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しか‐して【而して・然して】🔗⭐🔉
しか‐して【而して・然して】
〔接続〕
そうして。そうであるから。
しか‐も【然も・而も】🔗⭐🔉
しか‐も【然も・而も】
[一]〔副〕
そのように。さように。万葉集1「三輪山を―隠すか雲だにも」
[二]〔接続〕
①なおその上に。古今著聞集16「僅かなるこまらの、―きぬかづきしたるを」。「聡明で―美人」
②それでも。けれども。史記殷本紀建暦点「湯とうを奸おかさむと欲するに、而シカモ、由よし無し」。方丈記「行く川の流れは絶えずして―もとの水にあらず」。「注意され、―改めない」
しかる‐に【然るに・而るに】🔗⭐🔉
しかる‐に【然るに・而るに】
〔接続〕
①そうであるのに。それなのに。竹取物語「力を尽したること少なからず。―禄いまだ給はらず」。「反対も多い。―強行採決とは」
②そういうことであるなら。今昔物語集3「…と云ひて剣を抜きて立つれば、大臣・公卿の云はく、『―由なし』と云ひて位に即つけつ」
③さて。ところで。御伽草子、七草草子「―須弥しゅみの南に、白鵞鳥といふ鳥あり」
しかる‐を【然るを・而るを】🔗⭐🔉
しかる‐を【然るを・而るを】
〔接続〕
そうであるのに。それにもかかわらず。
しこう‐し‐て【而して】シカウ‥🔗⭐🔉
しこう‐し‐て【而して】シカウ‥
〔接続〕
(シカクシテの音便)(漢文訓読系の語)そうして。それから。三蔵法師伝承徳点「爾シカウシテ其の雕軒ちょうかん、架かまえ逈はるかにして」。古今著聞集4「…。―後、経史我国にまなびつたへたり」。「然り―」
じ‐りつ【而立】🔗⭐🔉
じ‐りつ【而立】
[論語為政「三十而立」]30歳の称。
そ‐して【然して・而して】🔗⭐🔉
そ‐して【然して・而して】
〔接続〕
そうして。その上に。浄瑠璃、曾根崎「ぐわらぐわら一分いちぶをまきちらし、―往いんだら寝よからう」
[漢]而🔗⭐🔉
而 字形
〔而部0画/6画/2809・3C29〕
〔音〕ジ(漢)
〔訓〕しこうして・しかるに・なんじ
[意味]
①接続の助字。
㋐しこうして。しかして。「学而時習之=学んで時にこれを習う」〔論語〕「而立・形而上学・形而下」
㋑しかるに。しかれども。しかも。「樹欲静而風不止=樹き静かならんと欲ほっすれども風止やまず」〔韓詩外伝〕「結盧在人境而無車馬喧=盧いおりを結んで人境に在り、しかも車馬の喧かしましき無し」〔陶淵明〕「似而非えせ」
▷漢文訓読では、㋐㋑ともに置き字として読まず、前の字に「…て」「…ども」などと送り仮名をつけてよむことが多い。
②二人称の代名詞。なんじ。(同)爾。「必ず而なんじの翁を烹にんと欲せば…」〔史記〕
[解字]
解字
長くたれたあごひげの象形。借りて、助字・代名詞に用いる。
[難読]
而已のみ


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