰身上‥シヤウ 表面だけゆたかに見えるが、内情の苦しい身代。 ⇒から‐くり【絡繰・機関】

からくり‐どうろう【絡繰灯籠】🔗🔉

からくり‐どうろう絡繰灯籠】 中に回り灯籠をしかけ、模様の変わるように見せかけたもの。 ⇒から‐くり【絡繰・機関】

からくり‐にんぎょう【絡繰人形】‥ギヤウ🔗🔉

からくり‐にんぎょう絡繰人形‥ギヤウ ①糸やぜんまいなどの仕掛けで、動くように造った人形。 ②他人の意のままに動く人。 ⇒から‐くり【絡繰・機関】

からくり‐まと【絡繰的】🔗🔉

からくり‐まと絡繰的】 吹矢などが的にあたると、的がひっくり返って種々の人形が現れるようにしかけたもの。 ⇒から‐くり【絡繰・機関】

からくり‐や【絡繰屋】🔗🔉

からくり‐や絡繰屋】 ①種々のやりくり算段をする人。 ②物事をたくらんで人をあざむく者。 ⇒から‐くり【絡繰・機関】

から‐く・る【絡繰る】🔗🔉

から‐く・る絡繰る】 〔他四〕 ①精巧に作る。また、精巧な仕掛けで動かす。特に、糸を縦横からひっぱり、吊りからげて動かす。あやつる。 ②巧みに策略をほどこす。かげにいて人を働かせる。たくらむ。仮名草子、是楽物語「とかく意地悪きたくみを夫婦―・り侍るうちに」

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