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ほころ・びる【綻びる】🔗⭐🔉
ほころ・びる【綻びる】
〔自上一〕[文]ほころ・ぶ(上二)
①縫目がとける。糸がほどけて開く。源氏物語紅葉賀「包むめる名やもり出でんひきかはしかく―・ぶる中の衣に」。「袖口が―・びる」
②蕾つぼみが開きそめる。古今和歌集春「青柳の糸よりかくる春しもぞ乱れて花の―・びにける」
③顔つきがやわらぐ。口を開く。源氏物語少女「人々皆―・び笑ひぬれば」。源氏物語梅枝「霞だに月と花とをへだてずはねぐらの鳥も―・びなまし」。「顔が―・びる」
④気持や隠していたことが外に現れる。源氏物語若菜上「いかならむ折りにか、その御心ばへ―・ぶべからむと、世人もおもむけ疑ひけるを」
⑤気持がほぐれる。うちとける。根無草「是より少し―・びて、彼男、舟さし寄せ」
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