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あら・びる【荒びる】🔗🔉

あら・びる荒びる】 〔自上一〕 (→)「荒ぶ」(上二)に同じ。祝詞、鎮火祭「此の心悪しき子の心―・びるは」

さ・びる【荒びる・寂びる】🔗🔉

さ・びる荒びる・寂びる】 〔自上一〕[文]さ・ぶ(上二) 生気・活気が衰え、元の姿などが傷つき、いたみ、失われる意。 ①あれる。荒涼たるさまになる。万葉集1「ささなみの国つ御神のうら―・びて荒れたる都見れば悲しも」。日葡辞書「サビタトコロ」 ②心にさびしく思う。わびしがる。万葉集4「まそ鏡見あかぬ君に後れてや旦夕あしたゆうべに―・びつつをらむ」 ③(色などが)あせる。みすぼらしくなる。衰える。玉葉集「夕づく日色―・びまさる草の下に」。誹風柳多留8「踊り子も鮎と一所に―・びるなり」 ④古びて趣がある。枯淡の趣を持つ。寂寥簡古の趣などを評する歌論用語としても藤原俊成以来使われた。慈鎮和尚自歌合「難波の蘆に通ふ松風、殊に―・びてきこえ侍り」。平家物語灌頂「岩に苔のむして―・びたる所なりければ」。「―・びた声」「―・びた芸」

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